チラシの裏~弐位のゲーム日記
社会人ゲーマーの弐位のゲームと仕事とブログペットのことをつづった日記

 今日の十角館の殺人はどうかな?


 正午過ぎ、昼食の席上で、今朝の出来事に触れる者は誰もいなかった。
 アガサとオルツィが作ったサンドイッチの昼食を食べ終わると、終えた順に一人、二人と席を離れて行った。
 最初に立ったのはカーで、文庫本を2冊ほどを持って外へ出て行った。
 続いてポウとヴァンが立ち上がり、連れ立ってポウの部屋に向かう。


 両手を膝の上に付き、けだるそうに顔を伏せているヴァンの様子に気づいてポウが声を掛ける。
 「まだ具合が悪いのか」
 「うん、ちょっとね」
 「そこのケースに体温計が入っている。熱を測ってみろよ」
 「ありがとう」
 体温計を脇の下に挟むと、ヴァンはベッドに横になった。
 「ねえ、どう思う。今朝のことだよ」
 「俺はただの悪戯だろうと思うが」
 「でも、それならどうして誰も名乗り出なかったんだろう」
 「まだ続きがあるのかもしれん。例えばだ、今夜にも誰かのコーヒーに塩が入れられるのさ。そいつが『第一の被害者』だ」
 「ははあ」
 「その調子で『殺人犯人』は嬉々として犯行を重ねていく。ちょっと大掛かりなマーダーゲーム(殺人遊び)ってわけさ」
 「確かに、小説じゃないものね。そう簡単に殺人なんて起こるはずがない。うん、きっとそうだよ。それじゃあポウ、そのゲームの犯人役は誰なんだろう」
 「さあて、こんなお遊びを思いつきそうな奴と言えばまずはエラリイだろうな。だが、あいつはどうやら『探偵』役に回ったみたいだから。
 いや、もしかしたらやはり、エラリイなのかもしれんな。探偵=犯人ってパターンだ」
 「そういわれてみると、今朝、場の主導権を握る手際なんか、ずいぶん鮮やかだったものね」
 「うむ。体温計は?ヴァン」
 ヴァンは、セーターの袖口から体温計を引っ張り出した。目の前にかざしてそれを見てから、浮かない顔でポウに差し出す。
 「やっぱり熱があるな。唇も荒れてる。頭痛は?」
 「少し」
 「今日は大人しくしてろよ」
 「言う通りにするよ、ドクター」


 ホールでは、昼食の片づけを済ませたアガサとオルツィが、ティーバッグの紅茶を淹れて一息ついていた。
 「ね、オルツィ。あのプレート、どういう意味なのかな」とアガサは唐突に話題を振ると、オルティは首を振って答えた。
 「よくわからない。だって、みんな知らないっていうもの、何も隠すことないのに」
 「あんがいエラリイだったりしてね。ちょっとするとルルウの坊やかな」
 「ルルウ?」
 「あの子の性格なら考えられるでしょう。いつもミステリのことしか頭にないじゃない」
 「わたし、怖い」
 「お茶を飲んだら、外の空気を吸いにいきましょう。ね?」


 入江の桟橋に腰掛け、エラリイは海を見ていると、傍らにいたルルウが話しかけてきた。
 「まさかエラリイさんが犯人なんじゃないでしょうね」
 「よせよ」
 「けど『探偵』『殺人犯人』の札まであるなんて、何となくエラリイさんらしいじゃないですか」
 「知るもんか」
 「そんな、ぞんざいにあしらわないでくださいよ。ちょっと言ってみただけなんですから。しょせん、あれはただの悪戯でしょう。そうは思わないんですか」
 「思わないね」
 「どうして悪戯じゃないんです」
 「誰も名乗り出ない。それに、手が込み過ぎていやしないか。画用紙か何かにサインペンで書いてあったというのならともかくね、わざわざプラスチック板を同じ大きさに切って、ゴチック体の型紙を作って、赤いスプレーを使って。僕だったら、単にみんなを驚かすためだけの悪戯で、そこまで手間をかけたりはしないな」
 「それじゃあ、ホントに殺人なんてものが起こるっていうんですか」
 「可能性はあると思う」
 「あのプレートが殺人の予告なんだとしたら、『被害者』は5人です。あのプレートが、例のインディアン人形と同じ役割ってことでしょう?これでもしも『犯人』が『探偵』まで殺して自殺でもしちゃったら、まるっきる『そして誰もいなくなった』じゃないですか」
 しばらくの間、二人は黙りこくっていたが、やがてエラリイがゆっくりと腰を上げた。
 「僕は戻るよ。ルルウ、ここは寒い」

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 今日の十角館の殺人はどうかな?


 第一の被害者
 第二の被害者
 第三の被害者
 第四の被害者
 探偵
 殺人犯人


 幅5センチ、長さ15センチほどの乳白色のプラスチック板が7枚、各々に赤い文字が記されている。
 着替えを済ませているのは女性2人だけで、他の5人の男は皆バジャマに何かを引っかけた格好だった。
 「うまい冗談だな。誰の仕業だい」とエラリイが一同に問いかけた。
 「当のエラリィさんじゃないんですか」
 「僕じゃないね、ルルウ。カーかアガサだろう」
 「俺は知らんぜ」
 「あたしもよ。ヴァンじゃないわよね」
 「知らないよ」とヴァンは首を振った。
 「アガサが見つけたの?」
 「違うわ。最初に見つけたのはオルツィよ。まさかオルツィじゃないでしょ」
 「知りません」
 一同の視線がポウに集まった。
 「言っとくが俺も知らんぞ」
 気まずい沈黙の中で、7人は互いに顔を見合わせた。
 やがてエラリイが真顔で口を切った。
 「本当に名乗り出る者はいないのかい」
 6人はいずれも、自分じゃないと否定した。
 エラリイは横髪を掻き上げ、「犯人と呼んでもいいね?そいつが僕らの中にいるのは間違いない。名乗り出る者がいないということは、邪な考えを持つ人間が一人、もしくは複数名、この中に潜んでいるってことだな」と言った。
 「邪な考えっていうのは?」とアガサが聞くと、
 「わかるもんか。何か良からぬことを企んでいるって意味さ」とエラリイが答える。
 カーが皮肉たっぷりに唇をゆがめ、「はっきり言やあいいだろうが。こいつはつまり殺人の予告だと」と言うと、エラリイは大声で
 「先走るな、カー」と言って、カーを睨みつける。
 そして、エラリイは、カードを扱うような手つきでプレートを揃えて、「とにかくこれはしまっておこう」と言って、食器棚の空いた引き出しを探し出すと、その中にプレートを放り込んだ。
 「身づくろいしてこよう」と言ってエラリイが自分の部屋に消えると、男たち4人は各自の部屋へ、アガサとオルツィはアガサの部屋へと引き上げた。
 3月27日木曜日。こうして彼らの2日目は始まったのである。

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 今日の十角館の殺人はどうかな?


 午前2時に部屋に引き上げたオルツィはすぐにベッドにはいったものの、うまく眠れないまま、光のない空間に目を凝らしていた。
 中村千織は、オルツィにとってただ一人の友人だった。おなじ学部で、同じ年齢で、最初に大学の教室で出会った時から、何かしら自分に近しいものを感じていた。二人とも気が合い、互いの部屋を訪れたことも何度かあった。
 わたしのお父さんは変わった人で、角島という島に離れて住んでいるの、といつだったか千織は話していた。
 その千織が死んだ。そして、彼女が生まれ、彼女の両親が死んだこの島へ、自分たちはやって来た。
 冒涜ではない、追悼だ。そう自分に言い聞かせていた。


 目覚めは中途半端に訪れた。
 枕元に外しておいた腕時計を見た。8時。
 オルツィは身支度をして、洗面具を用意して、部屋を出た。
 まだほかに誰も起きている気配はない。
 きれいに片付けられた中央のテーブルの上に何か見覚えのないものがあることにオルツィは気づいた。
 そして、そこに並べられているものを認めるや、息をのんでその場に立ち尽くした。

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 今日のFINAL FANTASY XI ヴァナ・ディールコレクション4はどうかな?


 ゴブリンの不思議箱で、スペシャルダイヤルを使って、レクイエムフルートをゲット!


 ガレーキッチンから、草粥をゲット。


 南サンドリアの猟犬横丁にいるバラシエルに話しかけると、課題の書の謎を解け、と言われて、クエスト:騎士登用試験開始して、課題の書をゲット。


 南サンドリアJ-9にいるCahaurme から、東の書をゲット。
 南サンドリアH-9にいるBauniseから、西の書をゲット。


 地図屋で、3000G払って、ダボイの地図をゲット。


 ジャグナー森林→ダボイへ。
 本を触る。
 中央島周囲の川を西に進むことで到達できる(E-10)にあるDisused Wellを調べて騎士の魂をゲット。


 バラシエルに、課題の書、東の書、西の書を回収してもらって、クエストクリして、ジョブエモーション:ナイトカイトシールドをゲット!


 ケイザック古戦場で伐採して、ウルプカパームの実、アローウッド原木、ラワン原木、アッシュ原木、マホガニー原木、反魂樹の根、フェイウェルド原木、ウルンダイ原木をゲット。


 ケイザック伐採場で採集して、チョイ、謎の香草の種、謎の野菜の種、謎の穀物の種、モコ草、スカルローカスト、キングローカストをゲット。


 北サンドリア→西ロンフォール→ゲルスバ野営陣→ユグホトの岩屋へ。
 採掘で、石つぶて、銅鉱、スズ石、亜鉛鉱、鉄鉱、金鉱、火打石をゲット。


 伐採で、ウィンダス水の区→西サルタバルタへ。
 採集で、ギサールの野菜、謎の野菜の種、モコ草、マージョラム、赤モコ草、スカルローカスト、ウォードをゲット。


 モグガーデンへ。
 畑(ランク6)で、反魂樹の根+光のクリスタル→光のクリスタル、変色クリスタル、メープル原木、アッシュ原木、反魂樹の根、ラッカー原木、光のフュエルをゲット。


 マンドラゴラの四葉+光のクリスタル→氷のクリスタル、風のクリスタル、雷のクリスタル、水のクリスタル、光のクリスタル、闇のクリスタル、光の塊、マンドラゴラの双葉、マンドラゴラの四葉、幸せの人参汁、謎の香草の種、サルタ綿花、謎の樹木の挿木、謎の樹木の苗、銀の葉、ミスリルの葉、合成獣の血、スノーリリー、花の種袋、コルネットをゲット!


 花の種袋+光のクリスタル→風のクリスタル、マーガレット、アムルタートのつる、花の種袋、ウォード、睡蓮をゲット。


 野牛の肉+光のクリスタル→野牛の肉、蜘蛛の網、マージョラムをゲット。


 木立(ランク7)で、森の挿木を使って、炎のクリスタル、氷のクリスタル、風のクリスタル、土のクリスタル、水のクリスタル、光のクリスタル、闇のクリスタル、ペルシコス、パママ、エルシモパキラの実、胡桃、ロンフォールマロン、アローウッド原木、エルム原木、メープル原木、ウォルナット原木、チェスナット原木、アッシュ原木、ホワイトオーク原木、マホガニー原木、エボニー原木、御神木、ドックウッド原木、カポール原木、謎の多肉植物の子株、謎の樹木の挿木、パインナッツ、ウルンダイ原木、森の挿木、ガタンプ原木をゲット。


 鉱脈(ランク7)で、氷のクリスタル、風のクリスタル、土のクリスタル、雷のクリスタル、光のクリスタル、闇のクリスタル、隕石、銅鉱、スズ石、ミスリル鉱、黒鉄鉱、アダマン鉱、銀鉱、金鉱、白金鉱、オリハルコン鉱、フリギアゴールド鉱、火打石、陸ガニの甲殻、海亀の甲羅、骨くず、甲虫のアゴ、大サソリの甲殻、大サソリの爪、魚の骨、龍の爪、ダークナゲット、ウーツ鉱、上質なサソリの甲殻、ウラグナイトの殻、アントリオンの大顎、ブガードの牙、魔銅鉱、火成岩、龍骨、鍮石、鎧竜の槌、沼鉄鉱、愚金鉱、ヴェルクマスク、マタマタの甲羅、マンティスの外殻、ラズの牙、ヴォエイスタッフ-1、ヴォエイソード-1をゲット!


 池(ランク7)で、金魚、堀ブナ、ダークバス、ブラックイール、ピピラ、オオナマズ、三日月魚、カッパーフロッグ、エルシモニュート、ブラスローチ、カークォン、ヨルシアナイフ、レッドシーマ、ウルプカザリガニ、錆びたバケツをゲット!


 海(ランク7)で、ゼブライール、グリモナイト、ブルーテール、バストアプリーム、ギガントスキッド、シーゾンビ、ティタニクティス、ベッフェルマリーン、ググリュートゥーナ、シャル貝、キュス、ムーリシュアイドル、コーンカラマリ、ヴェータルラス、メガロドン、ブラックプローン、アジェ、龍魚、バーナクル、コモンオクトパス、センローサーディン錆びたバケツをゲット!


 漂着物から、ダルメルの毛皮、スーパーエーテル+2、ミラテテ様言行録、リフレシュをゲット。


 飼育場(ランク7)へ。
 ベビーモス☆2から、ルセーユの肉、大羊の肉、大羊の歯、ベビーモスの思い出、ふん、大羊の毛皮をゲット。
 餌に野兎の肉を与えて、お世話する。


 ジン☆から、ジンの灰、宵闇のクリスタル、黒石をゲット。
 餌に土の塊を与えて、大声で呼んでお世話する。


 萌芽マンドラゴラ☆2から、土の石印、蒸留水、マンドラゴラの双葉、マンドラゴラの四葉をゲット。
 餌に蒸留水を与えて、つついてお世話する。


 萌芽マンドラゴラ☆3に成長して、蒸留水、土のクリスタル、マンドラゴラの四葉をゲット。
 餌に蒸留水を与えて、つついてお世話する。


 アダマンタス☆3から、ズッキーニ、龍の鱗、パフボール、コカトリスの肉をゲット。
 モコ草を餌に、なでてお世話する。

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 今日のアパシー学校であった怖い話1995特別編はどうかな?


