なんだか、信じられないことばっかりに巻き込まれてるんですが・・・人間不信になりそうやねんけど・・・
月曜日に突然、「外の張り紙を見たんですけど、パートさんの募集してますよね?応募したいんでですけど!!!」と通りがかりのオバチャンがお店に入ってくるなり宣言したきた!
へ?!自分も含めて、店内のスタッフ一同ビックリ!
当時、自分は窓口にて、取引先の営業の人と会話中で、他のスタッフも窓口で接客中・・・
「何、その自己主張は?」と心のうちで思いながら、隣の店のヘマモト店長を呼び出して、あとは応対してもらった。
で、さっそく本部へ連絡して、水曜日に面接することになった。
オバチャンが帰った後、スタッフで品定めを開始した。「誰と同じくらいの年なんかなぁ?」「ターミネーターさんくらいじゃないですかね?」「それやったら、35歳前後やね」「まぁ、そんなもんでしょ!」
「他に印象は?」「ママチャリに乗ってましたよ。」「て、ことは近所に住んでるんだ!」「それと、ママチャリにチャイルドシートが付いてました。」「子持ちの主婦なんだ!」
「他には?」「飛び込みで来るってことは、お金に困ってるのかな?」「折込チラシで求人したのって、だいぶ前だったよね・・・て、ことは新聞をとってないんだ・・・」
で、水曜日、いよいよ面接。オバチャンはこの前とまったく同じ服装で、それも普段着のままで面接にやってきた・・・もしかして、常識がまったくない人?スタッフ一同に不安がよぎる・・・
面接官はヘマモト店長と統括課長の二人だ!・・・統括課長といったら、女を見る目がない!と社内では有名なんだけど、大丈夫かな・・・
しばらくして、どうやら、話はまとまったみたいで、即、採用っぽい。統括課長がオバチャンを連れて、店内を案内しはじめている・・・「マジで採用?」
そして、業務終了後にヘマモト店長に呼び出された。「今日の人ってどうよ?」「オバチャンですか?」「ちがうって、オレも唖然としたけど、あの人はホンマは24歳やねん!」
・・・24歳・・・ウソやろ・・・うちの最年少のアニーより年下って・・・・あの老け方は、絶対におかしいって!
うちらの職業は、大学卒業後に国家試験を受験して、合格しないとなれないから、「店長、24歳ってことは、職歴がまったくないんですよね?」「まったくじゃないけど、3ヶ月前からパートで働いてて、今のところは休職扱いになってて、いつでも辞めていいらしいねん・・・・」「
アヤシさ満載だ・・・「確かお子さんいるんですよね?」「バツイチで1歳の子供を一人で育ててる・・・」「て、ことは短時間の勤務?」「いや、延長保育にするから、金曜日以外は5時くらいまで大丈夫やねん。でも、金曜日は通院してるねん・・・」「どこ?」「●●●・・・」
あかんって、それは!「店長、その人には悪いけど、絶対反対!まずスタッフに受け入れられないよ!それに、お客さんに知れたら、来なくなりますよ・・・」「薬は1種類だけらしいし、課長は今しんどいときだから、一時的に病気になってるだけで、環境が変わったら良くなると思うって言ってるんだけど・・・」「逆に適応できなくて、パニック起こされるかも?」
・・・マサコ様は、未だに治ってないけど、いいんかい!リスクの大きい人間を雇って、あとで重大な事故が起こっても知らんで・・・
ほんまに課長ったら、頭数さえ揃えたら十分やろ!って考えが、まず、あかんねん。だから、ヘマモト店長なんかに、店長を平気で任せるんだよ・・・適材適所!って考えがないのかよ・・・
「店長、誰がめんどうを見るの?うちの店はスタッフの数が少ない上に、自分がその人に付きっ切りになったら、お店が回りませんが・・・」「オレが、向こうの店で、面倒を見るほうがいいの?」「あっちは、ここよりもスタッフが多いから、大丈夫でしょ?店長とその人を1セットにして、連れ歩いててくださいね。もちろん、店長がお休みの日は、その人は休みってことで、お願いします!それと、必ず、主治医から、まともに働けるっていう証明書をもらってください!それと、今日の服装からと職歴なしから想像するに、かなり社会常識がない人物と思われるので、遅刻頻発、無断欠勤、盗難などトラブルが発生したら、即、クビにできるよう課長と話しといてくださいね!」
で、今日スタッフへ、採用状況を説明したら、やっぱり反対意見ばっかり・・・前途多難や・・・