今日のタクティクスオウガ 運命の輪はどうかな?
№ | 1 | ||
---|---|---|---|
名前 | デニム | ||
クラス | ナイト | ショートソード | |
レベル | 4 | ペルタシールド | |
アライメント | N | レザーアーマー | |
Move | 4 | レザースリーブ | |
Step | ▲2▼3 | 青光の首飾り | |
移動タイプ | 軽歩 | 近接攻撃力 | 158 |
WT | 101 | 遠隔攻撃力 | 99 |
HP | 170 | 魔法攻撃力 | 112 |
MP | 55 | 物理防御力 | 161 |
TP | 200 | 魔法防御力 | 159 |
STR | 40 | STR | 68 |
VIT | 37 | VIT | 67 |
VIT | 38 | VIT | 64 |
AGI | 37 | AGI | 58 |
AVD | 37 | AVD | 63 |
IINT | 41 | IINT | 58 |
MND | 40 | MND | 60 |
RES | 37 | RES | 67 |
民族 | ウォルスタ人 | 所属 | 究極幻想騎士団 |
スキル | 神聖魔法 | 神聖魔法 | ヒール |
片手剣 | |||
ランパートフォースⅠ | |||
人体学 |
地竜の月6日
すべてはここから始まった。旧アルモリカ国に属していたこの町に、ガルガスタンが襲撃したきたことから、ヴァレリア紛争は勃発したのだった。今やガルガスタン国に占領されたこのライムを通過しないことにはフィダック城への道はない。町の入口で、デニムはひとりの少女がガルガスタン軍によって追い詰められているのを見かける。
「いずれにせよ放ってはおけない。助けるぞッッ!」
デニムの言葉で、ガルガスタンとの戦闘が始まった。助太刀した以上、少女を敵にやられるわけにはいかない。
少女の名はシスティーナ。ヴァレリア解放戦線の戦士だという。それを聞いて一同は驚いた。ヴァレリア解放戦線とは、バクラム・ヴァレリア国の方針に反対し、故ドルガルア王を信奉する極右ゲリラ、とみられているからだ。特にレオナールは辛らつだった。
「やっていることはただのテロだよ。無関係な住民を巻き込む、恐ろしい破壊工作ばかりを行っている・・・しれがヴァレリア解放戦線だ」
「誤解ですッ。それは司祭ブランタら現政権によるプロパガンダですッ!私たちヴァレリア解放戦線は、以前のような、人種や思想を問われず、平等だったあのころを取り戻したいと・・・」
ヴァイスが吼える!
「平等だってッ!ハツ、お笑い草だね。以前のどこが平等だって言うんだ。おまえらバクラム人にとってはそうだったかもしれないが、俺たちは虫ケラのように扱われていたんだッ!」
「そんんあッ。では、あなたたちは、何のために戦っているのですか?」
デニムはここで、自分でもおもってみなかったことを口に出した自分に驚いた。
「真の平和のため。争いのない世界を築くために僕らは戦っている」
「ならば、私たちとともに戦いましょう。目指す世界は同じはず」
しかし、この言葉は、ある意味極右的なウォスルタ解放主義者であるヴァイスには通じなかった。
「ばかなことを、俺たちがバクラム人と一緒に戦えるわけないだろう。こいつが言った、真の平和ってのは俺たちウォルスタ人が人間らしく生きていける世界ってことだ。おまえたちなんかと一緒に暮らす平等な世界なんて望んじゃねぇッ!そんなモン、クソ食らえだ」
レオナールが憤るバイスをなだめる。
「ヴァイス、もういい。どこまで話しても所詮、平行線に終わるだけ。システィーナといったな。ここは見逃してやる。我々の土地からさっさと出て行くんだな。これは我々の戦いであり、ここは我々の戦場だ。バクラム人の好きにはさせない」
システィーナは、レオナールの言葉に落胆しながらも理解をしめした。
「わかりました。でも私はあきらめない。必ず平等な世界を築いてみせるわ。いつか、おなたたいにも気づくはず。争いのない真の平和を望むなら、個人の欲望を棄てなければいけないことに」
そして、システィーナは去って行った。
あ、こら、システィーナ!敵のど真ん中へ単独で突っ込むんじゃねぇ!!!
