今日の星影の館殺人事件はどうかな?
それから1時間弱山道を登り続けた。
赤いレンガの建造物が見えるころには、僕の足は生まれたての小鹿の如く小刻みに震えていた。
山間にたたずむその館は、閑静な農村からは想像がつかないほど大きくそして立派だった。
外装は真新しく外国じみた雰囲気をまとっている。築10数年といったところか。
それにしてもここに来るまでに随分と数多くの謎にあった。
佐比山に立ち入るなという老婆。侵入を拒む山の気。そして謎の呼び声。
アナタ「この星影の館で殺人事件が起こったわけだな。
さて、事件のあった現場にお邪魔するとするか」
[0回]