今日の9時間9人9の扉 HD Smart Sound Novel はどうかな?
最初の扉で5を選んだのがいけないのかと思い、最初の扉で4を選択!
淳平、サンタ、紫、八代は4の扉、一宮、ニルス、四葉、セブンは5の扉へ入ることになった。
5の扉のチームが先に認証をして、5の扉に入り、無事にDEADを見つけて、起爆装置を止めることに成功した。
四葉が、DEADについて説明をしてくれた。REAは赤色で、DEADは青色をしているが、形も認証の仕方とかもまったく同じとのこと。
淳平たちも認証をして、4の扉の中に入る。
長い通路の先で赤く光るDEADを見つけて、ダッシュで駆け寄り認証する4人。
間に合ったらしく、起爆装置の電子音が止んだ。
通路の突き当たりには、火星のマークのついた鍵穴のあるドアがあり、開かなかった。
左のドアはB92、右のドアはB93と記されており、どちらのドアも簡単に開いた。
淳平と紫でB92、サンタと八代でB93の部屋を調べることになった。
淳平は船の見取り図を発見し、全長が300mほどあることに気づき、タイタニック号の姉妹船であるオリンピック号のことを思い出す。
オリンピック号は何度も事故を起こしている欠陥船で、船会社は処分に困り、新たに作られたタイタニック号であるかのように偽装して、莫大な保険金を掛けて故意に沈めた。本物のタイタニック号は、オリンピック号と名前を替えて、現役の客船として活躍し、引退後解体されたとのこと。
その話を聞いた紫は、タイタニック号は、呪いのせいで沈没したと言い出す。
タイタニック号にはピラミッドの中から盗掘されたアモン・ラー神殿の王女のミイラが積まれていた。その王女のミイラに関わった人間は、次から次へと謎の死を遂げていったとのこと。
そして、王女のミイラは、全身がガチガチに凍っており、まるで生きているように綺麗だったらしい。王女のミイラは、発見された時から凍っており、決して解けることがなかった。
B92をあらかた調べた淳平は、B93へ行ってみる。
サンタが、四葉のクローバーを貼り付けたしおりを見せてくる。
サンタは、希望、信頼、愛、幸運という言葉が嫌いだから、淳平にやると言っている。サンタの言っている4つの言葉は、四葉のクローバーの葉っぱの花言葉とのこと。
サンタいわく、その4つの言葉は、裏切るもんだからと、そもそも4という数字自体が好きになれないからとのこと。サンタはギャンブルをやるので、カブ(おいちょかぶ)での4は、中途半端な数字だからとのこと。
ギャンブル好きなサンタは、株もやっており、数年前に高騰したクレイドル製薬の株で、大もうけしたとのこと。
おいちょかぶの話を聞いたヤシロが、ノナリーゲームがおいちょかぶに似ていると言い出す。(数字をたして、9を造ったものが勝ち)
そして、ヤシロは、ノナリーというのは、9進法の~という意味だと教えてくれる。だから、ノナリーゲームは、9人のメンバーで、9時間以内に、9の扉を探して脱出するという、9をテーマにしたゲームになっているとのこと。
淳平は、紫のいるB92に戻る。
紫は、淳平が自分に隠し事がしていないかを聞いてくる。
紫は、小学校の同級生とこんなところでいっしょになったことを疑問に思っているのだ。
ゼロは、なぜ二人が同じ小学校に通っていたことを知っているのだろう。
紫は、小学校の同級生か学校関係者が関与しているのではないかと疑っていた。
B93に淳平が戻ると、サンタとヤシロが1枚の絵を見ていた。
ヤシロは、イギリスの生化学者シールドレイクの学説を書いた本の中で、この絵にそっくりな絵を見たと言い出す。その学説は、形態形成場仮説といい、生物の形や行動パターンといったものは、目に見えないフィールドを介して伝わっているんじゃないかというものとのこと。簡単にいうと、テレパシーのメカニズムに関する仮説らしい。
ヤシロに今見ている絵は何かと聞かれて、適当に答えて怒られる淳平。
ヤシロが、小型犬だと答えると、それにしか見えなくなる淳平とサンタ。
ヤシロが、この絵を見たという本の内容を話し始める。
イギリスのTV局が、どちらもぱっと見ただけではわからないんだけど、正解を教えられたらそれにしか見えなくなる絵を2枚用意し、その局の放送電波が届かない遠隔地へ、絵を送った。
