今日の星影の館殺人事件はどうかな?
アナタ「これはまた立派な邸宅で」
***「灯お嬢様は2階にいらっしゃいます。足元にお気をつけて」
2階へ。
灯「探偵様、来てくださったのですね」
アナタ「遅くなって申し訳ない。ここに来るまでにいろいろあってね」
アナタ(今の灯君、駅前であった時とどこか雰囲気が違うな」
***「それでは私はこれで失礼いたします」
灯「おがもさんもいっしょにいてくれませんか?私一人だとちゃんと説明できるかどうか」
おがも「申し訳ございませんが、どうやらまたつぶきがどこかで怠けているようですので、探してまいります。
来客の応対は本来私の仕事ではないのです。お客様、先ほどはお待たせして申し訳ありません」
アナタ「お気になさらず」
灯「ユミさんなら、さっきまでここにいました。そう遠くには行っていないと思います」
おがも「そうですか、わかりました。ありがとうございます。
それではどうぞごゆっくり」
アナタ「灯君、この家のご主人はどちらに?調査の前にご挨拶をしておかねば」
灯「兄は今外出しているので、後からでも」
アナタ「そうはいかん。そうだ、奥さんがいらっしゃるのだったね」
灯「いいえ、いいんです、本当に。『勝手にしろ』と言われてますから」
アナタ「ならばありがたく好きにさせてもらおう。
まずは確認させてもらいたい。今回亡くなったのは君のお兄さんで間違いないね?」
灯「はい、山守の次男で、山守聡(やまもり さとる)と言います」
アナタ「死亡推定時刻は?」
灯「私たちが部屋に入った時にはもう亡くなっていたので、はっきりはわかりません」
アナタ「発見は何時くらいだった?
当時の状況も詳しく教えてもらいたい」
灯「今朝の8時を過ぎたころです。
朝食に現れないので、様子を見に行ったら、部屋に鍵がかかっていました。
問いかけても返事がなかったので、何かあったのかと思い、おがもさんと上の兄が扉を蹴破ってみると・・・」
アナタ「すでに冷たくなった聡さんがいたと」
人物
山守聡:山守家の次男で今回の被害者。自室で亡くなっているのを朝の8時過ぎに発見された。
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