 1週目クリア
 1人目は荒井昭二を選択→シナリオ:誕生日プレゼント→荒井エンディング№03~05
 2人目は風間望を選択→シナリオ:五百円硬貨→風間エンディング№10
 3人目は細田友晴を選択→シナリオ:夜泣き石→細田エンディング№13・14
 4人目は岩下明美を選択→シナリオ:命の値段→岩下エンディング№03~05
 5人目は福沢玲子を選択→シナリオ:愛と友情のはざま→福沢エンディング№20~22
 6人目は新堂誠を選択→シナリオ:呪いのマンシール→新堂エンディング№06~08
 7人目はシナリオ:記憶のほころび→七話目エンディング№01~03


 2週目プレイ開始!
 1人目は岩下明美を選択→シナリオ:偽りの愛→岩下エンディング№01・02


 2人目は新堂誠を選択。


 新堂誠は、3年D組の生徒。


 お前がどうして新聞部に入ったのか教えてくれ
  1. なんとなく入りました
  2. 前から憧れてました
  3. 何かお勧めのクラブは?
 「ずいぶんと変わった部に憧れていたんたな、お前。何に興味を持つかは人それぞれだからな。
 それより俺みたいな奴が、こんな女子供が喜びそうな集会にいるのは場違いだって感じてんじゃねえか?」
  1. そんなこと思ってません
  2. はい、正直に言うと感じてます
  3. 何に興味を持つかは人それぞれです
 「それが本音なら、お前は肝っ玉が据わった男だな。まあ、たいていのやつら俺を怖がって、そういった上っ面の答えを返すんだ。お前の言葉が本物かどうか、これから試させてもらうぜ。
 それじゃあ、さっそく話を始めるとするか。ところで、この部屋、なんか怪しくねえか?
 霊ってのはよ、人間の気を敏感に察知するっていうからな。それでな、霊は恐怖心を持った奴の周りに集まるっていうじゃねえか。
 怖い話をしているとき、突然背筋にゾクって寒気が走る。あれはま、そいつの背中を霊が撫でてるんだぜ。
 坂上、お前、まさか怖がったりしてねえよな」
  1. 怖いです
  2. 怖くありません
 「そうか、怖いのか。正直でいいことだが、だったら、お前は霊の餌食だよ。霊に精神を食われないように、しっかりと自分を保つんだ。
 噂話って知ってるか?口裂け女とか、人面犬、トイレの花子さんや、メリーさん。そういう噂、お前は馬鹿にしているか?」
  1. している
  2. していない→新堂エンディング№01:吉田の執念
  3. 何とも言えない→新堂エンディング№04:高木ババア新堂エンディング№05:吉田の真実
 
 「そうかい。そんなの子供だましだよって鼻で笑ってんだな、お前は。だとしたら、不幸だな」



 新堂のクラスメートに吉田達夫という男がいた。
 現実主義というか、アンチ・ロマンチストというのか、どにかく嫌な男だ。
 勉強はできたけど、それだけの男で、いつも気取っていて、殴ってやりたいタイプだった。
 吉田は、どんなに殴られようが絶対に抵抗しないが、きちんとそれを先生に報告していたので、いじめようとしてもいじめられない男だった。
 先生の間では、成績抜群で品行方正、先生には従順でなんでも従い、問題があるとすぐに報告するため、評判が良かった。
 吉田はそんな男だから、誰にも相手にされず、無視されていた。
 ところが吉田は、それを喜んでいるようだった。自分が選ばれた人間にでもなったつもりで、周りを見下しているのは見え見えだった。


 「お前はそんな奴には何かガツンと一発かましてやりたいと思うだろ?
  1. はい→新堂エンディング№01:吉田の執念
  2. いいえ
「腹が立つ奴がいても、だんまりなのか?
 だとしたら、よほどの優等生か、逆に冷たい人間なんだな。
 ま、俺は一度あいつの泣き顔を見てやりたかった。
 そんな時、俺はちょっとおもしろい話を聞いたんだ。
 お前、聞いたことあるか。高木ババアの噂を」


  1. 知っている→シナリオ:呪いのマンシールへ。
  2. 知らない
 「知らない、そうか。なら、よし、俺が話してやるよ。高木ババアの話をよ」


 そのババアは、ませたガキが好きそうなフリルのついた真っ赤なロングスカートをはいている。
 足が隠れて地面を引きずるほどのロングスカートのため、高木ババアのスカートの裾はボロボロだった。
 そのババアは腰まである伸ばし放題の髪の毛をいつも垂らしていて、顔を隠している。
 その顔を見た人の話では、すげえ厚化粧をしており、あの顔を見たら、二度と忘れらないとのこと。
 そして、上は白のブラウスを着ているのだが、お姫様が着てるようなヒラヒラのついたかわいらしいブラウスなのだが、ずっと着続けているせいか、元の色がわからないぐらい薄茶色に変色していた。
 ところどころ穴もあいているし、ツギハギだらで、すんげえ臭い。
 そして、ものすごいスピードでピョンピョン飛びながら歩いていた。


「時速100キロで、ピョコピョコ飛び跳ねながら走る厚化粧をした薄汚ねえババア。そんな奴に追いかけられたら、お前どうする?
 お前、笑ったか?今、笑ったんじゃねえのか?」
  1. 笑った→新堂エンディング№01:吉田の執念
  2. 笑っていない
 「引き攣った笑いだったのか?そんな話は嘘だって言いたいんだろう?」
 


 高木ババアが何でピョコピョコ飛び跳ねるのかは、片足がないからだ。
 なんでも、交通事故でトラックのタイヤに足を巻き込まれたらしいんだけど、そのとき家族も一緒にいて、息子夫婦に3人の孫、全員、即死だった。
 死体は原形をとどめておらず、ミンチみたいにグチャグチャになったらしい。
 トラックの運転手は酔っぱらっていたらしく、事故に気づかず、子供をタイヤに挟んだまま、10キロ以上走ったそうだ。
 それで高木ババアは発狂してしまい、その後、家族みんな死んだショックから立ち直れず、自宅の布団で、誰にも看取られずに死んだらしい。
 死後1カ月以上経って発見されたそうで、今現れる高木ババアは幽霊だ。
 幽霊だからこそ、時速100キロで走ることができるのだ。
 高木ババアが臭いのは死後1カ月以上経っているからで、あの服装は事故にあったときの服装とのこと。
 そして、高木ババアは、ある目的があって狙った奴の前に現れ、高木ババアに狙われると絶対に逃げられないため最後らしい。
 高木ババアは、最初は何気なく声をかけてくる。
 「身寄りのない年寄りの思い出話を聞いてくだされ」
 ついうっかり情けをかけて相手をしたら、もう最後だ。いきなり、あの時の事故の話を始めるのだ。
 「私には、人様のうらやむのうな家族がいましての。よくできた息子に、よくできた嫁。目に入れても痛くないほどのかわいい孫が3人。
 そりゃあもう、とても幸せな家族でした。仏様には毎日お礼を言いました。
 でも、ひどいもんです。仏様なんて、いやぁしません。私の家族はみんな死んでしまいました。
 交通事故でした。私を残して家族全員、トラックに轢かれちまったんでごぜえます」
 そんなこと言われたら、聞いているほうは、慰めないわけにはいかない。
 「その分、おばあさんが頑張って生きなきゃ」
 「ありがとうごぜえます。こんなババアに気を遣ってくださって。
 あんた様は、死んでいった家族たちのことがかわいそうだと思いますかのう?」
 「ええ」
 誰だって、反射的にそう答えるだろう。
 すると、高木ババアは、薄汚れたスカートをめくって、こう言う。
 「私しゃあ、そん時の事故で片足をなくしちまいました。私のなくなった片足、不憫だとは思いませんかのう?」
 (さあ、どうだ。お前の心は恐怖心でいっぱいだろう。さあ、おとなしく私に食われてしまうがいいよ)
 まるでそんなことを言っているように、醜く化粧されたシワだらけの顔をこっちに向けてニタニタと笑う。
 もう、走り出すしかない。
 走って走って、心臓が口からこぼれるほど走りまくって逃げる。
 そして、もうだめだ、走れない、と思って、ふらふらの足を休め、全身で息をして、ふっと顔を上げると、高木ババアがニタニタ笑いながら、目の前に立っている。
 「よくできた息子は、腹の上を裂かれて真っ二つ。内臓が飛び出て、どこにいったかわからなくなりましてのう。かわいそうだと思うなら、あんたの内臓をくださいな」
 また逃げる。逃げて、逃げて、逃げまくる。
 足が痙攣して転ぶ。
 後ろからゆっくりと足音が聞こえてきて、真後ろで止まる。
 「よくできた嫁は、両腕を轢き潰されてしにました。かわいそうだと思うなら、あんたの両腕くださいな。
 目に入れても痛くないほどかわいい3人の孫。
 一人は両足を潰されました。
 一人は首を潰されてしにました。
 そして、最後の一人は、タイヤに巻き込まれて体中の皮膚をひっぺがされて真っ赤になって死にました。
 家族はみんな、挽き肉みたいにグジャグジャになって、死んだんでごぜえます。
 かわいそうだと思うでしょう?
 だったら、あんたの体をくださいな」
 そして、首を絞め上げられ、ジ・エンド。
 死んだあと、死体は見つからない。全身は死んでいった家族に分け与えられるから。


 「この話を聞いた奴はよ、1週間以内に必ず高木ババアに会うっていうぜ。
 俺は、お前に話したんだからな。ここに集まっている残りの5人は関係ねえぜ。
 お前、笑っているのか?それとも、震えているのかよ。
 そう心配すんなよ。実は助かる方法もあるんだぜ」


 「助かる方法を知りたいか?」
 「高木ババアに会わないですむ方法、それはな・・・
 1週間以内に誰でもいいから5人以上の右足を集めるんだ。お前が高木ババアの代わりをやればいいんだよ」
 (高木ババアは、本当にいるのか?)
 (きっと、いる。
 新堂さんが高木ババアの話をしてからというもの、僕はこの部屋に何か得たいの知れないものが漂っている気がしてならない。
 僕は、もう高木ババアに取り憑かれてしまったのだ。僕はもう、助からないのか。
 5人以上の右足を手に入れるなんて、僕にできるわけない。
 ここにいるのは何人だ?6人いる。
 奴ら、僕のことを見て笑っている。
 そうさ、こいつらに犠牲になってもらおう。
 1週間以内に、こいつらの右足を手に入れればいいんじゃないか。
 よし、そうと決まれてば今は平然を装おう。何事もなかったように、この集会を終わらせればいい。ふふ、ふふふふふ)

 新堂エンディング№03:六本の右足
 CGギャラリー 18/124

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〔新価格版〕ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード -PS5
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 今日のファイナルファンタジーVII リメイク インターグレードはどうかな?


 神羅ボックスを壊して、MP回復!


 宝箱から、フェニックスの尾をゲット。


 エレベーターを呼び戻している間に、ジェシーからティファのことを聞かれる。
 クラウドの思い出では、クラウドがティファのことを無視しており、ティファとはあまり仲が良くなったようだ。


 ハイデッカーが、プレジデント神羅にアバランチが侵入していることを報告している。


 エレベーターに乗っている間、バレットが魔晄と星の命について力説するが、クラウドには響かない・・・


 バレットが加入!

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 今日のPS4版くちなしアンプルはどうかな?53種、81階までOK


 イレーヌが、「動力炉までいっしょに行ってほしい」と管理人に頼むが、管理人は、「ダンジョンの魔力が澱んできてて、このままでは生産が止まってしまう。だから、動力炉を動かさないと」と言い出して、預けていた水銀の滝を持ったまま、動力炉へ一人で行ってしまう。
 イレーヌは管理人を追って、動力炉に向かうことになった。


 81階で、研究ノートの最終ページをゲット。
 錬金術師が書いたノートで、ダンジョンを道連れに自殺するが、ダンジョンの中でしか生きられない者がダンジョンを動かそうとすることで、ダンジョンは永遠になる、と書かれていた。


 81階から帰還。
 バジルX285、タイムX291、クローブX297、レモングラスX222、ミルクシスルX217、ローズX187、アルファルファX225、ラベンダーX234、オリーブX204、ラズベリーX253、カカオX212、オレンジX208、カモミールX16、ジャスミンX17、バーベインX9、ベルガモットX14、シナモンX6、バニラX3、ブラックペッパーX3、レモンX2、唾液X220、腎臓液X256、肝臓汁X215、胃液X218、黄胆汁X25、粘液X106、黒胆汁X26、血液X23、黄胆超汁X2、粘液超X2黒胆超、超血液、短い神経X87、小さな肉片X41、肉片X32、骨のかけらX9、脂X20、油X22、おいしい肉片X5、夏の気配X21、冬の気配X40、秋の気配X15、春の気配X16、夏のお気持ちX9、冬のお気持ちX14、秋のお気持ちX7、春のお気持ちX10、真っ赤な足跡X2、青ざめた足跡、小さな精神のかけらX229、小さな立腹X77、小さな温厚X105、小さな憂鬱X34、小さな笑顔X69、小さな火のかけらX177、小さな水のかけらX218、小さな土のかけらX214、小さな空気のかけらX198、火のかけらX260、水のかけらX276、土のかけらX312、空気のかけらX247、火のかたまりX21、水のかたまりX33、土のかたまりX40、空気のかたまりX33、火の大岩X2、光のかけらX22、黒のかけらX30、どろどろX253、超どろどろX103、どろどろ過ぎX11、ふわふわX193、超ふわふわX111、ふわふわ過ぎX16、ぱちぱちX23、石X186、鉄X90、スズX87、銅X121、鉛X100、銀X41、水銀X15、土星の石X35、木星の石X11、火星の石X47、金星の石X6、水星の石X3、月の石X18、太陽の石X2、健康のお守りX3、金運のお守りX2、赤の色素X30、青の色素X12、緑の色素X5、黄色の色素X9、墨汁X6、修正液X4、虹色の色素X2、レッドクオーツX34、ブルークオーツX17、グリーンクオーツX19、レモンクオーツX24、レッドタイガーアイX2、ホークスアイX2、グリーンタイガーアイ、グールデンタイガーアイX2、癒しの気配X3、癒しの水X5、癒しのリキッドX4、秘密の気配X3、秘密の水X5、秘密のリキッドX2、調和の薬X8、冷静の薬X6、思い出の薬X3、勇気の薬X3、研究ノートの最終ページをゲット。


 鉄X421+鉛X346+銀X82+水銀X67→大時短階段を習得!


