今日の予言者育成学園Fortune Tellers Academyはどうかな?
第8期期間順位7225位で、月のかけらをゲット。
特待生に昇格して、250アメジストをゲット。
学級ランキング208位で、月のかけらX2をゲット。
個人ランキング536位で、月のかけらをゲット。
称号:第8期学級主席をゲットして、レッドブレザー+2をゲット!
ラジエルの予言書をゲット!
スルバデートが、B→Aに進化した!
称号:カードの予言者をゲット!
アルテミス召喚で、ドルチェ SSをゲット。
イーヴァー草原にいた主人公、リンリ、オルフィは、突然のにわか雨にあい、鈴懸の樹の下へ駆け込んだ。
3人はミスリサ部の依頼で、コカトリスのヒナ探しに来ていたのだ。
この依頼はオルフィが勝手に引き受けたものだで、こんな依頼内容なら珍獣ハント部の管轄だと思ってるリンリは、雨にあいイライラしている。
当分雨がやみそうないと判断したリンリは、時間の無駄だから濡れてでも帰る、と言い出す。
オルフィは、リンリが風邪をひいてしまうから、自分が傘を取ってくるまで待ってて、と答える。
それを聞いたリンリは、オルフィに、姉ぶらないで、と言い返すが、オルフィの右手の指2本が石化していることに気づく。
オルフィは、コカトリスの息に触れてしまったみたいだが、進行性の石化ではないので、ミスリサ部の薬箱の聖水で治せる、と答える。
ミスリサ部の部室に戻ってから、オルフィは、コカトリスというのは、この世の中の呪いや災いを一身に背負っていて、その毒のせいで、息に触れた生物を石に変えてしまう。しかも、コカトリス自身も毒のせいで石化してしまうので、毒を中和する霊草を絶えず食べ続けなければ生きられない、と説明してくれる。
そして、災いを背負って、自らの毒と戦って生きるって、かわいそう、だとオルフィは言い出す。
オルフィの石化した指を治療していた主人公が、オルフィは物知りだと話すと、オルフィは、謝りだす。
オルフィは、小さいころから、自分の好きなことを話し始めると、目の前から景色が消えてしまって、夢中になってしまうのが恥ずかしい、と話す。
それを聞いた主人公は、リンリの前でもちゃんと話せるといいね、と答える。
オルフィは、自分の好きなことはいくらでも話せるけど、自分の気持ちを言葉にするのは苦手で、そういうところがリンリは嫌いなんだろう、と話す。
その時、部室の扉があき、少しきつめな顔の女子生徒が現れ、4号寮棟で起きているポルターガイスト現象についての相談をさせてほしい、と言い出す。
女子生徒は、4号寮棟の寮監を務めている第4学年のサヲリと名乗る。
サヲリの依頼内容は、10日ほど前から、4号寮棟でポルターガイスト現象(誰もいない場所で物体がひとりで動き出す心霊現象の一種)が起こるようになり、生徒が見ている前で、扉が勝手に開いたり閉まったり、机の引き出しが開いたりするのだそうで、激しい日は、キャスター付きの椅子が踊りだしたり、引き出しの中の紙がまき散らされたりしたこともあるそうだ。
オルフィは、幽霊はダメだと言って、部室の大テーブルの下に隠れてしまう。
ということで、主人公は一人で、サヲリと一緒に4号寮棟へ向かうことになった。
途中、サヲリから、今回の件で最たる被害は騒音だ、と言われる。
夜ごと、周囲への気配りなく騒がれるので、勉強にも睡眠にも妨げとなっているとのこと。
話をするうちにサヲリが、PK(サイコキネティック)華道部の副部長であることわかる。
PK華道部では、念動力で花を生ける、とのこと。
一人部室で落ち込んでいるオルフィの前に、見知らぬ男子生徒がやってくる。
さっきの幽霊話でビビっていたオルフィは、驚いて椅子につまづいて、すっころんでしまう。
男子生徒はオルフィに駆け寄り、腕を力強く引き上げて体を起こしてくれるが、パニックになってるオルフィは、男子生徒を突き飛ばしてし、謝りながら部室の奥へ後ずさる。
男子生徒は、無言で入って生きてゴメンと謝り、第4学年のエリックだと、名乗り、ミスリサ部に頼みたい依頼がある、と話す。
オルフィは、勝手に依頼を受けたら怒られるし、今日は誰もいないからダメ、と依頼を断る。
