チラシの裏~弐位のゲーム日記
社会人ゲーマーの弐位のゲームと仕事とブログペットのことをつづった日記

 今日の探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1 仮面幻想殺人事件はどうかな?


 場所移動→(株)ゲンマ
 伊綱「(株)ゲンマの受付ロビーです」
 受付嬢「・・・はい、かしこまりました。アポイントメントはございますか?」
 伊綱「ありません」
 受付嬢「少々、お待ちください」
 瀬堂「私が、タクリマクスのプロデューサーの瀬堂(せどう)です」
 伊綱「はじめまして。私・・・」
 瀬堂「白鷺洲さんと生王さんでしょ?知ってますよ」
 伊綱「え?」
 瀬堂「あなた方の活躍は、生王さんが作った携帯アプリで存じてますよ」
 伊綱「プレイされている方がいるなんて驚きです!」
 生王「ひどい!」
 瀬堂「実はもともと推理小説が好きで、ファンなのですよ。
 ところで今日は癸生川探偵は一緒ではないのですか?ぜひお会いしてみたかった!
 それで、今日は何か御用ですかな?」


 話す→タクリマクス
 瀬堂「タクリマクスは当社が社運をかけて放ったオンラインRPGなんです。お陰様で好評いただいて、順調に売り上げも伸ばしていたのですが・・・」


 話す→事件のこと
 瀬堂「クロッシュさんの社員がタクリマクスをプレイ中に変死したって事件ですよね?ええ、警察が聴取に来たので存じておりますよ」


 話す→スノーマン
 瀬堂「スノーマンですか?そいつはつい最近に実装した隠しモンスターで、ゲーム中の雪の国アイスバーグに登場します。確率は確か条件を満たした上で10万分の1ですね。本当はあと2,3ヶ月くらい後に話題になればと思っていたのですが、こんなに早く見つかるとは」
 伊綱「そのスノーマンに会うと何があるんですか?」
 瀬堂「雪だるまのぬいぐるみという装備が手に入るんです。それを着るとゲーム中のキャラが雪だるまになるんですよ」
 生王「え、それだけなんですか?」
 瀬堂「防御力も低い、お遊びアイテムですね。でも、他に手に入れる方法はありません」


 話す→タクリマクス
 瀬堂「ソフトの価格自体は非常に安く設定して、月額の課金で収益を得るんです。だから一人でも多くの人に、少しでも長くプレイしてもらわないと、採算が合わないんですよ。サーバの運営費用もかかりますしね。
 しかし、これからって時にどこから広まったのか・・・『プレイすると死ぬ』といったうわさが流れるようになって、登録ユーザがどんどん減ってるんです」


 話す→スノーマン
 瀬堂「スノーマンの姿は、その箇所だけ開発中の新システムを実験的に採用していて、猛吹雪に加えて子供のスノーマン100体くらい飛び回るという、とても派手な演出になっています」


 話す→タクリマクス
 瀬堂「まあ中にはそれで面白がって始めるユーザもいるようですが、気味悪がってやめる人の方が圧倒的に多いですね。結果的にマイナス一直線です。しかも、もう2人目ですからね」
 伊綱「え、2人!」


 話す→事件のこと
 瀬堂「ゲーム名は報道されてはいないんですが、ネットを通じていくらでも漏れてしまうようですね。笠見さんの件もそうなってしまうんでしょうな」
 伊綱「笠見さんって、どこかで聞きましたよね。覚えていますか?」
 生王「確かあそこで聞いたんだよ」→事務所
 生王「そうだ、事務所のテレビだ!」
 伊綱「昨日ニュースで見たあの事件ですよ!」
 生王「あの件のゲームもタクリマクスだったんですか?」
 瀬堂「公にされていませんがその通りです。じきにマスコミなども嗅ぎつけて、面白おかしく騒ぎ立てるんでしょうね」


 話す→笠見の事
 瀬堂「申し訳ないですが、故人とは言えユーザの個人情報などは、令状がなければお教えできません」


 話す→笠見の事
 「・・・笠見さんが使っていたキャラクタの名前ですか?それくらいならいいでしょう。少々お待ちください。
 ・・・お待たせいたしました。笠見由紀乃さんは平仮名で『みに』というキャラクタですね」
 伊綱「え!」
 瀬堂「名前はそのままIDになっているので、同じ名前のキャラはいませんよ」
 伊綱「みに。村崎さんの携帯にメモリーされていた名前と同じですね」
 生王「2つの事件につながりが?」


 呼ぶ→小早志
 小早志「何だい?君達、探偵さんだって?」


 話す
 小早志「村崎君とは1、2回一緒にプレイしただけだからね。そんなに親しくしていた訳じゃないよ」


 話す
 伊綱「村崎さんのキャラクタの名前を教えてもらえませんか?」
 小早志「あはは、それで村崎君を殺した犯人が判るんだ?村崎君の使っていたキャラクタの名前はウィオレだ。仏語で紫って意味さ。洒落てるよな?」


 話す
 小早志「え、僕のキャラクタの名前?それこそ意味ないだろ!秘密だ」


 話す
 小早志「村崎君が開発した新技術?そんな情報を僕に教えていいのかい?」
 伊綱「あ・・・」
 小早志「安心しなよ!そんなことはとっくに知ってるさ」
 伊綱「本人から聞いたんですか?」
 小早志「企業秘密さ!でも一つだけ言っておくけどね、そんな技術はもう役立たずだよ。
 それじゃあ僕は忙しいのでコレで」

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 大人になりきれない社会人ゲーマー。
 現在の夢:ゲームする時間の確保、サービス残業時間減少、年棒アップ
 将来の夢:がんばってお金を稼いで、ニートでゲーム三昧の日々を送ること
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