 農地化
 1~25階完成その2その3


 標本
 完成版その1その2その3その4その5その6

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 今日の幸運の大家様はどうかな?


 3階の攻略開始!


 ①コイン25枚の支払い期限が5スピン後


 花
 光る小石
 コイン
 光る小石


 ②家賃50コインの支払い期限が5スピン後


 ワイン
 エッセンス:ビリヤードボール
 虚空のフルーツ→破壊
 パール
 イヌ
 コイン


 ③家賃100コインの支払い期限が6スピン後


 農夫
 エッセンス:肥料
 マトリョーシカ
 5面ダイス
 サル
 ハチ
 イヌ


 ④家賃150コインの支払い期限が6スピン後


 再抽選トークンX2、除去トークンX2をゲット。
 空っぽの呪い
 エッセンス:ハッピーアワー


 実績:空っぽの呪い(3スピン連続で空っぽの呪いが発動する)をゲット!


 イカサマカプセル→破壊


 ⑤家賃225コインの支払い期限が7スピン後


 虚空の怪物→破壊
 エッセンス:ギロチン
 ダイヤ→除去
 イヌ
 農夫


 ⑥家賃300コインの支払い期限が7スピン後


 再抽選トークンX2、除去トークンX2をゲット。
 イカサマカプセル→破壊
 エッセンス:招き猫
 イカサマカプセル→破壊
 タコノマクラ
 猛獣使い


 実績:ハチ(ハチがコイン6枚以上生産する)をゲット!


 フクロウ


 ⑦家賃375コインの支払い期限が8スピン後


 牛
 エッセンス:フラッシュ
 オオカミ
 ナマケモノ
 フクロウ
 ネコ
 石けん


 ⑧家賃450コインの支払い期限が8スピン後


 再抽選トークンX2、除去トークンX2をゲット。
 イチゴ
 エッセンス:ザロフの契約書
 モモ
 虚空の怪物→破壊
 空っぽの呪い
 海賊
 ナシ
 大富豪


 ⑨家賃575コインの支払い期限が9スピン後


 エメラルド
 エッセンス:冷凍ピザ
 銅の矢
 モモ
 巨大なツボ
 ウサギの毛
 的
 ネコ
 フクロウ
 ウサギ


 実績:猛獣使い(1回のスピン中に、1個の猛獣使いが5個以上のシンボルの価値を上げる)をゲット!


 バブル
 メガ宝箱


 464コインで家賃払えず、退去・・・

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 今日のFINAL FANTASY XI ヴァナ・ディールコレクション4はどうかな?


 ゴブリンの不思議箱で、スペシャルダイヤルを使って、やまびこ薬をゲット。


 ガレーキッチンから、ポトフをゲット。


 フィッシュランキングの結果は、17人中16位で、ペリカンリングをゲット!


 南サンドリアの猟犬横丁にいるバラシエルに話しかけると、オルデール鍾乳洞の滝に行った証拠を持ってい来い、と言われて、クエスト:見習い登用試験2開始!


 ラテーヌ高原F-7→オルデール鍾乳洞へ。
 本を触る。


 G-4から、マップ4へ。


 G-6から、マップ1へ。


 G-7の滝つぼの???を調べて、滝の水の手をひたして、すぐに???を調べて、鍾乳洞のしずくをゲット。


 バラシエルに鍾乳洞のしずくを渡して、クエストクリアして、騎士見習い証明書をゲット。


 ケイザック古戦場で伐採して、ウルプカパームの実、アローウッド原木、ラワン原木、アッシュ原木、マホガニー原木、反魂樹の根、フェイウェルド原木、ウルンダイ原木をゲット。


 ケイザック伐採場で採集して、モコ草をゲット。


 北サンドリア→西ロンフォール→ゲルスバ野営陣→ユグホトの岩屋へ。
 採掘で、石つぶて、銅鉱、スズ石、亜鉛鉱、鉄鉱、銀鉱、火打石をゲット。


 モグガーデンへ。
 畑(ランク6)で、マンドラゴラの双葉+炎のクリスタル→炎のクリスタル、水のクリスタル、光のクリスタル、マンドラゴラの双葉、マンドラゴラの四葉、サルタ綿花、サルタオレンジ、謎の香草の種、謎の果物の種、銀の葉、スナッピングモール、花の種袋、炎のフュエルをゲット。


 木立(ランク7)で、森の挿木を使って、氷のクリスタル、風のクリスタル、雷のクリスタル、水のクリスタル、ペルシコス、妖精のリング、パママ、胡桃、エルム原木、メープル原木、ウォルナット原木、チェスナット原木、マホガニー原木、エボニー原木、ドックウッド原木、ラッカー原木、ランスウッド原木、パインナッツ、ウルンダイ原木、ガタンプ原木、どんぐりをゲット。


 鉱脈(ランク7)で、炎のクリスタル、土のクリスタル、水のクリスタル、隕石、鉄鉱、ミスリル鉱、黒鉄鉱、金鉱、白金鉱、オリハルコン鉱、海亀の甲羅、雄羊の角、大サソリの甲殻、魚の骨、上質な陸ガニの甲殻、ダークナゲット、鍮石、ロジウム鉱をゲット。


 池(ランク7)で、堀ブナ、ピピラ、オオナマズ、ザリガニ、エルシモニュート、リク、ヤユンパルウ、レッドシーマをゲット。


 海(ランク7)で、グリモナイト、バストアプリーム、三眼魚、ベッフェルマリーン、ググリュートゥーナ、シャル貝、アジェをゲット。


 漂着物から、やまびこ薬、メロンジュースをゲット。


 飼育場(ランク7)へ。
 ベヒーモス☆2に成長して、カラクールの肉、大羊の肉をゲット。
 餌に野兎の肉を与えて、お世話する。


 ボム☆3に成長して、ボムの灰、赤石をゲット。
 餌に闇の塊を与えると体をもぞもぞさせて、ジン☆に進化!


 萌芽マンドラゴラ☆2に成長して、マンドラゴラの双葉、蒸留水をゲット。
 餌に蒸留水を与えて、つついてお世話する。


 アダマンタス☆3から、ズッキーニをゲット。
 モコ草を餌に、なでてお世話する。

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 今日のPalworld / パルワールドはどうかな?


 オコチョとバトル!
 オコチョを捕獲して、革、古代文明の部品、貴重な獣毛をゲット。


 ダウルフの襲撃!
 撃退して、革、ルビー、銅のカギをゲット。


 テクロノジー:タマゴ孵化器を解放!
 パルジウムの欠片X10+布X5+石X30+古代の部品X2→タマゴ孵化器


 名前  オコチョ(ボス)
 レベル  10
 属性  氷属性・竜属性
 パートナースキル  にょろにょろイタチ(要:オコチョのサドル)
 アクティブスキル  ドラゴンキャノン  竜属性  威力30
 アイスミサイル  氷属性  威力30
 パッシブスキル  オラオラ系
 HP  1173
 満腹度  225
 攻撃  189
 防御  111
 作業速度  70
 作業適正  採集Lv1
 冷却Lv1
 食事量  3
 ドロップアイテム  革

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サガ スカーレット グレイス 緋色の野望 - PS4
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 サガ スカーレット グレイス 緋色の野望のプレイ開始!


 美しい船首像→美しいけど寂しい→名誉ある称号→規律のある世の中→掘り出される武具防具→何を作るかで道具を選ぶ→堅固な城→レオナルド編開始!


 ヤクサルト辺境州の農場で収穫が終わり一安心しているレオナルドの前に、具合の悪そうな女性が現れて「緋の欠片を・・・アイ・ハヌムに沈めて」と言って倒れる。


 ドクの診療所に女性を連れて行くと、ドクは、「女性はかなり衰弱しており、しばらくは起き上がれんだろう」と話す。
 女性が持っていた緋の欠片は、レオナルドが生まれた時に握り締めていた緋の欠片と形が違っていた。


 翌日、レオナルドが、女性の様子を見に行くと、ドクから、安定してきたが旅に出られる状態ではない、と言われる。
 レオナルドは、女性に頼まれたから旅を引き継ぐ、と言い出す。
 レオナルドは、畑をアダムズに借りてもらって路銀をねん出したとのこと。レオナルドが帰らなければ、そのまま譲るという条件だったので、交渉はスムーズだったとのこと。
 ドクから、アイ・ハヌムの場所はアスワカンの帝国図書館で調べればわかるかもしれない、と言われる。


 レオナルドが旅立とうとすると、アダムズ家令嬢のエリザベートがやって来て、アイ・ハヌムは絵本の中にしかない、と言われる。
 エリザベートが、子分のジェロームガブリエルを呼び出して、一緒について行く、と言い出す。
 他にセシリアキャスパーグゥイネヴィアも同行してくれる。


 目的地のアスワカンの帝国図書館へ行くには、ロウスイ楼を越えて、ケイ州へと言われたが、間道からメグダッセ辺境州へ。
 突然、緋の欠片が輝き始める!
 緋の欠片を使うと、流れ星が地上に落ちてきた。


 ニュウ族の集落へ。
 力帯をゲット!


 ニュウ族に地上絵のことを尋ねると、ニュウ族にとって神聖な花のグルソニーが描かれている、と教えてくれる。
 グルソニーは1000年に一度しか花が咲かないとのことで、この付近の3つの洞窟からしずくを持ち帰り、つぼみに捧げればグルソニーが開花するらしいのだが、しずくを持ち帰れた者がいないとのこと。


 星雫の洞窟へ。
 イオビルワームX3とバトル。
 レオナルドが果敢を習得!
 水の結晶X4をゲット。
 スタン/マヒ/眠りで味方の行動が阻止されないで、ボーナス報酬の水の結晶、X3をゲット。
 しずくをゲット。


 精雫の洞窟へ。
 イビルワーム+ゴールドウィング+オーガとバトル。
 エリザベートが、骨砕きを習得!
 恩寵:カダの癒しをゲット!
 金の結晶X20をゲット。
 誰も戦闘不能にならないで、ボーナス報酬の金の結晶X6、金の結晶をゲット。
 しずくをゲット。


 ニュウ族の集落で、コンスタンティンと出会う。
 コンスタンティンは女好きで、エリザベートを口説こうとするが、断られてしまう。
 コンスタンティンは気の強い女は嫌いとのことで、去っていく。


 精雫の洞窟に再挑戦!
 レオナルドが、ヴァンダライズを習得!
 エリザベートが冷徹撃を習得!
 ジェロームが空気投げを習得!
 キャスパーが脳削りを習得!
 レオナルドが力自慢を習得!
 金の結晶X20をゲット。
 スタン/マヒ/眠りで味方の行動が阻止されないで、ボーナス報酬の金の結晶X6、金の結晶をゲット。


 冥雫の洞窟へ。
 マンイーターX2+イノシシ突撃兵X3とバトル!
 木の結晶X10をゲット。


 巨大なつぼみ→咲かせちゃおっかな


 グルソニーに花を調べると花粉でベトベトになり、蝶にまとわりつかれる。


 地上絵(植物)を調べると、グルソニーの花の花粉が地上絵に降り注ぎ、魔物が出現→なんとかしないと


 グルソニー+マンイーター+イビルワームとバトル!
 キャスパーが足払いを習得!
 木の結晶X20をゲット。


 新しい地上絵が出現した!

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 今日のFINAL FANTASY XI ヴァナ・ディールコレクション4はどうかな?


 西アルテパ砂漠でチョコボ掘りして、金鉱、フェニックスの尾、黒チョコボの羽根、魚の鱗、骨くず、貝殻、巨大な大腿骨、甲冑魚の甲殻をゲット。


 南サンドリアの猟犬横丁にいるバラシエルに話しかけると、反魂樹の根を持ってくるように言われて、クエスト:見習い登用試験開始!
 モグガーデンで採取して倉庫に保管してた反魂樹を渡して、クエストクリアして、スパタをゲット!


 ケイザック古戦場で伐採して、ウルプカパームの実、アローウッド原木、ラワン原木、アッシュ原木、反魂樹の根、ウルンダイ原木をゲット。


 ケイザック伐採場で採集して、チョイ、謎の香草の種、謎の野菜の種、スカルローカスト、Kエッグをゲット。


 モグガーデンへ。
 畑(ランク6)で、謎の樹木の苗+風のクリスタル→氷のクリスタル、雷のクリスタル、水のクリスタル、ラテーヌキャベツ、謎の香草の種、謎の穀物の種、デスストーン、モコ草、虫の翅、コウモリの翼、炎の鉱石、土の鉱石、闇の鉱石、風のフュエルをゲット。


 木立(ランク7)で、森の挿木を使って、土のクリスタル、雷のクリスタル、水のクリスタル、パママ、胡桃、ロンフォールマロン、エルム原木、メープル原木、ウォルナット原木、チェスナット原木、ホワイトオーク原木、マホガニー原木、エボニー原木、謎の樹木の挿木、パインナッツ、森の挿木をゲット。


 鉱脈(ランク7)で、ワークスオイルを使って、スズ石、鉄鉱、黒鉄鉱、アダマン鉱、オリハルコン鉱、ダリウム鉱、火打石、陸魚の鱗、陸ガニの甲殻、海亀の甲羅、コウモリの牙、雄羊の角、大サソリの甲殻、大サソリの爪、魚の骨、上質な陸ガニの甲殻、ウーツ鉱、上質なサソリの甲殻、魔銅鉱、鍮石、バナジウム鉱、ヴェルクの首飾り、マタマタの甲羅、チタン鉱、ビスマス鉱ヴォエイソード-1をゲット!