それを聞いたエリックは、キミはとても優しい人だね、言葉が怖いって知ってるんだ、と言い出し、自分はオルフィの力になれると思うから、自分の依頼を受けてくれたら、交換条件で、言葉の恐怖からオルフィを解き放ってあげる、と話す。
オルフィが了承すると、エリックは、大切な物をなくしてしまったから探すのを手伝ってほしい、と話す。
エリックがなくした大切な物は、弁論大会で優勝したときのメダルとのこと。
翌日、オルフィとエリックは、中庭でメダル探しを始める。
エリックは、学園も寮も屋内はあらかた探し終わったので、もう外しか考えられない、と話す。
オルフィがエリックと離れて草むら中を探し始めたので、エリックが、もっと近寄って話をしながら探そうと提案するが、オルフィは、なんでも思い通りにされてしまいそうだから、口のうまい人は苦手だ、と断る。
エリックは、自分もひどい人見知りだから、オルフィの気持ちがわかる、と話すと、オルフィは、弁論大会で優勝したし、誰でも楽しそうに話せるんだから、ウソはやめて、答える。
エリックは、本当に人と話せなくて友達も一人もいなかった自分を変えるために、弁論部に入部したと話し出す。
そのとき、オルフィのほうへ火球が飛んできたので、思わずオルフィに覆いかぶさるエリック。
中庭でアルカナとバトルしている生徒たちにエリックが抗議すると、生徒たちは立ち去って行った。
オルフィは、自分の気持ちを素直に表現できるエリックがうらやましい、と言い出すと、エリックは、オルフィにもできる、今だって自分の憧れを口にしてるから、そんな感じでいい、と言ってくれる。
主人公は、3日前にポルターガイスト現象が起きたサヲリの部屋に通される。
サヲリの部屋では、10日前と3日前にクローゼットが開いたり閉まったりしたとのこと。
主人公は、クローゼットに直接聞いてみると言って、ポケットから懐中時計を取り出し、クローゼットにかざす。
1分ほどで、クローゼットが次のポルターガイスト現象を起こすのは3日後だと、主人公は答える。
この懐中時計は、モノ・リーディングという予知の一種の能力を持っているとのこと。
モノ・リーディングとは、心を持たない無機質の記憶を読み取って、次に大きな出来事が起こる時間を読み解くもの。
この懐中時計は、主人公の父親の形見とのこと。
中庭を探しつくしたオルフィとエリックは、翌日、学舎から10分ほどの距離があるイーヴァー草原で、メダル探しを始める。
エリックは、保適生について、オルフィに話し始める。
この学園は、入学時にはいろいろな審査があるが、一度入学してしまえば、本人の環境が変わっても学園に残ることが保証される制度=在学保証制度がある。(たとえば、入学後、家が破産して学費が払えなくなったり、とか。)
これが適用された生徒は、保証適用生徒=保適生と呼ばれる。
エリックは、自分も保適生だ、と打ち明ける。
エリックの両親は名家の出身で、無理な散財を重ねて破産し、夜逃げして連絡がつかなくなったとのこと。
保適生は、ほかのクラスメイトの負担によって生かされる身分のため、エリックは負い目から無口になり、次第にクラスで浮いた存在になってしまい、気づいたら話すのがひどく苦手になってしまった。
そんなある日、教室に入ると、エリックの机に大量の生ゴミがまき散らされていたので、エリックは一人で片づけ始めた。
すぐにクラスでは犯人はチェリオという女子生徒だと断定されたが、チェリオはこの学園でエリックとたった二人だけの保適生だった。
チェリオを犯人と断定したのは、ミリンダという話がうまくていつも何人もの取り巻きを連れて歩いている男子生徒だった。
ミリンダは、名探偵みたいにチェリオが犯人である根拠を並べ、クラスのみんなもミリンダの言葉を信じた。
チェリオは泣くばかりで何も言い返さなかったので、生ゴミ事件の犯人と決めつけられ、半月の通学停止処分が下され、二度と学園に来ることはなかった。
その翌週、クラスの学級委員を決める選挙があり、事件を解決したミリンダが、クラスの全票を集めて委員長になったが、1票の投票用紙にだけ、生ゴミ事件の真犯人はミリンダと書かれていた。書いたのは、エリック。
