今日の極限脱出ADV 善人シボウデスはどうかな?
エレベータ
→倉庫
→ルナと組んで紫色の扉へ
→ABゲーム:第1ラウンド
→裏切り
→食糧庫
→食糧庫脱出後
→ABゲーム:第二ラウンドで[協力]して、ディオ:ゲームオーバーになってしまったので、今度は[裏切り]を選択!
シグマがABルームから出ると、9の扉を開けようとしていたディオを、ファイが止めようとしたいた。
BP6だったディオは、対戦相手のルナが死亡したことで、ルナは自動的に[協力]に設定されるため、ディオは[裏切り]を選べばBPが9になるのだ。
同じくディオのペアのファイもBP6だったので、自動的にBPが9になる。
ディオは、ファイとは合意の上で[裏切り]を選択した、と言った。
ABゲーム第二ラウンドの結果が発表された。
PAIR | SOLO | PAIR | SOLO | PAIR | SOLO | ||||
ファイ | ディオ | ルナ | 天明寺 | クォーク | K | シグマ | アリス | 四葉 | |
現BP | 6 | 6 | 1 | 1 | 6 | 6 | 6 | 1 | 6 |
選択 | 裏切り | 協力 | 協力 | 協力 | 裏切り | 協力 | |||
増減値 | +3 | -2 | +2 | +2 | +3 | -2 | |||
結果 | 9 | 9 | -1 | 3 | 8 | 8 | 9 | 4 | 4 |
シグマの裏切りを知った四葉は、シグマを罵る。
シグマは、「今回のABゲームで、ディオとファイがBP9になるのは確定しているが、もしディオがゼロボスだったら、脱出後ファイに何をするかわからない。だから、ファイに付き添って助けを呼びに行こうと思った。」と説明するが、当然納得できない四葉。しかし、やがて諦めたようで静かになった。
ディオが9の扉のロックを解除すると、9の扉が開放されたことと、閉鎖まであと9秒との、アナウンスが流れ始める。
ディオはさっさと扉をくぐった。
9の扉の閉鎖直前に、ファイは強引にシグマの手をひっぱり、扉をくぐった。
その直後、9の扉は閉鎖され、ノナリーゲームの終了のアナウンスが流れた。
3人は9の扉から出ると、3人を乗せたリフトが上昇を始めた。
リフトが止まった階の通路の先は分厚い隔壁に覆われていて、行き止まりになっていた。
その左側にある扉を開けると、減圧準備室だった。
ファイは、B階でディオとルナと3人で減圧準備室を探索した、と話すと、シグマも、クォークを探しに行ったとき、天明寺とB階の減圧準備室に入った、と答える。
ファイは、この施設内の気圧は外よりもかなり高く設定されており、そのことでウィルスを含んだ外界の空気を内部に侵入させないようになっている、と言い出す。
施設の外に出るには、外の気圧を同じになるまで減圧を行う必要がある、とのことで、減圧準備室が設置されているのだ。
ファイは、ここにある防護服を来て、下の階にある減圧準備室の入らないと、外には出られない、とルナから聞いた、と話す。
ルナは、室内にあったマニュアルを読んで、そのことを知ったとのこと。
3人は防護服を着て減圧室に入った。
減圧が始まると、ディオが、「俺の正体は、正義の味方なんだ。」と言い出す。
ディオは、自分は人類を救うために遥か彼方の星からやってきた正義のヒーローだ、と言い張るが、誰も信じない。
減圧が終わると、奥の扉が開き、奥へ進むと同じような部屋があった。
さらに減圧を2回ほど繰り返し、最後の扉を開けると、荒涼たる景色が広がっていた・・・
3人は砂漠におり、空には真っ赤な月が浮かんでる。
ファイは、あの月は皆既月食によるものだ、と言った。
シグマは、ラウンジに置いてあった雑誌に、今年の12月31日に皆既月食が起こる、と書いてあったことを思い出した。
シグマは、自分が連れ去られたのはクリスマスの未明だったので、あれから6日経ったことを知る。
ファイは、施設に残っている4人を救出するため近くの街まで歩く、と言ったが、もしかしてウィルスのせいで、人が生きているのか心配だ、と言い出す。
その時、シグマの耳にスピーカー越しに衝撃音が聞こえたので振り返ると、ファイが地面に倒れ伏していた。
シグマがあわてて駆け寄ると、ファイはふらふらと立ち上がり、「ここはどこだ?ああ、そうかわかったぞ!おそらくここは、あの歴史の・・・」と言った。
突然、ファイは、「ディオはどこだ?」と言った。
そういえばいっしょに施設から出たはずだが、いつの間にか姿が見えなくなっている。