 池(ランク7)で、ワークス練り餌を使って、レッドテラピン、ダークバス、ブラックイール、ピピラ、エルシモニュート、ヤユンパルウ、ブラスローチ、ドワーフレモラ、ランプマリモ、竜眼をゲット。


 海(ランク7)で、ワークス撒き餌を使って、ゼブライール、ブラックソール、コバルトジェリー、ギガントスキッド、三眼魚、グリーディ、ブラックプローン、錆びた銭をゲット。


 漂着物から、オレンジジュース、ハイエーテルをゲット。


 飼育場(ランク7)へ。
 ベヒーモス☆から、カラクールの肉をゲット。
 餌に野兎の肉を与えて、お世話する。


 ボム☆2から、赤石をゲット。
 餌に闇の塊を与えると体をもぞもぞさせている。
 大声で呼んでお世話する。


 萌芽マンドラゴラ☆から、マンドラゴラの双葉をゲット。
 餌に蒸留水を与えて、つついてお世話する。


 アダマンタス☆3から、クアールの肉をゲット。
 モコ草を餌に、なでてお世話する。

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 今日のパラノマサイト FILE23 本所七不思議はどうかな?


 案内人から質問される。


 土御門晴曼の魂→送り提灯


 本所事変にて蘆乃との対決に敗れた晴曼は、法恩寺付近をさまよい、その後、残された伝説に寄せて呪影の姿形が変わった。
 送り提灯は麻由の呪影であったが、晴曼の肉体と意識に呼ばれて一時的にあの場に現れていた。


 土御門晴曼の現身→興家彰吾


 興家彰吾は一般家庭の出身だが、遠い先祖の血が隔世で強く現れたようだ。
 福永葉子も同じで、遠い祖先であった蘆乃の血が隔世で強く現れてしまっていた。


 土御門晴曼の精神→プレイヤーがゲーム最初で付けた名前


 プレイヤーは、蘇りの秘術と呪いが呼び起こされたことにより、封印から目覚めた晴曼の意識だったが、記憶を失い、己で課した使命を忘れてしまっていた。
 そこで、意識のみの晴曼を案内人が導き、ストーリーチャートによって時間と空間と、憑りつく相手を移り変えて、取り憑いた相手の行動を密かにコマンドを使って制御していったことで、今回対処すべき事態の全貌を把握することができた。
 今回の黒幕は、秘術と呪いを呼び起こした蘆乃の末裔の福永葉子だった!
 プレイヤーは、葉子を倒すことができるときに、無意識に己の呪詛を発動させていたのだ。
 ストーリーチャートで葉子が死ななかったことにすることが、あたかも秘術であるように案内人は誘導したが、これは実際に黒幕を倒さなかった場合の顛末を見せるためであった。
 興家彰吾は、主導権を晴曼(プレイヤー)が持っている間も、呪詛行使を自分の意思で発動させていた。これは、「興家彰吾が何人殺したのか」はそう意味だったのだ。
 蝶澤麻由が、晴曼(プレイヤー)の見聞きした情報を伝え聞くことができたのも、送り提灯の呪影に取り憑かれたいたため、呪影を通して聞こえたのだろう。


 福永葉子
 江戸時代の本所して、蘇りの秘術を奪おうとした蘆乃の遠い子孫にあたる。
 生まれながら強い霊感を持っており、自身の能力を活かし、今の時代に術師としての力を示すことでお家復興を果たそうと、蘆乃が達成できなかった禁忌の蘇りの秘術を復活させようと考えた。
 葉子は、禄命簿を見つけ出すと、大量の滓魂を一気に集めるために大規模な霊夜祭を本所七不思議の呪いを呼び起こす計画を立て、秘術で蘆乃を現世に蘇らせることを目論んでいた。
 呪いは人々から認知され恐れられるほど効果を増すため、新石に禄命簿を預け、噂を広めさせることにした。
 滓魂を集める役として、秘術に理解が深そうな犯罪者として根島にもコンタクトを取り、呪詛珠を得るように仕向けた。
 またその過程で、今回の計画を無効化される危険のある陰の書の存在を知り、新石に渡した禄命簿にその存在について追記しておいた。
 調査の末、吉見が晴曼の末裔であることを発見し、呪いで脅して陰の書の所在について口を割らせようとするものも、彼の強い意志により失敗。晴曼の末裔であるので、念のために呪殺した。
 呪詛珠を集めるには呪主になる必要があるため、葉子自身も害が少なそうな置いてけ堀の呪詛珠を入手。
 晴曼の末裔である彰吾も危険因子として、事前にコンタクトを取って近くに置き監視していたが、呪いが呼び起こされると同時に彰吾の中に晴曼の精神が目覚める仕掛けのことは知らず、現れた晴曼によって呪い殺され、彼女の計画は未然に阻止された。


 命をひとつ蘇らせることができるとしたら、どうしたいですか?→必要ない、破棄する


 これが本来の晴曼の意思であることを知った案内人は、選択肢になかったことを詫びる。


 ここに辿りついたということは、解除の術は発動し、秘術も呪いを消え去った。


 エンディング#6:もうひとつの結末


 興家彰吾
 午前1時
 すべてを知った彰吾は、自分が葉子を殺したことを悟る。
 そして、すべてを止めるには、今ここで葉子を殺すしかなかったことも理解する。
 「俺たちは、出会ってしまった以上はこういう結末しかなかったのだろうか。もっと違う形で出会えていたら・・・
 今夜はモスコミュールでも浴びるほど呑もう」


 志岐間春恵と櫂利飛太
 午前1時
 「どうしたんだい、マダム?」
 「夢を見ていたみたい。蘇りの秘術が本当になったっていう」
 「残念ながら、そんなものはないよ」
 「そうよね」
 「ただ、そんな術はなくとも、誘拐事件の真相は必ず僕が突き止めよう。それというのも、なんと1年越しに重要な手がかりを見つけたからだ。誘拐現場の目撃情報だと言っていい」
 「まあ」


 津詰徹生と襟尾純
 午前1時
 「おいおいおいおい、救急隊から連絡があって来てみりゃ、なんだ、こいつは!」
 「旧安田庭園での吉見の変死事件を調べていたら、区内の別の公園でまた変死体・・・これは関係があるんでしょうか」
 「う~ん」
 鑑識官「すみません。被害者の所持品にこんなものがありましたけど」
 「なんだ、これ?ボス、被害者の女性が持っていたアドレス帳に吉見肇の連絡先と写真が入っていたようです」
 「なんだと!」
 「しかも、その吉見の写真ですが、バツ印とか怪しげな模様が書き込まれていて、心臓部分には釘のような穴が開いてました」
 「なにぃ!」
 「もしかして呪いとかの類でしょうか?」
 「くそっ、やっぱりナカゴシ案件かよ」
 「なんですか、ボス?」
 「なんでもねえ。写真は証拠品として押収しておけ。俺はちょっと連絡してくる」
 「わかりました」


 逆崎約子と黒鈴ミヲ
 午前1時
 「やっぱり美智代ちゃんは事故みたいだよ」
 「うまく問いかければ、もう少し情報が得られるかもね」
 「さすがに蘇りの秘術はなさそうだけど、思ってたよりも事情に詳しい霊が来てくれた感じだね」


 新石「なぜ、何も起きない!このままでは、契約が・・・なんてこった!
 やはり、こんな禄命簿なんて信じるんじゃなかった!」


 津詰とエリオは、利飛太と春恵の目の前で、誘拐事件について岩井を任意同行しようとしている。


 津詰、エリオ、やっこ、ミヲの前で、美智代の霊に怯える並垣が自白している。


 やっことミヲは、美智代の死の真相を知り、号泣している。


 麻由は、エリオと利飛太から、吉見が葉子に殺されたことを聞かされるが、詳しい事情は津詰しか知らないようだ。
 利飛太が、吉見の家系が原因だと気づいて、調査を任せてくれ、と言い出す。


 霊感に目覚めた彰吾は、会長の行動が目に余るので忠告しにきた、と弓岡に告げる。


 岩井から根島のことを聞いた津詰は、根島に会いに行く。
 何か企んでいるのか、と聞かれた根島は、「人聞きの悪いことを、オレはただのしがない校務員、葦宮誠ですぜ。」と答える。
 そして、葦宮に娘のことを尋ねられた津詰は、ぼちぼちだ、と答える。


 FILE23をゲット!

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 今日のパラノマサイト FILE23 本所七不思議はどうかな?


 弓岡の右横の呪影を調べる→彰吾には、それが何かはわからない。


 呪影を視線から外して、もう一度呪影を見ると、こっちに近づいてきているので、再度調べる→触れに行く


 新しいルートが解放!

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 今日の不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイスはどうかな?


 ネコマネキ村へ。
 ポン太のクジで、図鑑をゲットと、秘伝の甕解放!


 ポイントショップで、ポイントカードをゲット。


 タヌキ合言葉で、アイテムをゲット。
 かいわれだいこん→草かりのカマ
 のろわれしけん→血引きの刃
 マネーがだいじ→金食い虫こん棒
 かねがかかるたて→金食い虫の盾
 いちげきひっさつ→キョクタンソード
 ぼうぎょふよう→攻撃の盾
 ひるかたいたて→昼の盾
 よるつよいたて→夜の盾
 ノナリーゲーム→ノナリーの腕輪(呪い)
 ぶきよこんにちは→武器束ねの腕輪
 マクベス→かなしばいの杖【5】
 はっぴーなどうぐ→しあわせ草(祝福)
 ぞんびだいすき→復活の草
 タオのおとしもの→やりなおし草
 なにもかいてない→白紙の巻物
 むりょうサービス→タダの巻物
 いちかばちか→バクチの巻物
 コッパのおたから→祝福の巻物
 げんさんのつぼ→笑いの壺【5】
 まぜまぜるんるん→合成の壺【5】
 なにもあたらない→身かわし香の壺【5】
 777→フィーバーの壺【3】
 タオのへそくり→5000ギタン
 バナナおうじ→レッドキャット
 パコレプキン→オレンジキャット
 サルマサブロウ→イエローキャット
 くさこどり→グリーンキャット
 チュンソフト→ブルーキャット
 かのうしんや→インディゴャット
 パーフェクト→パープルキャット


 図鑑


 道具図鑑   122/900  13%
   武器  10/328  3%
   松明  0/3  0%
   盾  9/296  3%
   腕輪  9/296  3%
   草  19/34  26%
   巻物  21/53  39%
   壺  12/34  35%
   杖  10/24  41%
   札  2/13  15%
   おにぎり  4/9  44%
   桃  3/4  75%
   矢  1/11  9%
   石  2/4  50%
   ワナ  11/33  33%
   その他  9/20  45%
 モンスター図鑑   12/468  2%

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 今日のFINAL FANTASY XI ヴァナ・ディールコレクション4はどうかな?


 スペシャルダイヤルを使って、ラタン材をゲット。


 ガレーキッチンから、魚の骨をゲット。


 シーフのレベルが50になったので、ル・ルデの庭の大公私邸前にいるマートに話しかけて、クエスト:限界への挑戦開始!


 魔法の地図屋で、各3000G払って、クロウラーの巣の地図、エルディーム古墳の地図を購入。
 ウィンダス水の区の目の院屋上にいるChurano-Shuranoに1万G払って、魔法の天文盤を購入。


 ガルレージュ要塞の第一魔防門奥にいるExplosureを倒して、ボムの炭をゲット。
 ついでに、他のジョブもレベル50まで、レベル上げ。
 Skewer Samを倒して、コカトリスの皮をゲット。


 ユニティワープ125で、ロランベリーへ飛び、クロウラーの巣へ。
 大サソリを倒して、土のクリスタル、大サソリの甲殻、大サソリの爪をゲット。
 ハチを倒して、風のクリスタル、蜂の巣のかけら、獣人印章をゲット。
 Exorayを倒して、エクソレイの粘菌、闇のクリスタル、マヨイタケ、ネムリタケをゲット。


 ジュノ上層→バタリア丘陵→エルディーム古墳へ。
 入口で本に触る。
 スニークをかけて、古墳内を巡り、古代魔法のパピルスの紙片X3をゲットして、古代魔法のパピルスをゲット。


 マートのところに戻り、ボムの炭、エクソレイの粘菌、古代魔法のパピルスを渡して、クエストクリアして、レベル上限が55になった!

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 今日のアパシー学校であった怖い話1995特別編はどうかな?