しかたがないので、角笛を吹いて嵐をおこして、弓の命中率を下げる!
ヒールの呪文書かかえた、裸かのぷ~でシスティーナをなんとか救出完了!
埋もれた財宝の、キュアリーフをゲット!
アイテムポーチから、狂戦士の証X2、レザーレギンス、レザースリーブ、レザーレギンス、魔獣使いの証X2をゲット!
トロフィーの、レザースリーブ、騎士の証X2、オヴェリス銅貨X8、サークレット、レザーグローブ、弱骸の呪文書をゲット!
称号
真の平和を望む者 | 古都ライムで出会った騎士システィーナに対して、ヴァレリア全体の平和が肝要だと語った |
フィダック城にて
デニムは震えていた。武者震いといった方がいいだろう。父の仇である暗黒騎士団・ロスローリアンが目の前にいるのだから。
城内の中庭に通されたデニムたち。レオナールは言う。
「ここがロスローリアンが陣取るフィダック城だ。「白鳥城」とも呼ばれるが、見た目とは裏腹に難攻不落の要塞だという。確かに、この城を攻めるのはつらいな」
男がやってきた。暗黒騎士団ナンバー2、バールセフォンだ。彼に書状を渡した後、デニムたちは城内の一室に通される。返答をいそぐレオナール。バールセフォンは、その返答を城の主に答えさせるという。城の主・・・デニムたちが父の仇として狙っていたランスロット・タルタロスである。
ランスロットが入ってきた。書状に答える。
「バクラム人の長・ブランタ候はガルガスタンとウォルスタの争いには興味がないと仰せだ。我がロスローリアンも同じ。これまで通り中立を保とうぞ」
ほっとしているレオナールに、バールゼフォンが、ウォルスタの戦力で勝てるのか。と聞いてきた。
「無理でございましょうな。もとより勝とうとは思ってありませぬ。我らの願いはあくまでも共存できる世界を作り上げること。しかしガルガスタンは誇り高き民にございます。我らが他国の手を借りたとあれば、平和的な解決を志す穏健派のものたちを窮地に追い込みかねません」
レオナールの返答にランスロットが嘲りと皮肉をこめて応える。
「なるほど、貴公らはバクラム人のように我がロスローリアンにツケをかわし、多民族の反感を買うようあんことをしたくないと申すのだな。これはおもしろい」
「い、いいえ、そのようなことは・・・」
「まぁ、よい。我々も名誉を重んずるローディスの民だ。汚い仕事は他人に委ね、享楽を貪るバクラム人のようになりたくないという気持ちもわかろうものだ」
「・・・」
「なに、貴公が連れている従者があまりにもお若いのでな。そのような少年・少女を用いなければならぬほどウォルスタは追い詰められているのかと、つい心配したのだ」
デニムたちを小バカにされたレオナールは反論し。彼らがアルモリア城をガルガスタンから解き放ち、公爵を、そしてクルザローでは絶体絶命の危機にあった彼を救った、ゴリアテの英雄であることを話した。その話に興味を持ったランスロットが、初めてデニムらに視腺を合わせたとき、不覚にもにらみつけるような目をしていたことを一瞬悔んだデニムであった。
「それにしても、どこかでお会いしたことはあったかな?」
「直接、お会いしたことはございませんが・・・ただ・・・」
口ごもるデニムにカチュアが続けた。
「何年かぶりに、雪の降ったあの晩、港町ゴリアテであなたたいは・・・」
レオナールはあわてて遮る。デニムらた遺恨のためにこの密談がご破算になったはかなわない。しかしデニムも納得がいかない。その意思は伝わった。
「敵と手を組めるはずがない・・・あなたたちは僕らの仇なのに・・・」