ファイは、「やつから聞き出さないといけないことがあるから、探すぞ!・・・もしかして忘れてしまったのか?いや、違うのか・・・そもそも飛んできてないんだな」と言った。
ファイの言っていることがわからないシグマは、首をかしげるばかり。
ファイと二手に分かれて、シグマはディオを探し始めるが、見つからない。
突然、シグマのスピーカーから、途切れ途切れにファイの声がし、はっきりと「ディオ」という言葉だけ聞き取ることができた。
ファイがディオを見つけたらしいので、シグマはファイの元を目指して走り出した。
二人の元へ近づいたようで、だんだん二人の会話が鮮明に聞こえだす。
ファイが、「ゼロゼロの解除用パスコードはなんだ?」と言うと、何か衝撃音が聞こえた。
シグマが丘の上にたどり着くと、石を手にした人物が馬乗りになって、下の人物に殴り掛かろうとしているのが見えた。
どっちがどっちだがわからないが、シグマがタックルをくらわす。
気絶している人物のヘルメットの中を覗き込むと、ディオだった。
ディオの横に転がっているアタッシュケースのようなものが、通信機だ、とファイが言った。
ディオは、あらかじめここに通信機を隠して施設に潜入し、脱出後、外部と連絡を取ろうとしていたらしい。
通信機の画面には【78153 61098 83809 42419 90551】と表示されていて、何かの暗号のようだが、解読キーが見つからないので何かはわからない。
ディオが、そこに打ち込まれた25桁の数字がキーそのものだ、と言い出す。
ようするに暗号化されたメッセージは別の場所にあるのだ。
ディオは、任務は完了したし、どうせファイがシグマに伝えるだろうから、自分で話す、と言って語り始めた。
ディオが所属している組織の名はクレイドールズと言い、信者数が100万人を超えるフリー・ザ・ソウルという教団が目指す新世界のために活動する実行部隊で、世間ではテロ組織と言われている。
ディオは、生まれたときからフリー・ザ・ソウルの教えの元に訓練を積み重ね、精鋭部隊となった。
ここから帰還すれば、相応の功績を残した者として、聖人となれる。
フリー・ザ・ソウルの創始者であるブラザーによる教義は、簡単に言うと、世俗から離れ、欲望を滅し、魂を肉体から解放して浄化する、というもの。
信者たちは、厳しい戒律を守ることによって、やがて新人類として生まれ変わり、争いは飢えのない新世界において、真の意味で平等に暮らすことができる。
ブラザーは、貧しい家庭のお生まれになった。父親は行方知れずの上、母親も若くして亡くし、幼い弟とふたりきりで暮らしてきたそうだ。
ブラザーは特別な力を授けられていて、他人の思考と同調、共鳴するこができる。
ブラザーが16歳になったとき、弟のレフトが死体となって発見された。全身に殴られた痕があるというのに、警察はろくに調べもせず、自殺と断定して事件を闇の葬った。その警察の幹部が加害者から金を掴まされていたというのは、後から偶然知ったそうだ。
やがてブラザーは、欲望にまみれた人類を浄化し、新世界を作る、という天啓を受けられた。
それからブラザーは、少しずつ教えを広めていき、26歳のときにフリー・ザ・ソウルの設立なさった。
その後ブラザーが一番最初になさったことは、新人類を生み出すためのクローン研究所を作ることだった。アメリカの最高権威の研究所から優秀な研究員のチームを拉致、いや招聘して、1年後には最初の新人類10名が生まれることになった。
第1期クレイドールズのメンバーがこの10名になる。ちなみの俺は第4期のメンバーだ。
俺たちは、みんなブラザーの弟のレフトの遺伝子から生み出されている。つまり全員が同じ容姿をしているということだ。名前も等しくレフトとつけられる。
研究所で生まれた後、訓練を続けていけば能力に差は出てくる。俺は同期の中でも優秀だったので、クレイドールズのリーダーに選ばれた。
今回の任務は、あの施設に潜入することだった。
私はついに聖なる任務を成し遂げました。
ディオは祈るようにそう言って、胸の前で奇妙な印を結んだ。
ファイは近くに転がっていた岩を掴んで振り上げ、ディオに、爆弾00の解除用パスワードを尋ねた。
ディオは、俺の任務は完了したと言いながら、LXA・QNS・GDQだ、と言った。
ファイは、ディオの腕を掴んで引きずり起こすと、ディオは歩き出す。
ディオは、例の災害を逃れた人々がシェルターで暮らしている、と言った。
ディオ;エンド
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