今日のパラノマサイト FILE23 本所七不思議はどうかな?
あやめとの会話から
あやめに話しかける→あなたは呪主?
春恵「あなたは呪詛珠を持つ呪主だった、ってことね?」
あやめ「実はわたしも持っていたのでした~。ちなみに津軽の太鼓です」
春恵「それなのに他人の呪詛珠を狙っていたのは?」
あやめ「だって、人殺しは良くないじゃないですか」→そうは思わない
春恵「そうかしら?」
あやめ「目的のためにはどんな犠牲を厭わないタイプですか?ちょっとどうでしょうか。なのでわたしは誰かが貯めた滓魂だけ使わせてもらおうと思ったんですけど、そうも言ってられなくて。みんな意気地なしで呪詛使ってくれないんです」
利飛太「君と一緒にいた並垣青年は呪詛珠を使っていたと聞いたが?」
あやめ「え、なんでそれ知ってるんですか?」
利飛太「ちょっと知り合いの刑事に聞いてね」
あやめ「でた!警察と知り合い自慢!もう警察官なんでロクな人間いないのに」
利飛太「ずいぶん警察を嫌っているようだね」
あやめ「おばさま、この人コワイんですけど。いちいち動きが大げさだし」
利飛太「自己紹介もまだだったか。僕は・・・」
あやめ「別にいいです」
あやめと話す→あなたは呪主?
あやめ「祐太郎くんですよね。あの人はだめですね。もうびびっちゃって、わたしが何度もけしかえてようやく恐る恐る使っただけなんですから。その上少し目を離したら、あっさり呪詛珠を手放しちゃうんですから、もうガッカリです」
春恵「なるほど」
あやめ「そういうわけなので、もうわたしが自分で滓魂を集めるしかないって思いました、というのが最終手段です」
あやめと話す→自己紹介
春恵「自己紹介しておきましょう」
あやめ「いいんですか、わたしに教えちゃって」
春恵「私はこの家の志岐間春恵。父と夫は警察官僚です」
あやめ「じゃあ警察の人間が最低な人ばっかりだってわかりますよね!」
春恵「確かに冷たい人は多いかも。特に身内に対しては。警察官の家族なら何があっても我慢して当然みたいのはよくあるし」
あやめ「そうなんですよ!おばさまとはなんかわかり合えそうです!」
春恵「よかった」
利飛太「そして僕は櫂利飛太。私立探偵をやってる」
あやめ「探偵?だからやたら探りを入れてきたりするの?」
利飛太「どうやら何をしても嫌われる流れに入ったようだ」
あやめ「おばさま、どうしてこんな探偵と一緒に行動してるんですか?」
春恵「いろいろ調査をお願いしていてね」
あやめ「なんかこっち見てるし」
あやめと話す→自己紹介
利飛太「ところで君の親も警察官だったりするのかい?」
あやめ「あんなのもう父親じゃないです。名実ともに」
春恵「穏やかじゃないのね」
あやめ「もう戸籍上は縁を切ったのに、今日だって偉そうな割に助けてくれないし」
利飛太「今日?」
あやめ「今日犯人を追っていた津詰って警部?あの人です」
利飛太「なんだって!君が津詰警部の娘さんなのか?」
あやめ「元です元。もう他人です。父親らしいことなんて何一つしてこなかったんですから」
利飛太「実は今日警察が追っていたあの根島という男だけど、過去に逮捕された津詰警部に怨みを晴らすため娘を狙うと言っていたらしくてね」
あやめ「は?」
利飛太「なので、保護するため警察がずっと君を探していたそうだ。今日、警察に追われていたというのは、それだったわけか」
あやめ「あんな大勢で高圧的に来られたって、わからないですよ。ちょっと待って、それじゃわたし、今日のあの犯人に命を狙われていたってことですか?」
利飛太「そうなるね。幸い無事に済んだ、というか、逆襲したようだけども」
あやめ「だったら、正当防衛ですよね!警察の身内ってだけでこんな目に遭うなんて、たまったもんじゃないです」
春恵「本当にね、子供にもとんだ迷惑がかかって、ごめんなさい」
あやめ「おばさまが謝らなくても」
春恵「つい息子と重ねちゃって」
あやめ「何かあったんですか?」
春恵「うちの子もね、警察への復讐が目的で誘拐されて、殺されてね」
あやめ「ひどい!サイアク!かわいそう!そういえば去年そんな事件ありましたね。おばさまの息子さんだったんですね」
あやめと話す→呪詛珠を使ったの?
