チラシの裏~弐位のゲーム日記
社会人ゲーマーの弐位のゲームと仕事とブログペットのことをつづった日記

 今日のアパシー学校であった怖い話1995特別編はどうかな?


 1週目クリア
 1人目は荒井昭二を選択→シナリオ:誕生日プレゼント→荒井エンディング№03~05
 2人目は風間望を選択→シナリオ:五百円硬貨→風間エンディング№10
 3人目は細田友晴を選択→シナリオ:夜泣き石→細田エンディング№13・14
 4人目は岩下明美を選択→シナリオ:命の値段→岩下エンディング№03~05
 5人目は福沢玲子を選択→シナリオ:愛と友情のはざま→福沢エンディング№20~22
 6人目は新堂誠を選択→シナリオ:呪いのマンシール→新堂エンディング№06~08
 7人目はシナリオ:記憶のほころび→七話目エンディング№01~03


 2週目プレイ開始!
 1人目は岩下明美を選択→シナリオ:偽りの愛→岩下エンディング№01・02
 2人目は新堂を選択→シナリオ:高木ババア→新堂エンディング№01~05


 3人目は風間望を選択。
 いきなり500円を要求してくる。
  1. は?
  2. お金、持っていないんですけど
  3. 10円ならありますが
  4. 日野先輩からもらってください
  5. 持っていても渡しません

 「ボクはお客様なんだぜ。お客様にお話をお伺いしようってことなんだから、せめてケーキとジュースを用意して欲しかったね。
 暑いよ。福沢さんを見てごらんよ。顔中汗だらけじゃないか。
 はい、福沢さん、ハンカチ。
 あのね、坂上君、君、これだけ言ってもわからないの?暑いの。ジュースでも買ってこい、って言ってるの、ボクは。
 お金?お金は君が払うんでしょうが。
 あ、ちょっと注文を聞かずに行くの?ちゃんと注文を聞いていきなさいよ。
 ボクはペプシコーラとコカコーラね。
 何?一人1本じゃないとダメ?
 あ、ちょっと待ちなさいよ。人の話は最後まで聞いて行きなさいよ。
 ボクはね、缶から直接飲むのが嫌だからね。だから、ちゃんと紙コップも買ってくるんだよ。
 さあ、行った行った」
  1. コーラを買ってくる
  2. ホットコーヒーを買ってくる
  3. おしるこドリンクを買ってくる
  4. 青汁ドリンク
 坂上がジュースを買いに部室を出ると、風間はまたしゃべりだす。
 「えーと、そこのキノコ頭、荒井君って言ったっけ。君、暗いね。趣味は押入れでキノコの栽培してるとか?
 君の瞳は灰色に曇っているね。本当は宇宙人が人間に擬態しているとか?あっはっは、冗談だよ」
 そこへ坂上が戻ってくる。
 「遅いよ、坂上君。
 君があまりにも遅いから、僕はもう怖い話をしちゃったよ。嘘だよ、嘘!
 飲み物を注ぎたまえよ。両方一緒に飲むんだからね、ペプシコーラとコカコーラ。
 混ぜるなよ!別々のコップに注ぎたまえ。
 そうそう、うまい、うまい。やっと準備が整ったよ」


 風間は、今から利き酒の話をするからと前置きして、目の前にある二つのコップに入れられたペプシコーラとコカコーラの味の違いを、坂上に尋ねる。
 坂上は、味見して両方ともぺプシだと答える。
 そんなわけないと言って風間が味見をするも、風間も両方ともペプシコーラだと判断する。
 坂上が買ってきたペットボトルをよく見ると、どちらもペプシコーラだった。


 ワインの利き酒をする人は、味覚と嗅覚ががすぐれている。
 嗅覚がすぐれている人は特に重宝されていて、調香師として会社から高い給与をもらっている場合もある。


 君の特技は何?
  1. 勉強が得意
  2. 恋愛が得意
  3. 早食いが得意
 そんな特技で何千万円なんて稼げるものか。


 風間のクラスの綾小路行人という生徒がいる。
 いかにもいいところの出って感じだが、一般人だ。
 綾小路は、顔はそこそこ良かったので、女子には人気があった。
 そんな綾小路は、異常に鼻が良かった。弁当を持ってくると、まるで覗いてたかのように、ぴたり弁当の中身と当てるのだ。
 綾小路は、ヘビースモーカーの松本先生の授業を受けている最中は、タバコの匂いに耐えられず、いつも気分悪そうにしていた。
 常人たちにとって匂わない匂いは綾小路にとっては悪臭なため、彼はいつもマスクを付けていた。


 ある日、いつものように学校に行った綾小路は、意味不明の頭痛に襲われた。
 今まで嗅いだことのない強烈な臭いが近づいてきた。
 それは先生が連れてきた転校生の体臭で、風間でさえ気づくほどの臭いだった。
 転校生は、大川大介と名乗った。
 先生は、大川の席は、綾小路の隣、と言ったので、クラス中が、大川と綾小路の動向に注目した。
 大川は、授業中に鼻くそをほじり始めた。


