おととい、新商品を入荷した!この商品は、とある法律に基づいて、厳重に取り扱いをしないといけないモノ(一般人は所持するだけで罰せられレベルで、とうぜん違反すると刑罰の対象になります!)だったんで、とりあえず様子見ということで、問屋さんから最小包装での購入。
この系統の商品って、厳しく法律で縛られているにもかかわらず、なぜかどこにも有効期限が記載されていないことが多くて、この商品もそうだった。
自分は、数年前に、この系統の別の商品を有効期限が切れているのを半年ほど気づかず、ある日売ろうとして期限切れに気づいたことがあって、そのとき、会社から10万円の罰金処分を受けたことがあったんで、それ以来、有効期限については、ひじょうに神経質になっている!!!(期限が切れたまま在庫してただけで、決して誰にも売ってはいないのに、10万って金額はどうよ・・・この仕打ちは、死ぬまで忘れないよ!!!)
期限未記載だから、絶対に期限を確認しないとダメ!って思ったが、納品が閉店間際だったので、有効期限の確認は、翌日に回すことにした。
で、一夜明けての昨日、さっそくメーカーに有効期限を確認したところ、「製造年月日より3年間は、安全性について保障します」との返事をもらった。
その直後に、商品の製造年月日を確認してみたら、「ん?2005年5月20日!!!!」
自分の隣にいたフシギさんに聞いてみた。「今、西暦は何年だっけ?」
「2008年かな?」
「だよね。つうことは、2005年5月から有効期限が3年っていったら、この商品って期限切れかい?」
「・・・そういうことになりますよね・・・・」
なんで、期限切れの商品が堂々と市場に出回っているのよ!!!つうか、これ、うちのお店じゃ使えないし、さっそく廃棄処分やん!!!(この商品は、法律上、返品・交換は一切できない!大阪ではトラブル防止のため、納品時に返品できないように封を切ってしまう。もちろん、中身を検品してから、納得して納品してもらうためでもある!)
うちのお店の被害額は数万円ナリ・・・アカン、クレームや!!!損失補てんしてもらわんと!
さっそく問屋さんの担当者さんに電話する。この担当者さんは、来月から、支店長に出世する内示をもらったところなんだよね・・・
「あのぁ、さっそくイヤなお話なんだけど、昨日、納品してもらった商品なんだけど、メーカーに有効期限を確認したところ、製造年月日から3年って返事やってんけど、期限がとっくに切れてるモノが納品されてるよ!メーカーは、もちろん3年以上たった商品については安全性に対する責任を持たないって言ってるので、うちのお店では使えないよ!法律上、返品や交換はできないから、こっちで廃棄処分させてもらうけど、廃棄した分の補填は何ぞしてもらえるよね?それから、新しい商品の手配もお願いします!」
「マジすか・・・いろいろ調べてから、お返事しますので、またかけなおします・・・」
数時間後、担当者さんからの電話があった。
「やっぱりメーカーに確認したところ期限が切れてます。どうやら商品管理部が、有効期限が未記載だったんで、この系統のほとんどの商品の有効期限が5年だったこともあり、勝手に5年と勘違いしてました・・・もちろん期限切れなんで、そちらでの廃棄処分をお願いしますが、廃棄の際は、必ず、自分もつき合わさせていただきます。それから、うちに在庫してある商品が全部期限切れだったんで、新しい商品の手配は、もう数日待ってください。損失補填のほうは、現在の支店長と相談してから、何かしらさせてもらいますので、もうしばらくお待ちください。それから、この件は、外部にもれると、うちの会社がヤバイので、くれぐれも御内密にお願いします!!!」って内容だった!
お!損失補填+口止め料もあり?
損失補填はもちろん本社へいっちゃうけど、口止め料は現場でもらえたらいいのにな。本社への謙譲金にされたら、現場へは一銭もまわってこないから、できたら現場へ現物支給してくれないかな?口止め料はなにか気になるな?高級な菓子折りだったらうれしいな!
うちのお店も、期限切れに気づかずに売ってたら、マジにヤバかったよ・・・途中で気づいて、良かった!まさに危機一髪!