エリックは、あんな大量の生ゴミをチェリオ一人で運ぶことができないことに気づいていたが、うまくしゃべれないコンプレックスと、保適生という負い目で、言葉を凍らせてしまった、と話す。
エリックは、退学届を提出したが、ヴィスコンティ先生が、弁論大会の応募用紙を差し出して、「言葉で戦える人になりなさい」と言ったため、弁論部へ入部したとのこと。
エリックの事情も知らずにひどいことを言ってしまった、と謝るオルフィに、エリックは、キミにも必ず自分の想いを言葉に変えることができるようになる、と声をかける。
オルフィの足元から、甲高い鳴き声が響く。
コカトリスのヒナだ。
エリックは木の上に避難しようと言うが、オルフィは、無理だと答える。
エリックは、先に木に登り、強い力でオルフィを引き上げる。
エリックは、怖いというのは、相手を知らないからそう思うんだ。勇気を出して挑んでみれば、相手の正体が見えて、怖くなくなる、と話す。
初めての木登りに興奮しているオルフィに、話を続けるエリック。
エリックは、はじめて講壇に立ったとき、聴衆の視線が自分に向けられていると思ったら、何もしゃべることができなかったが、怖かったのが最初だけで、話し始めると、勇気が自分の内側から湧き上がる音が聞こえてきて、自分の中には使っていない能力が眠っているんだと実感した、とのこと。
それを聞いたオルフィは、自分の想いを言葉にして、人に気持ちを伝えることができるかな、と言うと、エリックは力強くうなづいた。
オルフィは、エリックの弁論を聞きたかったが、弁論大会があったなんて知らなかった、自分たち新入生は第4学年の教室がある旧校舎に行く用事がなかったから、と話すと、エリックは、何かを悟ったような顔をする。
翌日、主人公とリンリは、4号寮棟の廊下に椅子を並べてポルターガイスト現象が起こるのを待っていた。
リーディングが正しければ、ポルターガイストが起こるまであと1分というときに、サヲリにやってきた。
バタンとクローゼットが開く音がしたので、サヲリの部屋に飛び込んだ3人。
部屋のクローゼットの扉がひとりでに閉まり、机の引き出しが開かれ中のプリントが宙にまき散らされる。
主人公は、正体が見えると言って、部屋の中央に踏み入ると、ポルターガイスト現象が止まった。
あなたは誰?と、主人公がポルターガイストの主に声をかけると、自分の姿が見えるんだと言って、主人公に近寄ってくる。
ポルターガイストの主は、エリックだと名乗り、なくしてしまったメダルを探している、と答える。
主人公は、エリックがオルフィの依頼人だと気づいて確認すると、そうだと答えるエリック。
どうやらエリックが見ているのは、主人公とオルフィだけのようだ。オルフィの石化を治療するために聖水を使ったことから、霊視能力が高まったためらしい。
ポルターガイスト現象の原因は、エリックのメダル探しが原因だった。
エリックは、昨日まで自分がこの世にいない存在だと気づいてなかったとのことが、気づいてしまったのでオルフィに迷惑をかけないよう一人でメダル探しをすることにしたとのこと。
サヲリの部屋の扉が開いてオルフィが入ってくる。
エリックが待ち合わせ時間になっても来なかったから、様子を見に来たとのこと。
エリックが見えないリンリは、オルフィのために話を合わせてくれて、遅くならないように気を付けて、エリックとオルフィに声をかける。
オルフィとエリックは、グレゴアの黒い森の奥の広場にいた。
広場には、石積みの土台だけ残された廃墟とさえ呼べないような古い遺構があり、二人が土台の内側に入ると、足元に無数の小さな炭が散乱していた。
エリックは、オルフィに、メダル探しはもうやめよう、と話しかける。
エリックは、すべて思い出したと言って、話し始める。
弁論大会はこの場所で行われた。
ここには、昔大講堂があって、年に一度行われる弁論大会は、盛り上がるイベントだった。
エリックが弁論部に入部して最初の弁論大会。エリックは気合を入れて練習したけど、並み居る先輩を相手に勝てるほど実力はないとわかっていたが、結果はどうであれ、聴衆の心に残る自分らしい弁論をしようと張り切っていた。