被験者1000人に2枚の絵を見せて、何に見えるかを聞いたとこと、正答率は、9.2%と3.9%だった。
その2日後、TV局は、1枚の絵だけ、絵と正解を放送した。この番組の視聴者は200万人。
さらに2日後、その局の電波が届かない世界各地で、1回めの実験とは別の被験者850人を集め、2枚の絵を見せて、何に見えるかを聞いた。放映しなかったほうの絵の正答率は10%でかわりなかったが、答えを放送したほうの絵の正答率は6.8%で、倍増していた。
目に見えないフィールド=答えを知っている者が多ければ多いほど、そのフィールドを介して情報が伝わりやすくなる、という実験結果だったとのこと。
ヤシロは、本は読むけど、トンデモ理論なんて信じていないとばっさり。
そして、この絵の裏に、火星の鍵があったと淳平に告げる。
火星の鍵で、突き当りの扉を開けると、部屋の向こう側が鉄格子で仕切られた部屋になっており、こちら側にはエレベーターが2基と、扉があった。
エレベーターには、電気がきていないらしく、ボタンを押しても反応しなかった。
扉を開けると、そこは厨房だった。
厨房の奥の扉を開ければ、鉄格子の向こう側にいけそうなのだが、この扉が開かない。
この扉の横には、カードリーダーがついており、カードキーがあれば開きそうだ。
手分けして、カードキーを探していると、淳平が鍋を見つけて、役に立ちそうにないとつぶやくと、紫が、フューティリティ=無駄なものだと答える。
なんで今そんな単語が出てくるのかと淳平が尋ねると、紫は、タイタニックの沈没は予言されていたと言い出す。
タイタニック号の沈没の14年前に、フューティリティというタイトルの小説が発表された。
作者はモーガン・ロバートソンというアメリカの作家で、ストーリーは、大型客船が氷山に激突して沈没するというものだったが、この小説に書かれている船名・船籍・航路・出港時期・船の各種スペック・事故の起こった海域・事故原因・損傷箇所に至るまで、タイタニック号のものとほぼ同じだった。
タイタニック号が沈没するより前に書かれたウィリアム・トーマス・ステッドという作家による小説でも、氷山に激突して沈没する客船が書かれており、救命ボートが足りずに乗客たちがパニックを起こすという内容が書かれていた。
ステッドは、タイタニック号の乗客で、自分の目の前で起きていたことを、事故の起きる前に、自動筆記能力で書いたとの。
紫の話が理解できなかったので、打ち切るように部屋を出る淳平。
ヤシロに呼ばれて、冷凍庫に入る4人だが、薄着のヤシロはそそくさと出て行ってしまう。
突然、冷凍庫のドアが閉まる。ノブは凍り付いて、触ると痛みを感じるほどだ。
わきの水道管が破裂して、飛び散った水が瞬時に凍りついたのだ。
外にいるヤシロに声をかけて開けてもらおうとするが、ヤシロ一人の力では開かない。
仕方がないので、冷凍庫の中で、ドアを開ける方法を探すことになった。
紫が、0度以上になっても液体にならない氷があると言い出す。
その氷の融点は36度で、Ice9(アイスナイン)と呼ばれているとのこと。
そして、グリセリンの結晶化についても話し出す。
グリセリンは、発見されてから、何をしようと結晶化することがなかったが、1920年代のある日、輸送中のグリセリンが偶然結晶化した。
世界中の科学者が、種結晶を分けてもらったのだが、この時期を境に、あらゆるグリセリンが17.8度にまで温度を下げれば、自然に結晶化するようになったとのこと。
まるでグリセリン同士が、情報を伝え合っているかのように、結晶化現象が世界各地へ広がったとのこと。
冷凍庫内で見つけたペットボトルに、同じく見つけたドライアイスをつめて、破裂した水道管が流れ出る水を注いでからフタをして、ドアノブのくくりつけた。
水によって昇華した二酸化炭素でふくれあがったペットボトルに、そのへんに転がっていた凍った肉の塊をぶつけると、ペットボトルは破裂して、ドアノブの氷を吹き飛ばした。
すばやくドアをあけて、冷凍庫から脱出する3人。
カードキーを見つけて、扉をあけて、鉄格子の向こう側へたどり着き、ここから大病室へ。
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