 1週目クリア
 1人目は荒井昭二を選択→シナリオ:誕生日プレゼント→荒井エンディング№03~05
 2人目は風間望を選択→シナリオ:五百円硬貨→風間エンディング№10
 3人目は細田友晴を選択→シナリオ:夜泣き石→細田エンディング№13・14
 4人目は岩下明美を選択→シナリオ:命の値段→岩下エンディング№03~05
 5人目は福沢玲子を選択→シナリオ:愛と友情のはざま→福沢エンディング№20~22
 6人目は新堂誠を選択→シナリオ:呪いのマンシール→新堂エンディング№06~08
 7人目はシナリオ:記憶のほころび→七話目エンディング№01~03


 2週目プレイ開始!
 1人目は岩下明美を選択→シナリオ:偽りの愛→岩下エンディング№01・02


 2人目は新堂誠を選択。


 新堂誠は、3年D組の生徒。


 お前がどうして新聞部に入ったのか教えてくれ
  1. なんとなく入りました
  2. 前から憧れてました
  3. 何かお勧めのクラブは?
 「ずいぶんと変わった部に憧れていたんたな、お前。何に興味を持つかは人それぞれだからな。
 それより俺みたいな奴が、こんな女子供が喜びそうな集会にいるのは場違いだって感じてんじゃねえか?」
  1. そんなこと思ってません
  2. はい、正直に言うと感じてます
  3. 何に興味を持つかは人それぞれです
 「それが本音なら、お前は肝っ玉が据わった男だな。まあ、たいていのやつら俺を怖がって、そういった上っ面の答えを返すんだ。お前の言葉が本物かどうか、これから試させてもらうぜ。
 それじゃあ、さっそく話を始めるとするか。ところで、この部屋、なんか怪しくねえか?
 霊ってのはよ、人間の気を敏感に察知するっていうからな。それでな、霊は恐怖心を持った奴の周りに集まるっていうじゃねえか。
 怖い話をしているとき、突然背筋にゾクって寒気が走る。あれはま、そいつの背中を霊が撫でてるんだぜ。
 坂上、お前、まさか怖がったりしてねえよな」
  1. 怖いです
  2. 怖くありません
 「そうか、怖いのか。正直でいいことだが、だったら、お前は霊の餌食だよ。霊に精神を食われないように、しっかりと自分を保つんだ。
 噂話って知ってるか?口裂け女とか、人面犬、トイレの花子さんや、メリーさん。そういう噂、お前は馬鹿にしているか?」
  1. している→新堂エンディング№02:高木ババアなんて怖くない
  2. していない→新堂エンディング№01:吉田の執念
  3. 何とも言えない
 
 「信じるのは馬鹿らしい。かといって、心のどこでは信じている自分もいる。そんなあやふやな感じってところか。」



 新堂のクラスメートに吉田達夫という男がいた。
 現実主義というか、アンチ・ロマンチストというのか、どにかく嫌な男だ。
 勉強はできたけど、それだけの男で、いつも気取っていて、殴ってやりたいタイプだった。
 吉田は、どんなに殴られようが絶対に抵抗しないが、きちんとそれを先生に報告していたので、いじめようとしてもいじめられない男だった。
 先生の間では、成績抜群で品行方正、先生には従順でなんでも従い、問題があるとすぐに報告するため、評判が良かった。
 吉田はそんな男だから、誰にも相手にされず、無視されていた。
 ところが吉田は、それを喜んでいるようだった。自分が選ばれた人間にでもなったつもりで、周りを見下しているのは見え見えだった。


 「お前はそんな奴には何かガツンと一発かましてやりたいと思うだろ?」
  1. はい→新堂エンディング№01:吉田の執念
  2. いいえ
「腹が立つ奴がいても、だんまりなのか?
 だとしたら、よほどの優等生か、逆に冷たい人間なんだな」


 そんな時、新堂はちょっとおもしろい話を聞いた。高木っていう名前のババアの話だった。


 「お前、聞いたことあるか、高木ババアの噂を」


  1. 知っている→シナリオ:呪いのマンシールへ
  2. 知らない

 「知らない、そうか。お前に話してやるぜ。高木ババアの話をよ」


 そのババは、ませたガキが好きそうなフリルのついた真っ赤なロングスカートをはいている。
 足が隠れて地面を引きずるほどのロングスカートのため、高木ババアのスカートの裾はボロボロだった。
 そのババアは腰まである伸ばし放題の髪の毛をいつも垂らしていて、顔を隠している。
 その顔を見た人の話では、すげえ厚化粧をしており、あの顔を見たら、二度と忘れらないとのこと。
 そして、上は白のブラウスを着ているのだが、お姫様が着てるようなヒラヒラのついたかわいらしいブラウスなのだが、ずっと着続けているせいか、元の色がわからないぐらい薄茶色に変色していた。
 ところどころ穴もあいているし、ツギハギだらで、すんげえ臭い。
 そして、ものすごいスピードでピョンピョン飛びながら歩いていた。


「時速100キロで、ピョコピョコ飛び跳ねながら走る厚化粧をした薄汚ねえババア。そんな奴に追いかけられたら、お前どうする?
 お前、笑ったか?今、笑ったんじゃねえのか?」
  1. 笑った→新堂エンディング№01:吉田の執念
  2. 笑っていない
 「引き攣った笑いだったのか?そんな話は嘘だって言いたいんだろう?」
 


 高木ババアが何でピョコピョコ飛び跳ねるのかは、片足がないからだ。
 なんでも、交通事故でトラックのタイヤに足を巻き込まれたらしいんだけど、そのとき家族も一緒にいて、息子夫婦に3人の孫、全員、即死だった。
 死体は原形をとどめておらず、ミンチみたいにグチャグチャになったらしい。
 トラックの運転手は酔っぱらっていたらしく、事故に気づかず、子供をタイヤに挟んだまま、10キロ以上走ったそうだ。
 それで高木ババアは発狂してしまい、その後、家族みんな死んだショックから立ち直れず、自宅の布団で、誰にも看取られずに死んだらしい。
 死後1カ月以上経って発見されたそうで、今現れる高木ババアは幽霊だ。
 幽霊だからこそ、時速100キロで走ることができるのだ。
 高木ババアが臭いのは死後1カ月以上経っているからで、あの服装は事故にあったときの服装とのこと。
 そして、高木ババアは、ある目的があって狙った奴の前に現れ、高木ババアに狙われると絶対に逃げられないため最後らしい。
 高木ババアは、最初は何気なく声をかけてくる。
 「身寄りのない年寄りの思い出話を聞いてくだされ」
 ついうっかり情けをかけて相手をしたら、もう最後だ。いきなり、あの時の事故の話を始めるのだ。
 「私には、人様のうらやむのうな家族がいましての。よくできた息子に、よくできた嫁。目に入れても痛くないほどのかわいい孫が3人。
 そりゃあもう、とても幸せな家族でした。仏様には毎日お礼を言いました。
 でも、ひどいもんです。仏様なんて、いやぁしません。私の家族はみんな死んでしまいました。
 交通事故でした。私を残して家族全員、トラックに轢かれちまったんでごぜえます」
 そんなこと言われたら、聞いているほうは、慰めないわけにはいかない。
 「その分、おばあさんが頑張って生きなきゃ」
 「ありがとうごぜえます。こんなババアに気を遣ってくださって。
 あんた様は、死んでいった家族たちのことがかわいそうだと思いますかのう?」
 「ええ」
 誰だって、反射的にそう答えるだろう。
 すると、高木ババアは、薄汚れたスカートをめくって、こう言う。
 「私しゃあ、そん時の事故で片足をなくしちまいました。私のなくなった片足、不憫だとは思いませんかのう?」
 (さあ、どうだ。お前の心は恐怖心でいっぱいだろう。さあ、おとなしく私に食われてしまうがいいよ)
 まるでそんなことを言っているように、醜く化粧されたシワだらけの顔をこっちに向けてニタニタと笑う。
 もう、走り出すしかない。
 走って走って、心臓が口からこぼれるほど走りまくって逃げる。
 そして、もうだめだ、走れない、と思って、ふらふらの足を休め、全身で息をして、ふっと顔を上げると、高木ババアがニタニタ笑いながら、目の前に立っている。
 「よくできた息子は、腹の上を裂かれて真っ二つ。内臓が飛び出て、どこにいったかわからなくなりましてのう。かわいそうだと思うなら、あんたの内臓をくださいな」
 また逃げる。逃げて、逃げて、逃げまくる。
 足が痙攣して転ぶ。
 後ろからゆっくりと足音が聞こえてきて、真後ろで止まる。
 「よくできた嫁は、両腕を轢き潰されてしにました。かわいそうだと思うなら、あんたの両腕くださいな。
 目に入れても痛くないほどかわいい3人の孫。
 一人は両足を潰されました。
 一人は首を潰されてしにました。
 そして、最後の一人は、タイヤに巻き込まれて体中の皮膚をひっぺがされて真っ赤になって死にました。
 家族はみんな、挽き肉みたいにグジャグジャになって、死んだんでごぜえます。
 かわいそうだと思うでしょう?
 だったら、あんたの体をくださいな」
 そして、首を絞め上げられ、ジ・エンド。
 死んだあと、死体は見つからない。全身は死んでいった家族に分け与えられるから。


 「この話を聞いた奴はよ、1週間以内に必ず高木ババアに会うっていうぜ。
 俺は、お前に話したんだからな。ここに集まっている残りの5人は関係ねえぜ。
 お前、笑っているのか?それとも、震えているのかよ。
 そう心配すんなよ。実は助かる方法もあるんだぜ」


 「助かる方法を知りたいか?」
  • 知りたい
  • 別に知りたくない
 「高木ババアに会わないですむ方法、それはな・・・
 1週間以内に誰でもいいから10人以上に高木ババアの話をするんだ。
 それも高木ババアの話を知らない奴にだぞ。知っている奴に話しても、だめだからな。
 それを守れなかったら、お前は死ぬぜ。
 それでな、吉田にもこの話をしてやったんだよ」


 「なあ、吉田、ちょっとおもしろい話があるんだけど、聞いてくれねえか?」
 吉田は気のない素振りで聞いていたが、話が進むにつれ、新堂の話に耳を傾けるのがわかった。
 新堂が話し終えると、吉田は馬鹿にしたようにせせら笑った。
 「君って子供。もし信じてたら、かわいそうだなあ」
 「お前が信じるも信じないのも勝手だけでよお。高木ババアを見たからって、俺のせいにするんじゃねえぞ」
 吉田は吹き出した。
 「ぷぷっ!もし本当に会えたら、すぐに君に知らせてあげるからさ。
 じゃあね、僕、君と違って塾があるから」
 そういって吉田は荷物を片付けると帰ってしまった。


 「悪いが俺はよ、こういう噂は信じてるもんでな。
 俺が高木ババアに話を聞いたときは、急いで10人に話だぜ。
 それで、吉田はどうなったと思う?俺の話を信じて、ちゃんと10人に話したと思うか?」
 「お前の勘が当たっているかどうかは、まあ続きを聞いてくれ」


 次の日、吉田は別に何気なくふるまっており、別に誰かに話をする風もなかった。
 日曜日には新堂は、吉田があせっていると思って電話した。
 「君、馬鹿じゃないの?悪いけど、僕は高木なんてババアの話は忘れてたよ。君、頭が変なんじゃないの?一度、病院行ったら?
 あのさ、君が何を思おうが僕には関係ないけどね、大切な僕の休養日に邪魔だけはしないでくれる?」
 言うだけ言って、吉田は一方的に電話を切った。
 新堂は、吉田の慌てるところを見てみたかったが、吉田が死ぬかどうか見極めることにした。


 そして、いよいよ明日で約束の1週間が終わるという日になった。
 いつも他人を見下した態度をとっている吉田が、その日に限って妙にしおらしい。
 愛想笑いなんか浮かべて、すれ違う奴らにペコペコあいさつしている。
 今までが今までだから、誰も吉田なんか相手にしない。
 吉田は、何か話したそうにしているが、誰も聞かない。
 吉田が、高木ババアの話を気にしており、誰かに話したくて仕方ないのに、誰も聞いてくれないのが、新堂にとっておかしくてしかたがなかった。
 吉田は頭を下げながら何人かに話し始めるが、すぐに逃げられてしまう。
 新堂のクラスメートは、もうみんな高木バアアの話を知っているのだ。
 新堂がニヤニヤしながら吉田を見ていると、それに気づいた吉田が、今にも泣きそうな顔で新堂の側に駆け寄ってきた。
 「なあ、新堂君」
 吉田は、泣き出しそうな声を出し、新堂の手を握り締めてきた。
 「あの話は冗談だよね?」
 「何の話だよ、お前、俺と口聞きたくなかったんじゃなかったっけ?俺、お前の大事な時間を邪魔しちゃ悪いからよぉ」
 突然、吉田は土下座して新堂に謝った。
 「ごめんよ。僕が悪かったよ。だから許しておくれよ。
 僕のこと助けて!!」
 新堂は、これ以上しらばっくれるのもかわいそうになり、土下座する吉田を助け起こした。
 「そんな高木ババアが怖いんだったら、話せばいいじゃねえか」
 それを聞いた吉田は大声で泣き始めた。
 「うわあああん!!みんな知ってるんだもの。みんな高木ババアの話を知ってるんだよ!
 まだ3人しか話せてないんだよ。お願いだよ!死ぬのはいやだよ!」
 「3人って誰に話したんだよ?」
 「お父さんとお母さん、それから親戚のおばさん。
 学校のみんなも、塾のみんなも、誰も聞いてくれないんだ。聞いてくれそうになった連中も、みんな知ってるんだよ。高木ババアの話をさ」
 「先公は?お前、ずいぶんと気に入られてたじゃねえか」
 「馬鹿にして、僕の話をまじめに聞いてくれない。
 それでも無理に話そうとすると、怒鳴るんだよ。お前はいつから、そんな馬鹿な事を言う生徒になったんだって、まじめに心配そうな顔をするのさ。
 もう、だめだ。もう、僕は死んでしまう。お願いだ。助けてくれよ」
 「あんなの冗談さ。高木ババアなんているわけねえだろう」
 新堂は、吉田がかわいそうに見えたので、心にもないことを言ってしまった。
 「本当に、あれは嘘だったんだね!」
 「ああ、冗談だよ、気にすんな」
 「ありがとう!その一言で僕は救われるよ。本当にありがとう」
 吉田は、落ち着いて帰っていった。
 しかし、新堂は、吉田が早めに10人に話しておけばこんなことにならなかったんだ、と思っていた。