 「気分悪くならないの?」
  1. もうその話はやめてほしい
  2. 別に大丈夫
 坂上がやめてほしいと言ってるのに、風間は大川の話を止めなかった。


 大川は、鼻くそを自分のズボンにこすりつけ、今度は、綾小路に「教科書を見せて」と声をかけた。
 綾小路が無反応だったので、再度大川が声を掛けると、それに気づいた先生が、綾小路に教科書を見せるように言った。
 大川が綾小路の机に、自分の机をくっつけた途端、綾小路は、声にならない悲鳴を上げて気絶した・・・
 クラスメートの中には大川をいじめようとした奴もいたが、大川はいじめられると、嫌がったりせず、「きゃ~、やめて」と言いながら喜んでいたので、いじめにくかった。
 またパシリにしようとしても、鼻くそほじった手で大川が買ってきたものを受け取るのは、無理があった。


 「君も大川君と一緒なの?」
  1. 一緒じゃありません
  2. 似ているかもしれません
  3. もしかして大川は女の子?
「違うんだったら、最初っから違うって言えばいいんだよ」


 大川から物を受け取るのは無理なので、お金を持って来さそうとしたが、大川は頭のネジが外れたように泣きわめいて拒否したため、誰も大川に手を出さなくなった。


 綾小路は、先生に席替えを訴えたが、聞いてもらえなかった。
 綾小路は鼻がいいので、姿が見えないが大川が近づいてくると、一目散に逃げるようになった。
 綾小路が逃げるせいなのか、大川は恋女房のように大川を追いかけまわした。
 とうとう、大川は実力行使に出た。授業中に綾小路に抱き着いたのだ。
 綾小路は、学校中に響き渡るような悲鳴を上げて失神し、救急車で運ばれ、その後登校拒否になった。
 すると大川は、家に見舞いに来るようになった。
 綾小路は、家に臭いを付けたくないんで、とっとと帰ってもらうよう応対しないといけないのだが、会話すると臭いをかぐ羽目になった。
 綾小路は、家だけは大川の臭いから死守したかったので、学校へ通うことにした。
 大川が綾小路に抱き着いたので、やっと綾小路は席替えしてもらえた。
 すると、大川は、綾小路が所属しているブラスバンド部に楽器もできないのに入部してきたのだった。
 そして、綾小路が担当しているトラペットを希望してきた。
 トランペットのリーダーだった綾小路は、大川の面倒を見る羽目になってしまった。


 ある日、綾小路がトイレに行った戻ってくると、綾小路のトランペットがよだれまみれになっていた。
 大川だった。練習用のじゃうまく吹けないので、高価なトランペットを吹いてみたかった、とのたまった。
 匂いに敏感な綾小路は大川の臭いのついたトランペットなんてもっての他で、泣く泣く手放すことにしたが、誰も引き取りてがなくて、結局大川の手に渡った。


 大川から逃げるため、綾小路はブラスバンド部を退部した。
 そして、綾小路は、迷惑している旨を書いた手紙を、授業中に直接大川に渡した。
 それを読んだ大川は、「僕のことがこんなに好きだなんて」と言って、手紙を食べてしまった。
 綾小路は、嘘だ、と叫んだが、臭いのせいで、それ以上しゃべれなかった。
 そして、みんなが面白がって、綾小路と大川のホモ達を噂しだした。


 そんなある日、綾小路は下足室で、自分の上履きの匂いを書いている大川の姿を目撃してしまう。
 その瞬間、綾小路の脳裏に、臭いは元から断たねば、という言葉が浮かんだ。


 「君だって、誰かを殺したいと思ったことあるだろう?」
  1. 実はある
  2. そんなことない
  3. 今は風間さんを殺したい
 「たまには面白いこと言うじゃないか。
 誰だって人を殺したいと思うことはあるんだ。でもそれを実行に移す奴はいないだろ?移してしまったら、それは犯罪だろ」


 綾小路は、確実に大川を殺すため、包丁で突き刺すことにした。
 そのためには大川に近づく必要があり、どれだけ綾小路が息を止められるかにかかっていた。
 綾小路は、5分息を止められるようになったら実行しようと誓って、学校が終わると大川の家に向った。
 大川の家は高級住宅街の中にあった。


 ここから風間のお金持ちアピールが始める。


 「どうして、金持ちのボクがひがまなくちゃならないんだ」
  1. 本当は貧乏だから
  2. 自分より金持ちを許せない
  3. そういう性格だから
 「まあ、貧乏人には本当の価値はわからないからね」


