今日のひぐらしのなく頃に粋はどうかな?
綿流し編 END(エピローグ)
鹿骨市内の大学病院に入院している圭一の個室に大石が見舞いに来る。
大石と圭一は、付き添いの母親をしばらくの間退出させ、二人っきりで話を始める。
圭一の大けがのせいで、引っ越しが遅れることになってしまったが、両親は雛見沢の家を出て、新しい引っ越し先で生活している。
圭一も搬送可能な状態まで回復したら、引っ越し先の病院に転院する予定だ。
圭一が魅音に刺された夜、詩音はベランダから落ちて死んだが、魅音の仕業以外には考えられない。
大石も、圭一の意見に同意する。
そして、園崎家の地下の隠し井戸が見つかり、失踪者全員の遺体をその井戸の底で発見した、と大石は告げた。
井戸の底からは、失踪者全員の遺体だけではなく、死後10年以上経過したと思われる人骨も最低3人分見つかった、と大石は続ける。
大石はさらに、梨花が糖尿病でインスリンの注射を常用していたか、と圭一に尋ねる。
梨花のスカートのポケットから注射器が見つかったが、破損していたため薬物は特定できなかった。醤油をもらいに行くついでに注射器を持っていくのは変だ、と。
また、村のマスコットだった梨花の盲信していた年寄りたちと、殺してしまった園崎家とで、騒然としているらしい、と大石は圭一に教えてくれた。
母親がドアをノックして、圭一の様子をうかがう。
圭一はあと少しと答えて、母親を追い返すが、大石が見舞いを切り上げようとし始める。
圭一が、魅音が今どうしているのかを大石に尋ねると、大石は、詩音は誰に殺されたのか?と経圭一を刺したのは誰か?を尋ねてくる。
圭一は、どちらも魅音だ、と答える。
大石は、詩音殺しの犯人が魅音だという根拠は隣人の男の証言によるもので、この隣人は、暴力団員で詩音のボディーガードで、園崎姉妹が幼い内から親身になっていた、と話し出す。
この男は、隣の部屋のから聞こえてきた騒ぎは、姉妹が同居してた頃によく聞いた姉妹喧嘩の騒ぎに間違いなかった、と証言した。
魅音と詩音が罵り合う声が聞こえ、取っ組み合いをする大騒ぎが聞こえてきたが、初めは錯乱による幻覚だと思い放っておいた。このような大騒ぎは、当時は毎晩あることだった。
しかし、いつになく長いので、鎮静剤を与えようと思い部屋を訪れ、管理人に鍵を持ってこさせるまでの間に騒ぎが収まり、一応様子だけ見ようと思い、呼び出しに反応がないのを確認の上、開錠に踏み切った。
それで、部屋がぐちゃぐちゃ、ベランダには詩音が突き落とされていたので、魅音の犯行に違いない、と。
男の証言は壁越しに聞いたもので、このマンションは組の関係で住人はほとんどいない、騒ぎを聞いたものは彼らだけで、魅音を目撃した者は誰一人いない、と大石が話した。
つまり、詩音は亡くなっているため、圭一があの晩魅音を目撃した唯一の人間になる、と大石が言った。
もう一度確認するが、圭一は魅音に刺されたんだね?と大石が尋ねる。
もちろん、と圭一が答えると、大石は、魅音も井戸の底から見つかった、と告げる。
あの日、圭一を気絶させた後、魅音は、井戸の隠し通路から逃げ出そうとしてハシゴを降りる途中に足を踏み外し、井戸の底まで転落して、首の骨を折って死亡したと見られる。
検死の結果、間違いなくあの日に死亡したものと確認された、と。
さらに、鷹野は絞殺されてから焼かれたのだが、県警の初期の検死結果では死後24時間経過だったので、つじつまが合わないから、当日死亡と改ざんしたらしい。
この死後24時間という検死結果は、うちの鑑識は、かなり信頼できると言っている。
圭一は、綿流しの前日と当日に、鷹野に会っているし、大石も祭り前日に会っているが、死後24時間が正しければ、祭りの前日の晩には、鷹野はもう死んでいることになっているはずで、祭具殿に忍び込んだとき、すでに鷹野は亡くなっていることになるのだ。
大石は、今回の事件は死人が歩き回りすぎだ、と言って、大石は病室を出ていく。
大石が部屋から出ていき、圭一は、事件はまだまだ続いている、と思っていると、鮮血をこびりつかせた腕がベッドの下から生えてきた!