 そして約束の1週間目がやってきたが、吉田は学校に来なかった。
 恐ろしくなった新堂は、話をした責任を感じ始めた。
 そして、放課後、新堂は吉田の家に電話したら、吉田は家にいた。
 「なんだ君か。どうしたの?」
 「お前、今日学校休んだじゃねえか。何かあったのかと思ってよ」
 「あっははは、何言ってんの、君?あれは冗談だんだろう?いやあ、僕としたことがちょっと取り乱しちゃったよ。君みたいな下等な人間に騙されるところだった。
 今日は、ちょっと疲れたから休んだだけさ。別に君に心配してもらう必要はない。
 あ、そうそう、前にもう僕の家に電話しないでくれって言ったよね?もう電話、しないでくれる?
 それから、君がした高木ババアに話、明日になったら先生に報告しておくつもりだから、覚悟しておくんだね。
 君のような奴を愉快犯っていうん・・・」
 そこまで聞いた新堂は、受話器を叩きつけた。
 腹が立った新堂は、そこら辺のものに当たり散らしたが、怒りは収まらない。
 仕方がないので、新堂は寝ることにした。


 電話のベルの音で、新堂は目覚めた。
 受話器を取ると、金切り声が聞こえてきた。
 「助けてくれよ、新堂君!!」
 電話の主は吉田だった。
 「ウソツキ、どうして嘘なんかつくんだよ。新堂君の責任だよ。僕が死んだら、新堂君の責任なんだ。どうしてくれるんだよ!
 高木ババアが出てきちゃったじゃないか!高木ババアが、あと6時間でお前を殺すっていうんだよ!殺されるよ!」
 「馬鹿言ってんじゃねえよ。俺はお前の時間を邪魔するつもりはないからよ」
 「お前の責任だ!あと6時間のうちに7人に話さないと俺は殺されるんだぞ!」
 「うるせえ!」
 そう言って新堂は、受話器を置いた。
 新堂が時計を見ると6時を回っていた。
 ちょうどその日、新堂の両親は法事で田舎に言っており、明日の朝まで家には、新堂一人きりだった。
 新堂は、念入りに戸締りをし、作り置きの夕食を食べた。
 8時を回ったころ、また吉田から電話があった。
 「見つからないよ!まだあと5人にも話なさきゃならないんだ!」
 「いい加減にしろ!」
 「いるんだよ!高木ババアが僕のことを見ているんだよ!どこに行っても追いかけてくるんだ」
 「死んじまえよ、クソ野郎!」
 新堂は、電話が壊れるかと思うほど、受話器を乱暴に叩きつけた。
 嘘をついているとは思えない雰囲気の吉田から恐怖を感じた新堂は、テレビのボリュームをいっぱいに上げた。
 何かほかのことを考えようとしても、吉田のことが浮かんで消えない新堂は、風呂に入ることにした。
 風呂に入っているときに、また電話のベルが鳴ったが、新堂は怖くて電話に出れなかった。
 ベルは20回ほどなってようやく切れたが、すぐにまたかかってきた。
 新堂は風呂を飛び出し、受話器をとってすぐに切った。
 それでも電話がかかってくるので、新堂は電話線を外した。
 そして、新堂はリビングのソファの上で足を抱えて、時計を見つめ、12時になるのをじっと待った。


 12時まであと5分ほどになったとき、「新堂」という声をともに、家のドアをぶち壊すような勢いでたたく音が聞こえた、
 吉田が、家にやって来たのだ。
 「新堂、もう時間がないんだ。俺は死ぬ!だから、お前も死ね!死んで責任をとりやがれ!」
 新堂は、急いで玄関に行き、中からドアを押さえつけた。
 「俺はなあ、道行く奴を呼び止めてまで、無理やり話を聞かせたんだよ!まるで狂人扱いさ!
 殴られもしなけどよぉ、話したよ!後ろには高木ババアがいるからよお!
 でも足りないんだよ!あと一人!もう時間がない。だから、お前を殺すんだ!」
 突然、ドアが激しく揺れて隙間に刃物の切っ先が垣間見えた。
 そして、吉田は諦めたのか、すぐに物音はしなくなった。
 その時、鼓膜が破れるようなものすごい音が鳴り響いた。リビンクからだった。
 新堂が目を向けると、リビングの一面を壁を覆っていた窓ガラスが粉々に砕け散っていた。
 「新堂!!」
 絨毯にまき散らされたガラスの破片の上に、土足の吉田が仁王立ちになっていた。手には包丁を持ち、体中から血を滴らせながら。
 顔は青く腫れあがって歪んでいた。無理やり見知らぬ通行人に高木ババアの話をしようとして殴られたのだろう。
 新堂は、吉田に殺される、と覚悟を決めた。
 その時、いきなり吉田が包丁を振り回しながら、見えない何かを必死に追い払うように、暴れ出した。
 吉田には高木ババアが見えているのだ。
 「やめろよ!もう少し時間をくれよ!こいつを殺してからにしてくれよ!ぎゃあ!!!」
 突然、吉田の腹が真一文字にパックリと割れた。
 吉田は苦しそうに目を細めると、ぱくぱくと口を開いた。
 「うわああ!」
 新堂は叫んで、階段を上がり、自分の部屋に逃げ込もうとした。
 「逃げるな」
 吉田は、新堂を追いかけてきた。
 足が震えてうまく階段を上がれず、つんのめった新堂の足首を、吉田の血まみれの手が掴んだ。
 新堂が慌てて振り返ると、吉田は新堂の足首を握りしめたまま、嬉しそうに包丁を振り上げていた。
 吉田の腹からは、腸がベロンとはみ出ており、ほかほかと湯気を立てていた。
 吉田は新堂めがけて包丁を振り下ろしたが、必死だった新堂は渾身の力を込めて足をけり出すと、見事吉田の腹に命中した。
 吉田はそのままもんどり打って、階段を真っ逆さまに転げ落ちて行った。
 腸が階段にぺちゃりと張り付いていたが、吉田は動いていた。
 「し・・・ん・・・どう・・・」
 ものすごい目で新堂を睨みつけるが、新堂は四つん這いになって這いずりながら階段を上がり、なんとか自分の部屋に逃げ込んだ。
 ドアの向こうから、ズルズルビチャビチャ階段を何かが這い上がってくる音が聞こえてくる。
 新堂は、鍵のないドアのノブに手をかけ、ドアが開かないように必死に体を踏ん張らせた。
 「新堂、開けろ。お前を殺してやんだからよぉ」
 そして、がりがりとドアを爪で引っかく音が聞こえる。
 「開けろ」
 突然、ドアを破って包丁を握った手を突き出てきた。
 包丁は、新堂の左腕の肉をそいだ。
 「新堂、見ぃつけた」
 その時、ドアに空いた穴から、汚れた白いブラウスを着た手が伸びてきた。
 高木ババアの手が、吉田の手を掴んだ。
 「やめてくれよ。もう少しであいつをのこと殺せるんだよ、うぎゃああ!」
 ドアの向こう側から吉田の悲鳴が聞こえてくるのと、穴に手が引きずり込まれるのはほとんど同時だった。
 そのあと一切の物音は聞こえなくなり、床には包丁だけが落ちていた。
 新堂が時計を見ると、針は12時を指していた。
 10分ほどして、新堂は慎重にゆっくりとあたりに気を配りながらドアを押し開いた。
 ドアの向こうに何もなかった。吉田の死体も、腹から引きずり出された腸も、血の跡さえも。
 痕跡といったら、ドアに空いた穴と、床に落ちた包丁だけ。
 新堂が1階に降りると、リビングの窓ガラスは割れたままで、カーテンが風にたなびいていた。
 そして、玄関に目をやると、そこにも包丁を立てた跡がくっきりと残っていた。
 確かに吉田は来たが、12時を過ぎると同時に忽然と姿を消してしまった。


 次の日、新堂はこっぴどく親に叱られた。
 本当のことを言っても信じてもらえないため、友達がきて大騒ぎしたって嘘をついて謝った。
 そして、必死に頼み込んで部屋に鍵をつけてもらった。


 学校にも吉田は来なかった。
 突然家出してしまったそうで、行方不明になった。


 「そういえばお前、さっき吉田は期限に間に合わなかったって言ったよな。ご名答だ。なかなか鋭い勘をしてるじゃねえか。
 お前、俺の話、信じようが信じまいが勝手だけどよ。なんで、お前だけに話をしたのかわかるか?
 ここに集まった残りの連中は、もう高木ババアの話を知っているから、お前に話してんだ。
 どうして、わざわざこんな話をしたのか不思議なのか?悪く思わないでくれ、俺も必死なんだ。
 毎晩、吉田の野郎が俺の夢の中に現れんだよ。手足をちぎられ、内臓をそっくり抜かれた血まみれの吉田がよ。
 そんで、毎週10人に高木ババアの話しろって脅かすんだ。俺がその約束を守り続けなければ、俺のことを殺しにやってくるんだってよ
 俺、死ぬのは怖いからよ。たとえ誰にどう思われようと、俺はこの約束を守らなきゃなんねえ」
 「ヒヒヒ、面白い話でしたね。あの、せっかくですので少し付け加えさせてもらえますか」
 突然そう言って口をはさんだのは、さっき話をしてくれた荒井だった。
 「高木ババアの話は僕も知ってますし、1週間以内に10人以上に話しましたから、話さなかったときに何が起こるかは知りません。
 ただ僕は知っているんですよ。新堂さんが吉田さんに借金があったことを。50万円という多額の借金がね。
 ああ、借金というより恐喝って言うんでしたっけ?吉田さんは返さなければ学校や親にばらすって、ずいぶんと新堂さんに詰めよっていたそうですね。
 そんな吉田さんが、突然行方不明になって学校に来なくなった。偶然って怖いですね、ヒヒヒヒヒ」
 

 新堂エンディング№05:吉田の真実
 CGギャラリー 18/124

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〔新価格版〕ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード -PS5
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 今日のファイナルファンタジーVII リメイク インターグレードはどうかな?


 宝箱から、エーテルをゲット。


 神羅ボックスから、ポーションをゲット。


 △を押してリフトで、上の階に上る。


 神羅ボックスを壊して、MP回復。


 神羅ボックスから、ポーションをゲット。


 宝箱から、ポーションX2をゲット。

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 今日のFINAL FANTASY XI ヴァナ・ディールコレクション4はどうかな?


 フィッシュランキングは、グリモナイトの重さが軽いもの→633ポンズのものを登録した。


 ゴブリンの不思議箱で、スペシャルダイヤルを使って、MIシャルワー-1をゲット。


 ダイヤルキー#SPを使って、ワーグバグナウケプリジャケットライトリング卯花色の文机、バックラープラーク呪札をゲット!


 ガレーキッチンから、石のスープ、ゴブリン風キノコ鍋をゲット。


 エミネンスで、パタ、ナイトソード、ケーテン、飛燕、溶刀、ローズワンド、クォータースタッフを交換!


 ガードに土のクリスタルを渡すとランクポイントが上がって、ガードから、グスゲン鉱山でグロコライトをとってきてほしいと言われて、ミッション:忘れられた鉱山にて開始!
 鉱山区K-6にいるダヴィアドから、野兎の肉を餌にして現れた魔物を倒すと、グロコライトが手に入ると言われる。


 北グスタベルク→コンシュタット高地→グスゲン鉱山へ。
 入口で本に触る。


 ボギーを倒して、木綿布、夜光布、血染めの衣、反魂樹の根をゲット。
 Juggler Hecatombを倒して、ヘヴィハルバードをゲット!


 採掘して、銅鉱、スズ石、鉄鉱、鋭い金属片をゲット。


 J-7に野兎の肉を置き、現れたBlind Mobyを倒して、グロコライトをゲット。
 ガードに渡して、クエストクリア。


 ジュノ港で、鋭い金属片、硬い樹皮、皮付き羊肉の燻製で、青珊瑚のカギをゲット→天晶堂の宝箱を開けて、パッデットキャップをゲット!


 ケイザック古戦場で伐採して、パプリカ、ウルプカパームの実、アローウッド原木、ラワン原木、アッシュ原木、マホガニー原木、反魂樹の根、Aエッグ、Nエッグ、Tエッグ、ウルンダイ原木をゲット。


 ケイザック伐採場で採集して、モコ草をゲット。


 伐採で、ウィンダス水の区→西サルタバルタへ。
 採集で、謎の香草の種、モコ草、ヘンルーダ、Tエッグ、マージョラム、ウォードをゲット。

 モグガーデンへ。
 畑(ランク6)で、謎の香草の種+風のクリスタル→炎のクリスタル、土のクリスタル、水のクリスタル、風の塊、キングトリュフ、カザムがらし、ブラックペッパー、セージ、マーガレット、バニラをゲット。


 木立(ランク7)で、 森の挿木を使って、土のクリスタル、水のクリスタル、パママ、エルシモパキラの実、胡桃、エルム原木、アローウッド原木、メープル原木、ウォルナット原木、チェスナット原木、ホワイトオーク原木、マホガニー原木、ドッグウッド原木、パインナッツ、ウルンダイ原木、森の挿木をゲット。


 鉱脈(ランク7)で、氷のクリスタル、光のクリスタル、黒鉄鉱、アダマン鉱、クロマ鉄鉱、銀鉱、陸魚の鱗、大羊の歯、大サソリの甲殻、龍の爪、アントリオンの大顎、スナッピングモール、鍮石ヴォエイソード-1をゲット!


 池(ランク7)で、堀ブナ、ゴールドカープ、ザリガニ、三日月魚、ヤユンパルウ、ドワーフプギル錆びたバケツをゲット!


