朝、髪の毛をくくろうとしたら、いきなりゴムが切れた・・・
幸先悪いな・・・と思っていたら、やっぱりそういう1日だった・・・
朝、お店をあけて、開店前の掃除をしていたら、いきなり大きな声を出しながら、激怒モードのお客さんが突入してきた!!!
そういえば、このお客さんは、GW休み前の5月1日にたしか自分が応対したお客さん・・・どんな商品を渡して、どんな話をしたかは瞬時に思い出せたんで、用件を聞いてみた。
「GW休み中にお店に電話したんだけど、転送先にかかって、そこでお店が休みだから詳しい話はわからないと言われたから、直接言いにきた。この前もらった分がぜんぜん足りない!!!」と大声でわめく。
自分の特殊能力:ココロのアルバム(自分が見たものが脳裏に映像として焼きつく現象)では、ちゃんと渡した商品と数量は、ばっちり覚えていて、絶対に間違いは無い!もちろん、お店のコンピューターでも、リアルタイムで数量管理をしているから、その場でたな卸ししても、数量には問題はなかった・・・
「ぜったいにうちのお店は、21日分で間違いない数量をお渡ししてます。たなおろしでも、まったく問題はありません。」って言ったら、燃料投下したみたいで、ますます「絶対に足りないって!ソッチがミスしてるのに、ウソつかんとって!!!」と、炎上したよ・・・
アカン・・・話がかみ合わないよ・・・
もしかして、飲み方が間違っているのか?
「すみませんが、ここに商品を持ってきますので、いつもどうやって飲んでいるか教えてくれませんか?」
「毎朝、
1gの粉薬 |
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を3枚飲んでいる」
(え゛!?1回に粉薬9包・・・)
守秘義務の関係もあるので、ここは反転してます
「処方内容
乳酸カルシウム 3g 分1 朝食後 21日分」
ということで、乳酸カルシウムは1包=1gの商品を63包調剤。
もちろん薬袋の記載は「1日1回 朝食後 1回3包を服用」で間違いないし、そのように口頭でも説明したぞ。
「あのう、説明したときに1日1回、朝食後に3包飲むようにいいましたよね?
1gってこの小さい粉薬が1つのことなんで、3gっていったら小さいのが3個のことだから、1枚のことなんですが・・・」
「だって、入院中から、コレを3枚ずつ飲んでるよ!昔から、そうやから間違いないねん!そっちの間違いだから、早う足りん分を頂戴よ!!!」
「いやいや、その飲み方じゃなくて、この指示書の内容なら、毎朝、
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は、1枚です!」
「なんで、間違いを認めないのよ!おたくバカじゃない!!!」
「バカでもなんでもいいですけど、5月1日の主治医からの指示書は、1日1枚=3包です。もし3枚=9包が本当なら、主治医の指示間違いです。主治医の本当の指示は何かいっしょに確認にいきましょうね!!!!主治医の指示通り飲んでないと治療に差し障りますからね」と、病院へ連れて行った・・・
まずは、受付で説明。病院のコンピューターを見てもらったら、もちろん、指示書は退院してからずっと(反転してます)
乳酸カルシウム 3g 分1 朝食後 21日分」
で間違いない・・・
外来の看護婦士さんが、まずは説明してくれた・・・
「1gってこの小さい粉薬が1つのことなんで、3gっていったら小さいのが3個のことだから、1枚でいいのよ!
この指示なら、誰が見ても
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は1枚です。」
と診察室にいた全員の看護士が同意したが、それが気に入らなかったらしく、お客さんはぶち切れた・・・
「だから
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は1枚が1gだから、3枚で3g!」
「え゛!?それは絶対に違うんだけど・・・」
「もう!!!みんながどう言おうと、それが事実なんだから!このド素人が何を言ってるのよ!!!みんなで私のことを嘘つき呼ばわりして!!!」と診察室で泣き喚く・・・
なもんで、「ちょっとこちらへ・・・」って、クレーマーが連れて行かれるというウワサの相談室という隔離された部屋に、自分ともども連行されちゃった・・・
そこのスタッフもやっぱり、
「1gってこの小さい粉薬が1つのことなんで、3gっていったら小さいのが3個のことだから、1枚でいいのよ!
この指示なら、誰が見ても
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は1枚です!」
って言うから、またココでも切れる!