ランスロットは、そのセリフに怒ったようなこともなく、その過去を鮮明に思い出したようだ。
「あの焼き打ちのときの子らか。あれは、確か・・・」
バールゼフォンが救いの手をさしのべる。
「ゴリアテに反乱分子が潜んでいるという情報で攻めましたが・・・」
「ニセ情報だったというアレか。そうか、では恨むのも当然のこと。過ちとはいえ、無礼をはたらいたのは我等。詫びてすむものではないが。許されよ。このとおりだ」
頭を下げるランスロット。レオナールは、ランスロットの気が変わらないうちに退散したほうがいいと考える。そして、デニムらはアルモリカへの帰路についた。
バールゼフォンとランスロットが部屋に残っている。
「なにも、あそこまでなさらなくても」
「ハボリムを覚えているか」
「は?・・・はい、愚弟なれど、たのもしい弟でした」
「仲の良い姉弟であったな・・・かつての貴公らと同じように・・・な」
アルモリカ城内にて
ロンウェー公爵はレオナールから会談の一部始終を聞き、密約が締結されたことに殊の外喜んだ。デニムらの憤りも、その事実の前では小さいことのようであった。
公爵は新たな指令を出す。それはデニムらにとって極めて困難に思われた。ガルガスタン国内のウォルスタ人自治区でバルマムッサという町がある。ここにいる住民を武装蜂起させよ、というのだ。公爵が復帰したことで、ガルガスタンの指揮者・バルバトス枢機卿に対する反体制派勢力が表面化している。バルバトスが彼らを粛清している間に、バルマムッサの住民を説得して、生きることに疲れた彼らを立ち上がらせる。この作戦には、デニムたち若き英雄の存在が必要だというのだ。デニムたちに異論はなかった。そして、援護にラヴィニスがついた。
アルモリカの城下町にて
夕暮れ時、聖騎士ランスロットがひとりで川岸に立っている。デニムはその姿に気づいて声をかけた。デニムの浮かない顔を見て、ランスロットは彼の気持ちを察する。デニムは、今度ばかりは恐怖心を抱いているようだ。
「ランスロットさんも、怖いと思うことがあるんですか」
「そりゃ、そうだよ。戦いのたびに震えがくるぐらいだ。だけどね、死ぬわけにはいかない。そう思えば、怖さなんてなくなるもんさ」
「死ぬわけにはいかないか・・・僕は革命のためなら死んでもいいと思っている・・・変ですね。そう思っているうのにふと気付くと、死の恐怖におびえている自分がいる・・・」
「命を掛けるということと死ぬということは全然違うことだ。きみが本当に民のことを考えるのなら死んではならない。自分の戦いの行く末を見届けなければ。しれに、きみには姉さんがいるじゃないか。そのためにも生きなければ」
「ランスロットさんはどうなんですか?誰かのために死んではいけない?」
ランスロットは、懐よりオルゴールを出す。
「このオルゴールは死んだ妻の形見だ。もう4,5年に前になるかな。帝国と戦う前のことだ。帝国に追われ、各地を放浪しているうちに、妻は病気にかかってね。そのまま逝ってしまった・・・幾度となく妻のあとを追って死のうと考えたことがある。戦いの前はとくにそうだった。でもね、そのたびにこのオルゴールが教えてくれる。命という名の責任の重さをね・・・死んではいけない、自分のまいた種の成長を見届けなけれはならないってね・・・」
「命という名の責任・・・」
ランスロットは、オルゴールを胸にしまいながらいう。
「きみたちのような若者が戦わなくともよい・・・そんな世界を築きたいものだな・・・」
あの恐怖のオルゴールの曲が、怖くなくなって、ふっつうのオルゴール曲に変わってる!!!