昨日は5時起きで、研修に行ってきたよ・・・
そこで仕入れたおもしろい問題をひとつ、みなさんもどうぞ、やってみてください!
砂漠で遭難したときにどうするか
7月中旬のある日、午後10時ごろ、あなた方の乗った双発の小型飛行機は、アメリカ合衆国の南西部にある砂漠の中に不時着しました。
不時着した際、飛行機は大破し炎上、操縦士と副操縦士は焼死しましたが、あなた方は奇跡的に大きなけがもなく無事でした。
不時着はあまりにも突然で無線で救援を求める時間もなく、現在位置を知らせる時間もありませんでした。
しかし、不時着する前に見た周りの景色から、あなた方は飛行機プランに示されているコースから約100km離れた所にいることがわかったいました。
また、操縦士は、不時着直前に最も近くの居留地は約110km南南西にあることだけをあなた方に告げていました。
この付近はまったく平坦で、サボテンが生えているほかは不毛の地域です。
不時着直前の天気予報では、気温は約43℃になるだろうといっています。
それは、地面に近い足下では50℃にもなるだろうことを意味しています。
あなた方は、半袖シャツ、ズボン、靴下、タウンシューズという服装で各々1枚のハンカチとサングラスを持っています。
また全員で900円ばかりの小銭と1万円紙幣、1箱のタバコとボールペンを1本ずつあるのみです。
ただ飛行機が燃えてしまう前に、あなた方は次の12の品物をかろうじて取り出すことができました。
あなた方の課題は、これらの12の品物を、あなた方が生き残るために最も重要と思われるものから、順番に1から12までの順位をつけることです!
12の品物
a 電池の入った懐中電灯
b この地域の航空写真の地図
c 大きいビニールの雨具
d 方位磁石
e 弾薬が装てんされている45口径のピストル
f 赤と白の模様のパラシュート
g ガラス瓶に入った食塩(1000錠)
h 一人に付き1ℓの水
i 「食用に適する砂漠の動物」という本
j 一人1着の軽装のコート
k 化粧用の鏡
l 約2ℓのウォッカ
ということで、こんな表を作ってみたので、みなさんも順位をつけてみてください。ちなみに、ここでは、自分が実際に研修中につけた順位をいれてみました。
品物 | 自分のつけた順位 | NASAの見解 | 誤差 |
a 電池の入った懐中電灯 | 5 | ||
b この地域の航空写真の地図 | 9 | ||
c 大きいビニールの雨具 |
6 |
||
d 方位磁石 | 8 | ||
e 弾薬が装てんされている45口径のピストル | 12 | ||
f 赤と白の模様のパラシュート | 3 | ||
g ガラス瓶に入った食塩(1000錠) | 2 | ||
h 一人に付き1ℓの水 | 1 | ||
i 「食用に適する砂漠の動物」という本 | 11 | ||
j 一人1着の軽装のコート | 7 | ||
k 化粧用の鏡 | 4 | ||
l 約2ℓのウォッカ | 10 | ||
誤差の合計 |
では、お待ちかねのNASAの見解を発表します!答えは以下の通り。
なんとNASAの見解は、不時着したら、捜索隊が探しに行くから、墜落現場で動かないでくれというものだった!!!
もちろん自分も墜落現場から1歩も動かずに、捜索隊に発見してもらう考えの下、さっきの順位をつけてました。
ということで、見つけてもらいやすいように、1位が鏡。次は捜索隊に発見してもらうまでの体力の消耗を抑えて生き残るためにため、2位がコート、3位が水。つづいて、また見つけてもらいやすいように4位が懐中電灯、5位が赤白のパラシュート、6位がビニールの雨具。ピストル、コンパス、地図、本は移動しないから不必要。ウォッカと食塩は喉が渇くから、絶対にダメなんだって!!!!
品物 | 自分のつけた順位 | NASAの見解 | 誤差 |
a 電池の入った懐中電灯 | 5 | 4 | |
b この地域の航空写真の地図 | 9 | 9 | |
c 大きいビニールの雨具 |
6 |
6 | |
d 方位磁石 | 8 | 8 | |
e 弾薬が装てんされている45口径のピストル | 12 | 7 | |
f 赤と白の模様のパラシュート | 3 | 5 | |
g ガラス瓶に入った食塩(1000錠) | 2 | 12 | |
h 一人に付き1ℓの水 | 1 | 3 | |
i 「食用に適する砂漠の動物」という本 | 11 | 10 | |
j 一人1着の軽装のコート | 7 | 2 | |
k 化粧用の鏡 | 4 | 1 | |
l 約2ℓのウォッカ | 10 | 11 | |
誤差の合計 |
そして、つづいて、自分のつけた順位とNASAの見解との誤差も書き入れていきます。それが終わったら、誤差の合計も書き入れてください。
品物 | 自分のつけた順位 | NASAの見解 | 誤差 |
a 電池の入った懐中電灯 | 5 | 4 | 1 |
b この地域の航空写真の地図 | 9 | 9 | 0 |
c 大きいビニールの雨具 |
6 |
6 | 0 |
d 方位磁石 | 8 | 8 | 0 |
e 弾薬が装てんされている45口径のピストル | 12 | 7 | 5 |
f 赤と白の模様のパラシュート | 3 | 5 | 2 |
g ガラス瓶に入った食塩(1000錠) | 2 | 12 | 10 |
h 一人に付き1ℓの水 | 1 | 3 | 2 |
i 「食用に適する砂漠の動物」という本 | 11 | 10 | 1 |
j 一人1着の軽装のコート | 7 | 2 | 5 |
k 化粧用の鏡 | 4 | 1 | 3 |
l 約2ℓのウォッカ | 10 | 11 | 1 |
誤差の合計 | 30 |
みなさんはもうおわかりだと思いますが、自分の順位とNASAの見解との誤差が少ないと程、NASAの見解に近い判断をされてるってことで、もちろん誤差の合計が少ない程、砂漠での生存率が高まるってことです!!!
ちなみに自分は誤差30ポイントで自分の所属する小グループ10人中1位の成績でした。しかし、上には上がいるもんで、昨日の講習を受けた人90人中1位の方の誤差は13ポイントでした・・・この人って宇宙飛行士になれるんとちゃうの!!!
ちなみに90人中サイアクのポイントは68ポイントのオヤヂ!人のいるほうへ行けば、助かる可能性が高いと言いはって、墜落場所がわからないのに、砂漠を歩いて横断するとのたまってたよ・・・墜落場所もわからん、目的地も正確にわからんのに、どうすんねんって内心、思ってたら、やっぱりサイアクな成績だったな・・・