「入院中に、病棟で3枚って聞いたよ!ウソじゃないわ!!!」
「ウソとかの問題じゃなくて、主治医の指示の3倍飲んでることのほうが問題なんです・・・それと、3倍多く飲んでたら、すぐなくなるでしょ?今まで大丈夫だったの?」
ってるのに、ぜんぜん聞く耳を持ってくれないばかりか、持論を展開させて、
「だから、1回に9個飲むのが、しんどいから、飲んだり飲まなかったりしてた・・・GW中は、ちゃんと飲んでけど、どうみても足りない!!!それに、ずっと血中濃度が低いんだから、まったく問題は無いわよ!!!
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1枚が1gだから、3枚で3g!」
「だから、それが勘違いなんですって!」
「どうしてみんな間違ったことを言うのよ!!!みんながどう言おうと、それが事実なんだから!なんで、間違いを認めないのよ!自分はまだボケてないわよ!!!」ってまた、泣き喚く・・・
そして、挙句の果てに、「おたくらは、1枚でいいっていうけど、こんな少ない量にして、症状が悪化したらどうしてくれるのよ!!!!」って、こっちに食って掛かる・・・
「誰が見てみても、1日3包(1枚)って指示にしか見えませんから、1日3包(1枚)で説明したことに関しては、うちのお店はまったく問題はありませんよ。もし本当に9包(3枚)が正しいのなら、主治医の書き間違いなんで、それなら、うちのお店にはまったく関係ないですから!」っと、こっちも突っぱねる!
どうやら、もう自分で間違いを認めることが絶対に受け入れられないようだ・・・もう両者の溝は埋めようがない・・・
仕方が無いから、提案してみた。
「相談員さん、もう過去のことは、そう飲んでたこととして主治医へ報告して、今日から新しいのみ方として、正しい飲み方を主治医のほうから説明してもらえませんかね?」
ということになって、わざわざ主治医を呼んできてもらって、じきじきに、
「今までの飲み方はすっかり忘れて下さい!今日からの新しい飲み方は、1日1回 朝食後に
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は1枚で十分です!いいですね!!!
それから、飲んだり飲まなかったりは、絶対にやめてください!毎日1枚きっちり飲んでください!」
って説明してもらって、やっとお客さんは
「今日からの飲み方は
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が1枚ってことは、くすりの量が減ったんですね!」
・・・まぁ過去はどうやれ、一応の納得は得られた・・・結局1時間半、病院にいて、お店は放置状態・・・GW明けで、大混雑してるのに・・・
それと、ヒトの話がまったく聞けないオトナになるのはやめようと思った・・・「周りがおかしくて、自分だけが正しい」っていう主義は、ココロの中で思うのは勝手だが、口に出したらダメだよねぇ・・・
以前の職場にもいたな・・・。
機械のサイズよりでかい物入れたら壊れたとか(当然です。)
機械から金属音がする(機械にくそ長いビスで棚をつけないでくださいビスが機械の外壁ぶち抜いて内部に接触しています。)
機械がいきなり止まる!磁気センサーで動いている商品にマグネットでメモ帳貼らないででください時期でエラー起こします
とかいろいろ珍騒動はありましたよ!
説明すると必殺客に対する態度がなってない!
そう言うと会社が弱いの知ってて営業所じゃなくてわざと本社に、クレームだと電話入れるえげつない客もいましたね・・・。
そう言う人って高確率で自分がサービス業やっててサービス業が嫌がること知っててやるからえげつない・・・。
それでこっちもあそこは嫌な客だと社内で情報流して対応が悪くなる負のスパイラル・・・。
よく学校問題でモンスターピアレンツとか言うけどモンスターユーザーってのもいますよね・・・。
調薬とかに関しては、処方箋の時点でお医者さんにICレコーダーかなんかで、音声カルテも残さなきゃいかねい時代になるんですかね?
ま~家の親の様に聞いて3歩歩くと忘れるのもいるからな・・・。
その点凄いのは携帯の会社ですね!
何を聞こうが個人情報保護法とか言って突っぱねやがる!
(業界全体で同じ対応するから、他社に変えられる恐れも無い罠)
裏技で、目の前で総務省に密告電話するといいんですけどね!
即対応してくれますよ!
(あ~自分もサービスマンの弱点知ってる口の人間だな)