昨夜、転職予定先の会社のお食事会に呼ばれて、ハモ鍋をごちそうになった。
参加者のほとんどは、去年の忘年会で、いっしょにてっちりを食べたんで、ヨソ者の自分でも、別に問題なく、会話もはずみ、料理をおいしくいただけた。
しかし、向こうのお店のスタッフの一人が好き嫌いがひどくて、あれも食べられない、これもちょっと・・・などと言って、つきだしはほとんど箸をつけてない状態・・・
ハモ鍋に入ると、鍋奉行の社長夫人に対して、薬味がイヤだ、ヒトがよそってくれてるのに、それはムリなどと言うから、社長夫人に、「アンタが鍋奉行して、自分の分は自分でしなさい!!!」ってイヤミを言われていた・・・
ハモ鍋もきれいになり、締めの、にゅうめんになった。そのときも、好き嫌いが多いスタッフが言った。「そうめん嫌いです!」
さすがにほかの参加者も、「なんで、こんな味のないモンが嫌いなん?うどんは食べられるやろ?」って聞いた。
「何がイヤかっていったら、ビロビロでブチブチで、歯ごたえがないところです!」と、思いがけない答えが返ってきた・・・
「え゛!!!それって、湯がき過ぎやんか!そらぁ、そんな伸びたそうめん食べたら、誰だってクソまずいで・・・よぉし、ここで、ちゃんとしたそうめんを食べさせたる!」と張り切る社長夫人。
お店で出してくれたそうめんは、もう湯がき済みのため、おなべの汁で温めたらいい状態になってる。一瞬、お鍋をグラっとさせて、すかさずそうめん投入、1分もたたないうちに引き上げ。
「さぁ、おいしいにゅうめんが出来たで!コレ、食べてみ!どうや?」
「!!!そうめんに歯ごたえがある!コレはおいしい、大丈夫、食べれますよ!!!・・・しかし、今まで自分が食べてたそうめんって何?」
「そうめんって、すぐに火がとおるから、さっさと湯がいて、すぐに水でしめなアカンねんで!普通、袋の後ろに作り方が書いてあるやろ?」
「子供のころから、うちのおかんが、いつもビロビロのそうめんを作るから、こういう料理だと思ってて、作り方なんか確認したことなかったな・・・」
おかんの料理がまずくて、好き嫌いになるって、可哀想すぐる・・・