今日の春ゆきてレトロチカはどうかな?
玄関から声が聞こえてきた。
来客のようだが→医者?
電話で往診を依頼してた医者の桐生恵だった。
はるかと永司は、赤椿が弥宵かどうかを話しあう。
【謎】弥宵が赤椿ではない理由は?→【手がかり】住み込みで働いている弥宵→【仮説】弥宵は屋敷の外に出ていない
弥宵は四十間家に住み込みで働いているそうだ。
食料品は週に一度麓から取り寄せているらしい。
弥宵は屋敷の外にでていないだろう。
【謎】弥宵が赤椿ではない理由は?→【手がかり】切落されたばかりでまだ新しい→【仮説】赤い椿は最近誰かが用意したものだった
西毬が見つけた赤い椿は、切落されたばかりで新鮮だった。
最近になって誰かが用意したものと思われる。
【謎】弥宵が赤椿ではない理由は?→【手がかり】赤椿、その花は四十間と因縁が・・・→【仮説】赤椿の話は四十間家の人間しか知り得ない
赤い椿は四十間家と因縁がある、と光永はそう話していた。
その因縁は、四十間家の過去を調べてようやくわかったものらしい。
光永でさえ詳しく知らない四十間家の内情を弥宵が知っているはずがない。
【謎】弥宵が赤椿ではない理由は?→【手がかり】この家に椿はないんです→【仮説】赤い椿は屋敷の外から持ち込まれた
屋敷には椿はない、と草刈は言っていた。
椿は屋敷の外から持ち込まれたのだ。
推理→完了!
弥宵が赤椿ではない理由→赤い椿は屋敷の外から持ち込まれた
草刈は、この屋敷には椿はない、と話していた。
だから、屋敷の外から椿は持ち込まれた。
弥宵は、住み込みで働いており、この屋敷から外に出ていないので、赤椿ではない。
外から椿を届けてもらう手もあるが、弥宵が荷物を受け取れるのは、週に一度の食料品配達に混ぜてもらうしかないが、最後に届いたのは3日前だし、不自然だ。
それに毒殺なら、お茶を運んできた弥宵が真っ先に疑われるに決まっている。
一方でそういう単純な方法を使いながら、もう一方の探偵殺しで凝ったトリックを使うのは、一貫性がない。
弥宵は赤椿ではない、という結論にたどり着く。
弥宵の探偵殺しの動機が、彼のせいで大切な人を失ったから、と言っていたが、釈然としない。
そこへ一永と光永がやってくる。
恵の診断も、ヒ素が原因らしいが、解毒薬を持ってきていないとのこと。
今は、蓉子と明里が付き添っているが、了永は、うわごとで「医者なんかいらない」と何度も言っているとのこと。
医者を拒む了永→医者なんかいらない・・・どういう意味だろう
一永と光永が去ったあと、草刈がやってきて、蓉子に言われて弥宵に毛布と荷物を届けたが、弥宵の部屋に雑誌が残っており、どうしたらいいか、と話す。
永司が預かると、草刈は去っていく。
雑誌は、文藝世界で、1973年の発行だった。
パラパラとページをめくると、四十間了永の名前がある。
書いた人間は伊夜で、知らない名前だった。
刊行が昭和48年とのことで、了永は20歳になったばかり。
さらに読み進めると、如水の名前もある。
はるかは、この雑誌を読むことにし、その間永司は、了永の様子を見に行く。
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