圭一は幻だと思ったが、魅音の声がする。
「もし今日以降、私の姿があったとしても、それは私の姿をした鬼だ。」
魅音はハシゴから落ちた時にケガをしたのか、何本かの指の爪は、ぱっくりと開いて剥げかけていた。
その腕が、ベッドの上をまさぐり、圭一の腕を探す。
圭一は、「例えば、今日ここで俺が死んじゃうんだよ。だけども、明日以降もここにいて、普通に生活してみせるんだよ。で、あとでそれが大石のヤツにわかって、またしても死亡日時が合わないって、大騒ぎするんだよ。鷹野さんに、魅音、そして俺で3人目。な、面白いんだろ?・・・あんまり面白くなかった?」と話す。
魅音の血塗れの腕が、圭一の手首を探り当て、爪の剥がれた指で、爪を立てるようにぎゅっと握りしめて・・・
痛い、と圭一が叫ぶ。
迎えに来たよ、と魅音が言う。
手首を振りほどこうにも、信じられないくらいの力で締め付けられ、振りほどくことができない。
握られているのは、片手の手首だけのはずなのに、なぜか全身が動かない。
左手の小指の先端に、歪な釘の手触りがする。
額を割った魅音が、血をこびりつかせて、にやりと笑いながら、目の前に・・・
何も終わっていない・・・この事件は何も終わってなんかない。・・・まだ続いている。誰かこの事件を終わらせてください。それだけが、俺の望みです・・・
魅音は、「あの時、一つかなえてあげたでしょ?今度はダメ。」と笑った。
魅音は、圭一の小指の先端に当てられた釘をぐっと押さえつけ、もう片手に握られた金槌が大きく振り上げられ・・・
トロフィー:綿流しをゲット!
TIPS:事件報告
昭和58年6月。
鹿骨市雛見沢で、連続失踪事件が発生した。
容疑者は、園崎魅音。
容疑者は、6月19日から21日までの間に雛見沢住人5人(園崎お魎、園崎詩音、公由喜一郎、古手梨花、北条沙都子)を拉致監禁して殺害した疑い。
事件は当初、情報不足のため初動捜査で遅れをとったが、偶然的、電撃的に解決した。
23日午前中、園崎邸を巡回していた警邏車両は邸内よりの悲鳴を聞き、緊急措置として邸内へ突入。
失踪中の容疑者の妹(園崎詩音)とクラスメイト2名(前原恵一、竜宮礼奈)を保護した。
容疑者は現場より逃走する。
失踪者たちを殺害しと思われる園崎邸内の離れ地下奥、秘密部屋からは、失踪者4人(園崎お魎、公由喜一郎、古手梨花、北条沙都子)の毛髪、皮膚片、血液などを発見。
秘密部屋内で失踪者たちが暴行を受けたものと断定した。
ただし、その遺体は依然、発見されていない。
監禁されていたクラスメイトの証言から、現場となった園崎邸内の離れ地下にあるものと見て捜索を続けているが、容疑者の逃亡ルート共々、発見には至っていない。
また、ほのめかしたとされる近年の連続怪死事件への関与も捜査が続けられるが、園崎魅音が直接または間接的に関わったという証拠は発見されていない。
事件の動機は今もなお不明な点が多く、また園崎家、雛見沢村住人の極度な非協力もあり、その解明には膨大な時間を要することが予想される。
地域に詳しい地元警察の見解では、雛見沢村内の信仰に対する冒涜行為を巡る内部懲罰、リンチ事件ではないかと見ている。
地域性に根差した特殊な事件であることは間違いなく、県警本部は慎重な捜査を命じた。
容疑者の妹で、もっとも監禁期間が長いと思われる失踪者(園崎詩音)から重要な手がかりを得られるのではないかと期待したが、事件後、精神に重度の後遺症を患い、今日まで正常な事情聴取に応じられる精神状態にない。
精神科医は、ショックによる一過性のものと診断したが、その回復の目処は今日でも立っていない。
お疲れさま会(綿流し編)追加!
圭一が刺されのはなぜだろう?綿流しでは、祭具殿に入ってせいだと考えられているが、鬼隠しでは、祭具殿には入っていないが命を狙われたのだが。
圭一は、殺されるような悪い事を何かやったらしい。
ほかのシナリオと圭一の共通項が見つけられれば、全体の事件を解くカギになりそうだ。
画像鑑賞 12.1%
音楽鑑賞 28.8%
TIPS 25.0%