春恵「あなたは根島に人質として連行されてあと、庭園で呪詛珠の呪いを使って逃げた、ってこと?」
あやめ「まあそうですね。どうにか逃げなきゃって思って」
春恵「今、使うことができるの?呪詛為を」
あやめ「確かに昼の間は呪詛珠が無反応になってましたけど、もう夕方ですから。試しに使ってみたら、使えちゃったみたいです」
利飛太「なに!」
あやめ「またチカラが弱いのか、何回も連続で行使するのは難しそうですけど、今ならもう1回くらい、いけると思いますよ」
春恵「そうなの」
あやめ「一応お伝えしておきますけど、もう始まってますので、ご注意くださいね」
春恵「何が?」
あやめ「呪詛の条件、狙ってますよ?」
あやめと話す→あなたの呪詛の条件は?
あやめ「そんなに動揺するということは、やっぱり呪詛珠もってますよね?おばさまも呪主ですよね?」
- →はい
- →いいえ
春恵「え!」
利飛太「条件を踏んだのか?」
あやめ「それじゃボコボコタイムはじまりです。なんでこの期に及んで隠すんですか。呪主じゃないなら最初から来ないですよ~」
春恵「ああああああ!!!」
利飛太「やめろ!」
あやめ「もう死んでますね」
利飛太「なんということだ」
あやめ「おばさまの呪詛珠をいただいときますね。送り拍子木の条件は着火器具か、危なかったあ。さてと、探偵さんはどうします?別に見逃してもいいんですけど、私を捕まえようとするなら、そういうわけにもいかなくなりますね」
利飛太「あいつの条件が確定できない。仮説で動くのは危険か!」
あやめ「依頼主はもう死んでるわけですし、探偵がわざわざわたしを捕まえる理由は、ないですよねえ?」
利飛太「市民の務めとして君を通報することはできるが?」
あやめ「今更正義の味方気取りですか?そっちも残魂の貯まった呪詛珠を奪おうとしてたくせに?」
利飛太「・・・」
あやめ「特に言い返すこともないようですので、わたしはこれで失礼しますね」
呪主であった志岐間春恵を呪い殺したことで、灯野あやめの持つすべての呪詛珠の滓魂の合計は100%を超えた。
しかし遠い過去に死んだ人物を蘇らせるにはより多くの滓魂が必要となるため、彼女の願いを叶えるためにはまだまだ滓魂が足りないようだ。
なので、完全に日が暮れ、霊夜祭の効果が高まるのを待ったのち、彼女は根島史周から奪った片葉の芦の呪詛珠を用いて、個人情報を知っていてかつ自分にとってどうでもいいと思う人物から順に呪いで殺していった。
片葉の芦の呪いの条件-その時点の顔・住所・氏名・年齢・職業・所在地のすべてを知る相手の手足を切断して失血死させる。
その多くはこれまでに女子大生という肩書にホイホイ寄ってきた大勢の男性たちであったが、被害者の中には津詰徹生を含まれており、しかも呪主ということで早々と手にかけていたため、捜査チームが混乱し、彼女を取り逃がすことになったのだという。
それから各所で名簿は電話帳を手に入れ個人情報を知った人物を片っ端から呪いで殺し、自宅にいると何もないのに突然手足をもがれて死ぬ、という怪死現象が全国各地で多発し社会を震撼させることとなった。
それからしばらくして、怪死現象が治まってきたころ、現代に彗星の如く現れた天才浮世絵女性画家が話題になる。
その人物は、謎の画狂女子を名乗り、次々の優れた作品を発表し瞬く間に名声を上げて行った。
その技能はまさに葛飾北斎が現代に蘇ったようだ、と高い評価を得て歴史に名を残すことになったという。
エンディング#4 灯野あやめの本懐
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