 綾小路は、大川の臭いをたどるとアラビアンナイト風の御殿に辿り着いた。
 何度も番地を確かめるも、本当にそこだった。
 綾小路は、大川があんな性格になったのは両親のせいだ、と思い、家族全員が責任を取らなければという思いに駆られた。
 しかし、大川にはボディガードが4人もついていた。
 そこで綾小路は、家族全員を殺すには屋敷を燃やすしかない、と思い付き、火炎瓶を20本ほど作って敷地内に放り投げた。
 ボディガードが出てきたので、綾小路は逃げたが、捕まることなく家に戻れた。
 ところが、翌日の新聞やテレビニュースでは、大邸宅の火事の話は触れられなかった。


 いつも通りに振舞うため、綾小路は学校へ行ったが、大川は普段通りに来ていた。
 綾小路の机の中に手紙が入っていた。
 読んでみると、大川からの手紙だった。
 昨日放火魔によって物置が放火されたが、監視カメラに犯人が映っているはず。まだ誰もビデオを確認していないので、今日の放課後一緒に見よう。と書かれていた。
 綾小路は、自分は傷つかずに大川を殺す方法を探し始めた。
  1. 黒魔術の力を借りる
  2. 呪いをかける
 綾小路は悪魔の力を借りることにした。
 風間は、父親からもらった黒魔術グッズのことを綾小路に話したことがあったので、綾小路は、風間に大川との因縁を話して借りにきたので、風間は1回5万円で貸し出した。


 「君だったら、悪魔にどんな願い事をする?」
  1. 殺したい奴を殺してもらう
  2. 権力
  3. 不老不死
 「何だ、君も綾小路と同じか。つまらん男だね」


 真夜中の2時、風間の家の駐車場で、綾小路は魔法陣から悪魔を呼び出そうとしていた。
 その横で、風間は小遣い稼ぎのため、悪魔召喚のビデオ撮影をしていた。
 綾小路が呪文を唱えると、魔法陣から白い煙が上がり、何者かが出現した。
 綾小路は、大川の魂を抜いてほしい、と声に訴えた。
 すると、煙の中から大きな手が現れ、何語かで書かれた契約書を差し出した。
 「大川大介の魂を抜いてくれますね」
 「願いは一つ、大川大介の魂を抜くことで、異存はないな?」
 「僕のクラスにいる大川大介ですからね」
 「お前のクラスにいる大川大介だな」
 「魂を抜いてくださいよ」
 「ああ、わかった」
 「魂を抜くってことは殺すってことですからね」
 「殺してやろう」
 「殺したけどゾンビになって追いかけてきたってのはなしですよ」
 「ゾンビになって追いかけてくることはない」
 よいか?お前がこの契約書にサインすれば、お前が死んだときその魂は私のものとなる。その魂は何に使われようと、構わぬな?」
 「はい」
 「それでは、この契約書にサインしてもらおう」
 悪魔は綾小路の親指の腹を傷つけると、血が滲んだ。
 「さあ、血のサインを押すがよい。それで契約は成立する」
 綾小路は、言われるがままに親指を契約書にべったりと押し付けた。
 契約は無事に成立し、悪魔の腕は契約書を持ったまま煙の中へ引っ込んだ。
 それと同時に綾小路が喉を押さえて苦しみ始めた。
 あたりは風間が悪臭だと感じるほどの臭いに満ちていたが、綾小路は契約のことしか頭になったので、契約が終わるまで悪臭に気づかなかったのだ。
 煙が治まると、そこにいたのは、悪魔の手の形をしたマジックハンドを持っている大川だった。
 「ありがとう、綾小路君、僕と契約してくれて。
 僕が悪魔なんだよ。僕は君を気に入ってしまったね。何とか君を僕のものにしたかった。けど、まだ僕は低級な悪魔だから、君を手に入れるためには、悪魔として契約してもらう以外に方法がなかったんだ。
 僕を殺すことが条件だって言いたいの?僕はとっくに死んでいるから」
 大川がシャツのボタンを外すと、心臓のところにポッカリと穴が開いていた。
 「これでも僕はまともな悪魔なんだよ。君が早死にしないようずっと見守ってあげるし、少なからず君が成功するように力を貸してあげるよ。
 それで君が死んだら、君の魂は僕が責任を持ってかわいがってあげるから。
 永遠の楽しい二人の時間を過ごそうね」
 綾小路は一目散に逃げだし、それを大川が追っていった。


 あれから二人はいつも通り学校に来ている。
 大川は相変わらず綾小路を追いかけまわしているが、綾小路は諦めがついたみたいだ。
 大川が相変わらず臭いが、綾小路が死にそうになったら絶対に助けてくれる。
 綾小路は風間に、死後の世界が見えた時、必ず自分を助けようと手が差し伸べられるのだが、必死にその手をつかむと、手の主は大川だ、と話していた。


 風間エンディング№01:かぐわしきにおひ
 CGギャラリー21/124

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 将来の夢:がんばってお金を稼いで、ニートでゲーム三昧の日々を送ること
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