二人の後をつけてきた主人公とリンリが広場の入り口に立っていることにエリックは気づくが、かまわず話を続ける。
エリックの弁論のテーマは、「言葉の魔法」だった。
人を救うことも、時にキズつけることもある、言葉。
予言者は、予知で知った情景を、言葉を介して人に伝える。
ならば、予言者を目指す自分たちは、能力者である前に言葉の魔法を使いこなせるようにならなくてはならない。
決して人を傷つけず、人を守り、救う言葉を身に着けよう。
そして、エリックは、大会で優勝し、学園長から金色のメダルを首にかけてもらった時、涙がこぼれおちた。
オルフィが、ヴィスコンィ学園長に?と尋ねると、エリックは、当時の学園長はヴィスコンティ先生でなかったと答え、今はヴィスコンティ先生が学園長をしているんだ、とつぶやく。
悲劇が起きたのはそのすぐ後のことだった。
入り口につられていたランプが落ちて、瞬く間に大講堂に炎が広がった。
生徒たちは出口に殺到し、ひどい怒号と悲鳴が響き渡った。
エリックは、その流れを整理しようと、大声でみんなを誘導し、大方の生徒は大講堂の外に逃れることができたけど、エリックを含めた数名の生徒が激しい炎の中に取り残された。
最期の瞬間、エリックは大切なメダルを必死に抱きしめていた。
今から40年前のことだ。
エリックは、昨日まで自分が死んでいるなんて気づかなくて、オルフィをだますつもりなんてなかった、と謝る。
優勝メダルはこのあたりにあるはずだが、見つけてしまったら、自分は消えてしまうだろう。だから、メダルはなくてもいいような気がする、とエリックが話すと、オルフィは、探さなきゃいけない!そのメダルは証だから!あなたがコンプレックスから解き放たれて、本当の自分として生まれ変わったことの!と、大声で答える。
最期の瞬間まで必死に守ろうとした大切な宝物だから、絶対にあなたの手元になくちゃ、いけない!そうしないで、無念を抱えたままさまよい続けることが、あなたにとっての幸せだなんて、私には絶対思えないんだから!と、オルフィが話すと、エリックは、にわか雨にみたいに言葉が次から次へ、気持ちをちゃんと言葉にできてる、と言い出す。
オルフィは、泣きじゃくりながら、大講堂の焼け跡を両手で探り始める。
やがて降り始めた夕立が、二人の体に容赦なく打ち付けた。
そして1時間ほど過ぎたとき、オルフィは泥水の奥に埋もれていた重たい金属の円盤を見つけた。
取り出して袖で必死でこすると、それは鮮やかな金色の光を放った。
オルフィは、それをエリックに掲げて見せた。
エリックは、メダルを受け取ると、愛おしそうに眺めた。
「おめでとうエリック。
そのメダルは、あなたがこの世界で確かに生きた証。
時々キズついたり、臆病になったり、勇気を出したり、そうやって、あなたは必死に生きてきたね。」と、全身泥と雨で汚れきったオルフィは、泣きながら微笑んだ。
「ありがとうオルフィ。
確かにキミのいう通り、僕にとって、これは命と同じくらい、大切な物だった。」と、エリックは話すが、体が次第に透き通り始めていた。
どうやらお別れの時間みたいだ、とエリックは言って、オルフィの手を強く握りしめた。
オルフィは、エリックに自分の気持ちを伝えようとするが、言葉が出ない。
エリックが、「聞かせてほしい、キミの気持ちを、言葉に変えて」と話す。
「わたしは生まれてはじめて人を好きになりました。あなたのことが好きです。」とオルフィがいうと、エリックは微笑んで、オルフィの首に弁論大会のメダルをかける。
「そのメダルはキミにふさわしい。ありがとう、オルフィ。」と言って、エリックの姿が見えなくなってしまう。
オルフィは、大雨に打たれながら、大声で泣いた。
主人公がオルフィのもとへ行こうとしたが、リンリが止め、二人は何も言わずその場を立ち去る。
やがて雨が上がったころ、オルフィは立ち上がり、「エリック、ありがとう。さようなら。」とつぶやき、首にかけられた優勝メダルを握りしめる。
称号:マッシーン使いをゲットして、500アメジストをゲット。
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