 海(ランク7)で、ゼブライール、ギガントスキッド、三眼魚、コーンカラマリ、シャル貝、ブラックプローン錆びたバケツをゲット!


 漂着物から、ハイポーション、エーテル、ハイエーテル+2、ハイポーション+2、黒虎の牙、バーストをゲット。


 飼育場(ランク7)へ。
 クロット☆から、獣人金貨、バファイクロット、クロットの思い出、アプカルの卵をゲット。
 野兎の肉を与えて、怒ってお世話する。


 元居た場所に返して、6700G、謎の樹木の挿木、ワークスオイル、謎の多肉植物の子株をゲット。


 ベヒーモス☆を飼い始めて、大羊の肉をゲット。
 餌に野兎の肉を与えて、お世話する。


 ボム☆2に成長して、ボムの灰をゲット。
 餌に闇の塊を与えると体をもぞもぞさせている。
 大声で呼んでお世話する。


 完熟マンドラゴラ☆から、土のクリスタル、完熟マンドラゴラの思い出をゲット。


 元居た場所に返して、20200G、謎の樹木の苗、ワークス肥料、ワークス練り餌、ワークスオイルをゲット。


 萌芽マンドラゴラ☆を飼い始めて、マンドラゴラの双葉をゲット。
 餌に蒸留水を与えて、つついてお世話する。


 アダマンタス☆3から、ダルメルの肉をゲット。
 モコ草を餌に、なでてお世話する。

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 今日の不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイスはどうかな?


 フォーチュンタワーに向かったジロきちを追って、オウマのほこらへ。
 何事もなくクリア!


 Lv4
 HP40
 ちから8/8
 ギタン1604
 経験値209
 武器:獣の牙 攻撃力8
 縦:鉄の盾 防御力6
 腕輪:しあわせの腕輪

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 今日の十角館の殺人はどうかな?


 お前たちが殺した千織は、私の娘だった。


 守須恭一は低いガラステーブルからその手紙を取り上げると、何度目かの吐息を漏らした。
 昨年の1月、ミステリ研究会の新年コンパの三次会。あの時守須は、同級の江南とともに途中で場を辞した。そのあとの、あれは出来事だった。
 封筒の裏に記された差出人の名は、中村青司。半年前、角島で殺害されたという男だ。守須にしてみれば、会ったことも顔を見たこともない人物だった。
 O市駅前の目抜き通りを抜けた、港に近い一角。巽ハイツという独身向けワンルームマンションの5階の一室である。
 守須はテーブルのセブンスターに手を伸ばした。
 (角島の連中は今頃何をしているだろう)
 壁際に置いたイーゼルに、描きかけの油絵が立ててある。色あせた木々に囲まれて、ひっそりと時を見つめる幾体もの摩崖仏たち。国東半島の、ほとんど人も訪れないような山の中で見つけた風景だった。まだ木炭のデッサンの上に薄く彩色した程度の状態である。
 そこへ電話のベルが鳴りだした。もう午前0時が近い。
 「やあ守須か」
 「ああ、ドイル」
 「その名前はよしてくれって言ってるだろう。昼頃には一度電話したんだけどな」
 「絵を描きに、バイクで国東まで行ってたんだよ」
 「そっか、お前のところにおかしな手紙が来てないか」
 「中村青司からのだろう?そのことで30分ばかり前に電話したんだよ」
 「やっぱり来てるのか」
 「今、どこにいるの。良かったらうちに来ないかい」
 「そのつもりで電話したのさ。近くまで来てるんだ。手紙の件で話したいことがあって、知恵を貸してほしいんだ」
 「貸すほどの知恵もないけど」
 「3人寄れば何とかってね。あ、つまり連れが一人いるんだ。一緒に行ってもいいだろう」
 「構わないよ。じゃ、待ってるから」


 「なんのつもりだか分からないけど、趣味の悪い悪戯だなと思って」
 「『お前たち』って書いてあるよね。だから、僕のところだけじゃないかもしれないとは考えていたんだ」
 「そっちのほうはどうも、コピーみたいだな、俺んちに来たやつがオリジナルってわけか」
 「多分これとまったく同じものが東の家にも届いている。電話して確かめてみた。それから中村紅次郎氏の許にも文面は少し違うが、同じ中村青司名義の手紙が来ていたんだ」
 「中村紅次郎というと中村青司の弟の?」
 「ああ、『千織は殺されたのだ』っていう文面だった、今日はね、彼を訪ねて別府まで行ってきたんだ。島田さんとはそこで知り合ったんだよ」
 「順を追って話してくれよ」と守須が言ったので、江南は今日一日の出来事を口早に語った。
 「相変わらず、好奇心に足が生えたみたいな奴だなあ」
 「いったい誰が、何のつもりでこんなものをばらまいたのか、どう思う」
 「告発、脅迫、そして角島事件に対する注意の喚起か。うん、なかなかいい線だと思うよ。
 あの島田さん、一つお聞きしたいんですが、去年の角島の事件が起きた時、中村紅次郎氏はどうしておられたんでしょう?」
 「それはアリバイといういう意味で?」
 「はん、いきなり鋭いアプローチをしてくるなあ。青司と和枝夫人を殺して一番利益を得る者は誰か。そりゃあ紅さんに決まっている」
 「そうです、失礼かもしれませんが、やはりまず疑われるべきなのは紅次郎氏じゃないかと」
 「しかし、守須君、その辺も警察も馬鹿じゃない。紅さんのアリバイももちろん洗われたよ。で。残念ながら彼には完ぺきな不在証明があった。
 9月19日の夜から翌朝にかけて、紅さんはずっと、この僕と一緒にいたんだな。珍しく電話が掛かってきてね、飲みにいかないかって。別府で夜中まで飲んで、そのあと僕は紅さんの家に泊ったんだ。朝になって事件の報せを受けた時も一緒にいた」
 「完璧ですね、たしかに」
 「もっと意見が聞きたいな、守須君」
 「そうですね。目新しい考えはこれといってはないんですけど、ただ当時新聞で事件の記事を読んだ時から、ずっと思っていることがあるんです」
 「何かな」
 「僕にはね、現場からなくなった和枝夫人の左手首、あれが事件の最大のポイントであるような気がするんですよ。もしもその行方が判明すれば、それですべてが見えてくるような」
 「ふむ、手首の行方ねえ」
 江南が「とろこで守須、研究会の連中が角島に渡ったのは知ってるか」と問うた。
 「うん。僕も誘われたんだけどね、やめにした。あんまり悪趣味だと思って」
 「連中、いつ帰ってくるんだ」
 「今日から1週間っている話だよ」
 「1週間もテントでか」
 「いや、つてができたんで、例の十角館に泊っているんだ」
 「そういやあ紅次郎氏は、あの屋敷を手放したって言ってたな。どうも胡散臭い感じがしてならないな。死者からの手紙が来て、それと入れ違いに死者の島へ向かう」
 「嫌な偶然ではあるね。気になるのならまず、あの三次会に参加した他のメンバーの家を全部当たってみることだろうね。東以外のところにもこの手紙が届いているかどうか、確認しておく必要があるだろう」
 「それはそうだな、春休みでどうせ暇にしてるしなあ。探偵ごっとに打ち興じてみるのも悪くない」
 「江南らしいね。それなら、ついでにどうだろう、角島事件のほうも、もうちょっと突っ込んで調べてみたら」
 「調べるって、具体的にどうやって」
 「例えば、姿を消した吉川っている庭師の家を訪ねてみるとか」
 「しかし・・・」
 「いや、コナン君」と島田が口を挟んだ。
 「そいつはなかなか面白いぞ。吉川誠一は安心院に住んでいたって言ったろう。そこには彼の細君がまだいるはずで、その細君っていうのは昔、角島の中村家に勤めていたらしいんだ。つまり、中村家の内部事情を知る唯一の生存者ってわけさ。」
 「住所はわかるんですか」
 「そんなもの、調べりゃわかるさ。コナン君は明日、午前中に手紙の確認をして回る。そのあと、午後から僕の車で安心院へ行く、どうだい」
 「OKです。守須は?お前も一緒に来たら」
 「行ってみたい気もするけど、あいにく今忙しいんだ。絵を描きに行っているって言っただろう」
 「国東の摩崖仏か、そういえばお前、好きだったっけな。何かコンクールにでも出そうと?」
 「いや、何となく思い立ってね。花が咲く前のその風景をどうしても描いてみたくなって。だから、このところ毎日あっちへ通い詰めなんだよ。
 とりあえず僕は、アームチェア・ディテクティブ(安楽椅子探偵)を気取らせてもらうよ」

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 今日の十角館の殺人はどうかな?


 窓際の1席に向かい合って座る。
 午後4時をまわっていた。朝から何も食べてないことを思い出して、江南はコーヒーと一緒にピザトーストを注文した。
 「さてコナン君、話の続きを聞かせてもらおうか」
 自分の頼んだアールグレイが来ると、それをポットからカップにゆっくりと注ぎながら、島田はおもむろに切り出した。
 「さっきも言ったように、単なる悪戯じゃないと思うんです。誰が何の目的でこんな手紙を出したのか、まるで見当がつかないっていうのが正直なところですね。ただ若干の分析が、まだできないこともないでしょう」
 「聞きたいな、それは」
 「つまりですね、たとえば僕のところに来た手紙の文面に、この送り主がどんな意味を込められているのかを想像してみると、3つほどのニュアンスが読み取れると思うんです。
 第一はこの文章がいちばん強調している『千織は殺されたのだ』という告発の意味合いですね。第二は第一から派生して、だから俺はお前たちを憎んでるぞ、お前たちに復讐してやる、というふうな脅迫の意味合い。そして、こういった告発文・脅迫分の主として最もふさわしい中村青司という名前が利用されることになった」
 「なるほど、三つ目は?」
 「第三は、前二つとは違った角度から見た場合で、この手紙に込められた裏の意味、みたいなものです」
 「裏の意味?」
 「なぜこの送り主は、今頃になって中村青司なんていう死者の名を持ち出してきたのか。脅迫文に凄みをつけようと思ったとしても、今どきそれを真に受ける者はいないでしょう。
 そこで思うに、去年の角島の事件にもう一度注目しろっている、僕たちに対する遠回しなメッセージなんじゃないかな、と」
 「いや、面白いと思うな。角島事件再考、再考の余地は大いにありそうだからね。コナン君、君じゃどのくらい知っているのかな」
 「新聞で読んだだけですから、あんまり詳しくは」
 「なら僕が知っているところを話しておいたほうがいいね」
 「ええ、ぜひ」
 「時は昨年9月。所は角島の通称青屋敷。殺されたのは中村青司と妻の和枝、使用人夫婦の計4人。それと行方不明の庭師が1人いる。犯行後の放火によって屋敷は全焼、犯人はまだ捕まっていない」
 「確か、行方不明の庭師が犯人と目されているんでしたね」
 「そう、けれどの決定的な証拠があるわけじゃない。姿を消したら怪しいという、結局はその程度の話だと僕は思う。
 さて、事件の詳細だが、まず屋敷の主人である中村青司について、少し説明しておく必要があるだろうな。当時、青司は、紅さんよりも3つ年上だから、46歳だね。とうに引退していたが、彼はかつて知る人ぞ知る、一種天才肌の建築家だった」


 中村青司は大分県宇佐市の資産家、中村家の長男として生まれた。高校卒業後、大学に行くために単身上京。T大学の建築学科に在学中、早くも全国レベルのコンペで賞をさらい、関係者の注目を集めたという。卒業後は、担当教授から大学院への進学を強く勧められたが、機を同じくして父親が急逝、郷里に帰ることを余儀なくされた。
 父親が遺した中村家の財産は莫大な額に上った。弟の紅次郎とともにそれを相続した青司は、まもなく角島に自らの設計による屋敷を建て、早々と半ば隠居を決め込んでしまう。


