今日の春ゆきてレトロチカはどうかな?
伊夜がみんなを集めて自分なりの推理を話し出す。
マイクの毒針を仕込むのはステージに上がれる人だけができたことなので、スタッフ以外では了永にも疑いがある。
彩綾は何者かに脅迫されており、彩綾を狙って行われた計画が巡り巡ってかな子を死に追い詰めた。
今夜は彩綾のラストステージで、脅迫者はマイクに毒針を仕込んで、彩綾が歌うことを絶対に阻止したかった。
犯人は普段めったに使われない予備のマイクに毒針を仕込み、本番用のマイクが故郷したことでかな子が殺されてしまった。
本番用マイクが壊れていた理由→本番用マイクは脅迫者によって壊された
本番用のマイクは彩綾を付け狙っていた脅迫者によって意図的に壊された、と伊夜は言うと、彩綾は、壊さなくてもそもそも本番用のマイクに毒針を仕込めば済む話じゃないの?と聞いてきた。
マイクを壊した人と毒針を仕込んだ人が同一人物ならそうだ、と伊夜が答える。
本番用のマイクを壊した人、つまり彩綾を付け狙っていた脅迫者は誰だったのか?
脅迫者を特定する証言は→かな子「水筒のコーヒーに殺菌剤が入っていたんですよね」
かな子は、彩綾のいつもお茶が入っている水筒にどうしてコーヒーが入っているとわかったんでしょうか?
脅迫者を特定するふたつ目の証拠は→かな子は本番用マイクの故障を知っていた
かな子はマイクの不具合に気付いた時、すぐにマイクを交換した。
本番用マイクはたびたびマイクケーブルがミキサーから抜けるというトラブルが起こっており、ケーブルを差し直せば問題ないことも、店のみんなは知っていた。
でも、かな子はすぐに予備のマイクを取りに行った。本番用のマイクが壊れていて待ってても復旧しないことを知っていたから。
つまり本番用マイクを壊したのはかな子で、彩綾の脅迫者だった。
かな子が毒針で死んだ理由→かな子は予備のマイクに毒針があると知らなかった
かな子は予備のマイクに毒針が仕込まれている知らなかったので、何のためらいもなく予備のマイクを手にした。
つまり予備のマイクに毒針を仕込んだ者と本番用のマイクを壊した者は別の人物だった。
犯人が予備のマイクに毒針を仕込んだ理由→犯人は予備のマイクなら誰も触らないと思っていた
誤って誰かがマイクに触れてしまうことを犯人は恐れていた。
かな子が自分からステージに立ちたいと言い出したことは、犯人にとって予期しない出来事だった。
予備のマイクの毒針はいつ仕込まれた?→毒針はかな子の出演が決まる前に仕込まれた
予備のマイクの毒針は、かな子がステージに立つと決まる前に仕込んであった。
それを聞いた尾藤は、犯人はかな子を殺すために毒針を仕込んだんじゃない、と言い出す。
犯人が殺そうとしたのは→彩綾
犯人は予備のマイクに毒針を仕込んで彩綾を殺害しようとした。
それを聞いた彩綾は、自分が予備のマイクを使うかどうか犯人はわからないでしょう?と聞いてきた。
犯人は彩綾が予備のマイクを使うことをわかっていた、と答える伊夜。
彩綾が予備のマイクを使う理由→毒針を仕込んだのが彩綾自身だったから
予備のマイクに毒針を仕込んだのは彩綾で、その毒針で殺そうとしたのも彩綾自身だった。
彩綾は自殺するつもりだったのだ。
彩綾が自殺しようとしていた根拠は→彩綾が着る予定だったドレスが破かれていたから
破かれたドレスが彩綾のものだってことは、彩綾とオーナーしか知らなかった。
彩綾は、今夜着る予定だったドレスを破り、オーナーが死に装束みたいだといっていた真っ白なドレスを着、自分で用意した毒針を刺して、ステージの上で死にたかったのだ。
彩綾は、半月前あのコーヒーを飲んでしまったせいで、声がでなくなった。特に自慢の高音が。だから今夜ステージの上で最後の歌を歌いながらしんじゃおうって思った、と告白する。
彩綾は、リハーサル中に予備のマイクをチェックしているように見せかけて、毒針を仕込んだのだ。
ステージに上がる前に毒薬を飲むという方法もあったが、いつ効いてくるかわからないため、それは断念したとのこと。
かな子はリハーサルの前にマイクを壊していたので、彩綾はリハーサル中にマイクの故障に気付いていた。
スピーカーから聞こえていた声は→レコードの歌声だった
伊夜は、いつも聞いていた歌声とまったく同じだったから、驚いていたとのこと。
彩綾は、喉の調子が悪いから本番まで温存していたい、と尾藤に頼んで、レコードをかけてもらった。
彩綾は、かな子がすぐにマイクの交換をしたのを見て、マイクを壊したのがかな子だと確信し、その時、止めなきゃと思いつつ、自業自得だと思う自分もいて、ただかな子が死んでいくのを見ていたとのこと。
そして、彩綾も、かな子がコーヒーに殺菌剤が入っていたという話をしたことで、脅迫者がかな子だと気づいていた。
彩綾はかな子のことが好きだったが、かな子は彩綾を降ろして自分がステージに立つために彩綾に近づいてきたのだった。
彩綾とかな子→でも、これじゃあ誰も幸せにされない
伊夜は、彩綾に向かって、かな子を殺すことによって、大切な最後のステージを自分の手で奪ってしまった、と指摘する。
彩綾は、みんなが自分のことを不老の歌姫と呼ぶのは、みんなが自分にそうあってほしいという理想を投影するから。人は老いるもので、みんなが望む自分と現実の自分の姿はどんどん離れていく、と話す。
最後の彩綾は、かな子に向けたレクイエムをステージで歌わせてもらいたい。それなら高音を出さなくても歌いきれるから、とオーナーに頼む。
それを聞いた伊夜もいっしょに頼み込み、オーナーは了承する。
すると如水が、自分を殺した相手にレクイエムを歌ってほしいと誰が思うのか?と反対する。
さらに、如水は、オーナーが警察に連絡していないことも指摘する。
結局、警察に連絡していないことに気付いた如水が、警察に連絡していたため、彩綾は最後のスレージに立つことなく警察に連行される。
伊夜は、「あなたのおかげで謎は解けたかもしれない。でもこんなの私が望んでいたものじゃない」と抗議する。
それを聞いた如水は、「仮に彩綾さんがステージに立ったとしても君が望むような美しい歌声など聞けるわけない。自分が殺した人間のために歌うレクイエム、そこにあるのは魂を鎮めたいという想いなんかじゃない、ただただ自分が歌いたいという欲望だけだ」と言い切る。
あの時あの探偵が言ったことが正しかったのか?
彩綾さんの最後の望みを叶えるのは許されないことなのか?
私はどうすべきだったのか?
それを皆様に問いたくここにすべてを書き記します。
評価点900をゲットして、ランクSでクリア!
トロフィー:巡情エレジーをゲット!
この記事にコメントする
- HOME -