 「夫人の和枝は、旧姓を花房といって、宇佐に住んでいたころの幼馴染だったらしい。早くから両家の間で約束が取り交わされていた、許嫁同士だったとも聞くね。青司が角島へ渡るとほぼ同時に、二人は結婚した」
 「その後、建築の仕事はしなかったんですか」
 「するにはしていたが、半分道楽みたいなものだった、と紅さんは言ってたな。気に入った仕事だけ気の向いたときに引き受けて、自分好みの意匠を徹底的に凝らしてね、風変わりな家ばかり建てていた。そいつがまた、あちこちの好事家の間でめっぽう評判になったりして、わざわざ遠くから島を訪れる者も多くいたっていう」
 「ふうん、変わった人物だったんですね」
 「紅さんも、道楽で仏教学なんかやっててけっこう変わった男だが、その彼が『兄は変人なんだ』ときっぱり言うんだから間違いない。兄弟の仲はあまり良くはなかったみたいだけれども。
 さて、角島の屋敷にはほかに、北村という使用人夫妻が住み込んでいた。夫は屋敷の雑用と、本土との連絡に使うモーターボートの運転、女房のほうは家事全般を任されていた。もう一人は問題の庭師だね。この男は吉川誠一といって、普段は安心院のあたりに住んでいた。月に一度数日間泊りがけで仕事にくることになっていて、ちょうど火災の3日前から島に来ていたらしい。
 次に事件の状況だが、発見された死体は全部で4体。火事のせいでどれも黒焦げになっていたから、鑑識もかなり手こずったっていうね。
 北村夫妻は寝室で、頭を叩き割られて死亡。凶器と目される斧が同室で発見されている。また両名とも縄で縛りあげられていた形跡があった。死亡推定時刻はどちらも9月19日、火災前日の午後以降。
 中村和江は寝室のベッド下で、首を絞められて死亡。何か紐状の凶器で絞殺されてものらしい
。死体は左の手首から先が欠損していたが、これも死亡時に切断されたものと考えられる。切り取られた手首の行方は今もって不明。死亡推定時刻は9月17日から18日の間。
 中村青司は、和枝と同じ部屋で、全身に灯油を浴びせられ、焼死していた。死体からは多量の睡眠薬が検出されたが、これは他の3人の死体についても同様だった。死亡推定時刻は9月20日未明の火災時。
 火災の火元は屋敷の厨房と思われる。犯人はあらかじめ屋敷中に灯油をまいたうえで、ここに火を放ったのである。
 警察の見解は知っての通り、現時点ではほぼ、姿を消した庭師の吉川誠一が犯人だといういうところに落ち着いている。不明瞭な点はいくつもあるんだけどね。
 たとえばそう、和枝夫人の左手首の問題。吉川は何のために夫人の手を切り取り、それをどこにやってしまったのか。それから、逃走経路の問題もある。島に1隻しかないモーターボートは、入江に残されたままだったんだ。4人もの人間を殺害したあと、9月も下旬の海を泳いで本土へ渡ったなんて、ちょっと考えにくいだろう。
 動機。これには二つの説がある。
 一つは青司の財産目当ての、いわば強盗節。もう一つは吉川が和枝夫人に横恋慕していた、あるいは夫人と密通していた、という説。おそらくその両方だろう、というのが大方の意見だね。
 吉川はまず、屋敷の者全員に睡眠薬を飲ませ、眠らせてしまったから犯行に取り掛かった。北村夫妻を縛り上げ、青司も同様にしてどこかの部屋に監禁する。そして和枝夫人を寝室に運び、己の欲望を満たした。最初に殺されたのはこの和枝夫人で、他の3人よりもまる1日か2日、死亡時刻が早い。殺されてしまってから死体を犯した形跡も、決定的にではないが見られたというね。次に殺されてのは北村夫妻。それまでずっと薬で眠らされ続けていたと思われる。で、最後に青司だ。眠らせた状態で灯油をかけ、そのあと厨房に行って火を点けた」
 「ねえ島田さん。犯人はなぜ青司をそんなにあとまで生かしておいたんでしょうか。北村夫妻についてもそうです、どうせなら、早くに始末してしまったほうが安全でしょう」
 「建築家としての中村青司の特徴が関係してくるんだよ」
 「建築家としての?」
 「青屋敷にしても、その別館である十角館にしても、青司が設計したこれらの建物
には、かなり偏執狂っぽい、あるいは子供じみた、あるいは遊び心に満ちたともいえる、そんな彼の趣味が存分に反映されていたわけなんだが、そのうちのひとつに、いわゆるからくり趣味のようなものがあったというんだ」
 「からくり?」
 「どの程度のものか知らないけれども、特に燃えた青屋敷のほうには隠し部屋とか隠し戸棚、隠し金庫の類が随所に造られていたらしいんだな。そして、そういった仕掛けのありかを知っていたのが当の青司だけだったとしたら」
 「そうか、金品を盗むには、彼からそれを聞き出さなきゃならない」
 「その通り。だから、青司を早くに殺してしまうわけにはいかなかった。
 以上が、事件とその捜査状況の要点だね。庭師吉川の行方は目下まだ捜索中。見つかりそうな気配は今もってない。
 どうかな、コナン君。何か質問は?」
 (残された状況からの推測-もっと悪い言い方をするなら辻褄合わせ-にすぎたいのではないだろうか。
 この事件の最大の難点は、とにかく青屋敷が全焼してしまったところにある。そのため、現場から得られる情報が本来よりも著しく少ないのだ。加えて、事件当時あるいは事件前の島の模様を語ってくれる生存者の不在・・・)
 「難しい顔をしているね、コナン君。じゃあ、僕の方から一つ尋ねるとしようか。
 千織っていう娘についてさ。紅さんに姪がいるってことは知っていたし、学校へ行く都合で和枝夫人の実家に預けられていたことも聞いている。その娘が去年、不慮の事故で死んでしまったという話も耳に入ってはいたんだが、詳しいところはよく知らないんだよ。中村千織というのはどんな娘だったんだろう」
 「おとなしい子でしたね。あんまり目立つほうじゃなくて、どこか寂し気な風情があって。僕はほとんど話をしたこと、ないんです。けど、気立てのいい子だったみたいで、例えばコンパなんかの時でも、よく気がついて雑用ばかりしてました」
 「彼女が死んだのはどんな事情で?」
 「去年の1月、ミステリ研の新年会で、急性アルコール中毒が原因となって。普段は彼女、コンパがあっても一次会だけで帰っていたんですけど、あの日は三次会まで、僕たちが無理に誘って。悪いことをしました。もともと体が弱かったらしいんですね。なのに、みんなが調子に乗って、無茶な飲み方をさせたらしくて」
 「させたらしい?」
 「僕もあの日、三次会まで行くには行ったんですけど、ちょっと用があったもので、もう一人の守須っていう友達と一緒に早めに切り上げたんです。その後の事故でした。いや、事故じゃなくて僕たちが殺したのかもしれませんね」
 「今夜は暇から、コナン君。どうだいこれから夕飯がてら一杯、ひっかけにいかないかい」
 「でも」
 「僕が奢るよ。その代わり、ミステリの話し相手になってほしいんだなあ」
 「ええ、喜んで」
 「よし決まった」
 「ところで、島田さん。まだ聞いていなかったと思うんですけど、紅次郎さんとはどういうお知り合いなんですか」
 「紅さんは大学の先輩なんだよ」
 「じゃあ、島田さんも仏教学を」
 「実を言うと、僕の家はO市の外れて寺をやっててね。3人兄弟の末っ子でね、親父は還暦を過ぎてもまだまだ意気盛んだし、今のところはミステリを読んで、中で死人が出る度にお経をあげるくらいしかすることがない」

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 今日の十角館の殺人はどうかな?


 今日中に済ませたい仕事があるから、と言われ、江南は紅次郎にいとまを告げた。
 紅次郎は、近くの高校で社会科の教師を務める傍ら、仏教学の研究をしているのだという。
 島田は揺り椅子からぴょこんと立ち上がって、跳ねるような足取りで江南の側までやってくると「カワミナミ君、どんな字書くの」と問うた。
 「揚子江の江に、東西南北の南です」
 「いい名前だねえ。紅さん、じゃあ僕もそろそろ失礼するとしよう。一緒に出ようじゃないか、江南君」


 紅次郎の家を出て、江南と島田は並んで歩く。
 「コナン君、何で君はミステリの研究会をやめたんだろうか。思うにそれは、そのクラブの気風が肌に合わなかったからだ、違うかい」
 「正解ですよ」
 「したがって、君は別に、ミステリそのものに興味がなくなったわけじゃないということだ」
 「ミステリは今も好きですよ」
 「僕も、仏教学よりミステリが好きだ。さてコナン君、お茶でも飲みに行こうじゃないか」
 「はあ」
 「しかしコナン君、君も変わった男だねえ。ただの悪戯かもしれない1通の手紙のために、こんな遠方まで一人で出向いてくるんだから。まあもっとも、僕が君と同じ立場にあったとしても、きっと同じ行動を取っただろうな。
 どう?君は他意のない悪戯だとと思う?」
 「幽霊が手紙を書いただなんて思いませんよ。誰かが死者の名を騙って書いたんでしょう。ただの悪戯にしては念が入りすぎている」
 しばらく歩いていると、島田が指さした。
 「あの店に入ろう」

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 今日の十角館の殺人はどうかな?


 K大ミステリ研究会の面々が角島に向かって船出したS町から、、バスで半時間、加えて列車で40分ほどの場所にO市がある。直線距離にして40キロ足らずといったところだが、さらに4つばかり先の亀川という駅で下車すると、江南は駅前から山手へ向かう道を速足で歩いた。
 千織の祖父宅に電話を掛け、亡くなった彼女の大学の友人だと告げると、恐らく住み込みの家政婦から誰かだろう、気さくな中年女性が質問に答えてくれた。
 それとなく千織の父親が角島の中村青司と同一人物であることを確認した後、江南は青司の実弟、中村紅次郎の住所を聞き出すのに成功した。
 紅次郎は別府の鉄輪に住んでいるのだという。地元の高校で教鞭を執っており、今は春休みだからたいてい家にいるはずだともいう。
 別府は以前、江南の実家があった街で、土地勘があった。
 電話で聞いた番地を頼りに歩き回るうち、やがて大した苦労もなく、目当ての家は見つかった。
 落ち着いた趣の平屋だった。
 江南は格子戸の入った門をくぐり、石畳を玄関まで進んだ。深呼吸を一つして、呼び鈴のボタンを押す。
 「どちらさん?」
 現れたのは、この日本建築にあまりそぐわないいでたちの男だった。白い開襟シャツに茶色のカーディガン、チャコールグレイのフラノのズボン。無造作に撫で上げた髪には、わずかに白いものが混じっている。
 「中村紅次郎さんですか」
 「そうですが」
 「あの、僕は、亡くなった中村千織さんと大学で同じ研究会にいた江南というものなんですが、突然お尋ねして申し訳ありません」
 「私にどんな御用です」
 「実は今日、妙な手紙が来ました」
 江南は例の手紙を封筒ごと差し出した。
 紅次郎は手紙を受け取ると、整然と並んだ宛名書の文字に視線を落とした。
 「とにかくまあ、お上がんなさい。友人が一人来ているけれども、気を遣わなくていいから」


 江南は奥の座敷に通された。
 「島田、お客さんだよ」
 庭に面した縁側に藤製の揺り椅子があり、そこに紅次郎の言った友人が座っていた。
 「K大の推理小説のクラブの江南君。こっちは私の友人で、島田潔」
 島田は勢いよく立ち上がったが、そのはずみで大きく揺れた椅子の脚に自分の足をぶつけてしまい、低くうめいてまた椅子に落ちた。
 痩せて背の高い、やたらと細長い男で、江南はとっさにカマキリを連想した。
 「あのう、研究会のほうは去年退会したんですが」
 「だ、そうだ」
 「で、その君が何だって紅さんのところへ」
 「これだよ」と紅次郎が言って、江南が持ってきた手紙を島田に渡した。
 紅次郎は、「実はね、江南君。同じような手紙が私にも来ているんだよ」と言って、奥の書斎机に歩み寄り、デスクマットの上から1通の封書を取り出し、江南に手渡した。
 江南の許に届いたのと同じ封筒、同じ消印、同じワープロの文字だった。そして差出人の名はやはり中村青司。
 手紙は『千織は殺されたのだ』と書かれており、江南宛ての手紙とは文面は異なっていた。
 「私も驚いているんだよ。まあ、たちの悪い悪戯だろうとは思うが。さっきも島田と話していたんだ。世の中には暇な人間がいるもんだとね。そこへ君がやってきた」
 「僕だけじゃなくって、どうやら他の会員のところにも同じものが行ってるみたいなんです」
 「ほう」
 「まさか、お兄さんが生きてらっしゃるというようなことは?」
 「ありえないね。知っての通り、兄は去年の秋に死んだ。私は死体の確認もさせられている。ひどい有様だったがね。悪いけれども江南君、あの事件のことはもうあまり思い出したくないな」
 「すみません。手紙の内容についてはどう思われますか」
 「千織の不幸については私も聞いているが、あれは事故だったと思っているよ。千織は私にとっても可愛い姪だったからね、殺されたこのだと、そういう気持ちもわかるが、だからと言って君達を恨んでみても仕方ない。むしろ、悪戯で兄の名を騙って、こんな文書をばらまく行為の方が許せないな」
 「ところで、うちの研究会の連中が今、角島に行ってるんです。ご存じでしたか」
 「いいや。あそこの土地と屋敷は私の死後、私が相続したんだがね、先月S町の業者に売ってしまった。かなり買い叩かれたが、もう二度と行く気も起きまいし、その後のことは知らんよ」

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 今日の十角館の殺人はどうかな?


 お前たちが殺した千織は、私の娘だった。


 昨夜友人の下宿で徹夜で麻雀をしていた江南孝明が、午前11時に部屋に戻った時、郵便受けにこの手紙が入っていたのだ。
 何の変哲もない茶封筒で、消印の日付は昨日の3月25日。発送場所はO市内のようだ。手紙の文字はすべてワープロ打ちだった。
 差出人の住所はなかったが、中村青司という名前だけが記されていた。
 江南には「千織」という名前に見覚えがあった。おそらく中村千織のことだろう。そして、その父親が中村青司か。


 江南はK大学の3回生で、去年の春までミステリ研究会に所属していたが、今は辞めてしまっている。
 昨年の1月、当時江南が所属していたミステリ研究会で新年会が催された。
 千織はこの研究会の後輩で、当時1回生だった。
 この新年会の三次会の席上で、千織は死んだのだ。
 江南は用があり途中で店を出たが、そのあとのことだ。千織は急性アルコール中毒から持病の心臓発作が誘発され、救急車で病院に運ばれたが、すでに手遅れの状態だった。
 葬儀には江南も参加した。
 千織はO市内にある母方の祖父の家に住んでおり、葬儀もそこで執り行われた。だが、あの時の喪主の名前は青司ではなかったように思う。そういえば、あの葬儀の場に父親らしき姿は見当たらなかったように思う。
 では、千織の父を名乗る人物がなぜ、身も知らぬ自分のところにこんな手紙をよこしたのだろうか。
 考えて江南は、はっとして、趣味で続けている新聞のスクラップをまとめたファイルを取り出した。
 『角島青屋敷炎上 謎の四重殺人』
 「死者の告発か」


 江南は、ミステリ研究会の仲間だった東一の自宅に電話すると、母親から、今朝からミステリ研究会のメンバーと角島に旅行に出かけている、と聞かされる。
 そして、中村青司からの手紙のことを尋ねると、来ているとのことだった。


 江南は、この電話の前にあの三次会に居合わせたメンバーのところに電話していたが、どこも留守だったのだ。

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