チラシの裏~弐位のゲーム日記
社会人ゲーマーの弐位のゲームと仕事とブログペットのことをつづった日記

 今日のパラノマサイト FILE23 本所七不思議はどうかな?


 葉子を調べるが、息もしていないし、冷たいし、脈もない・・・
 電話ボックスに飛び込み、119に通報する。
 しかし、葉子の身体は完全に硬直しており、体温もなく、呼吸も感じられない。
 この状態から再び息を吹き返すようには到底思えない。
 葉子が探していた蘇りの秘術があれば、葉子を蘇らせることができるんじゃないか?
 可能性は十分ある!彼女を元に戻るために、まだおれにできることがある!

 あの時、葉子はいったい何を見たのか?
 葉子は、蘇りの秘術は本所七不思議と関係があると言っていた。
 ならば、この地に伝わる七不思議、置いてけ堀とやらに違いない!


 怪しい気配がした。


 葉子の近くにある落とし物を調べる。
 小さな木彫りの彫刻が落ちていた。
 高さは3~4センチ。キーホルダーかと思ったが、この朽ち方からするともっとずっと昔の物のようだ。
 こんなに小さいのに禍々しいほどの重圧を感じる。


 呪詛珠『置いてけ堀』をゲット。


 深く悲しい恨みの記憶が彰吾の頭に入り込んでくる!
 わたしをおきざりにするやつ死んじゃえ
 オキザリニスルヤツヲ、ミンナコロセ!


 呪詛珠『置いてけ堀』の呪いの力で、自身の前から立ち去ろうとする者を呪い殺せるようになりました。
 対象が立ち去るタイミングで呪詛行使ボタンを押下してください。


 きこえるか呪主(かしりぬし)よ、蘇りの秘術を求めし呪主よ、呪い殺せ。
 蘇りの秘術を得たくば、この呪いの力によって、人々を屠り、魂の惨死を集めよ。
 幾人なる滓魂を呪詛珠に捧げることで、それを贄に還魂が為され蘇りの秘術は発現しよう。
 また、他の七不思議の呪主をひとり呪い殺さば、数十人に相当する滓魂を得られよう。
 さあ、呪い殺せ!


 本所七不思議:置いてけ堀→呪詛珠と呪いの力:自身の目の前から立ち去る者を溺死させる
 →恨みの記憶:父親との魚釣りが楽しみだった少女。その父親が釣ってきた鮒で美味しい味噌汁をつくってくれた母親。ある日、父親の姿が消え、探しに行った母親も帰ってこない。置いていかんで、と長屋を飛び出した少女は、父親と釣りにきた堀にたどり着き、思わず堀に身を乗り出した。ばしゃばしゃと水の音が響くが、通りがかる者も魚が跳ねているのだ気を留めなかった。その音もか細くなっていき終には聞こえなくなった。
 

 超常/呪詛:呪影/呪主 呪影とは呪いが可視化された像のこと。基本的にはその呪いが生まれた根源に関連する姿をしているが、完全に同一の形状であるとは限らず、抽象化されている場合や認知が歪められている場合もある。いわゆる霊魂とは違い、それ自体は意識を持たずただの魂の残滓、いわゆる滓魂によって呪いが具象化されたものである。呪影を持つ呪いに取り憑かれた者を呪主と呼ぶ。この呪影自体が呪であると共に、取り憑いた呪主の意志によって別の者に呪いを与えることができる。呪いと呼ばれる念力の中でも呪影を持つものはそれだけで相当な強さの呪いとなる。通常霊感のない者は呪影を認識できなが、呪主となった者であれば互いの呪影を視認することができる。
 超常/呪詛:呪詛珠 本所七不思議に纏わる呪いが込められている古い根付。所持することで霊感を持たない者では本来扱うことのできない呪詛を行使することが可能となる呪具の一種。
 超常/呪詛:滓魂 死して肉体から抜け出た命は魂となるが特殊な呪詛によって呪い殺された場合滓魂と呼ばれる残滓となる。蘇りの秘術にはこの滓魂を贄として反魂を成す術であるが。それに必要な量は蘇生させたい者がいつ死んだかによって変わり、より遠い過去に死んだ者ほど多くの滓魂を必要とする。

 彰吾は、呪詛珠を拾った影響で、置いてけ堀に呪われたらしい。
 蘇りの秘術を得たければ、この呪詛珠の持つ呪いの力で多くの人の魂を集めろと。
 自身の前から立ち去ろうとする人の魂を置いて行かせる呪い。
 そして、ほかの七不思議に呪われた人物の魂であればより多く貯まる?


 葉子を調べる。
 「もういいよ、完全にダマされた!・・・そうだったら、どれほど良かったか。やはりもう戻れない、前に進むしかない」


 周囲を調べると、誰かに見られている?


 後ろを調べると、何かが宙に浮かんでいる。


 さらに調べると、鬼火のような何かが近づいてきている。


 誰かの影を調べる→声をかける
 「おい、そこにいるのは誰だ!」
 「その女性を呪い殺してしまったのですか、興家彰吾くん。」


 彰吾は考えた。
 現れた男は、30代から40代くらいで、折り目正しくスーツを着ている。
 呪いについても知ってそうな感じだ。
 本所七不思議の呪いを受けた呪主であれば、おれの命を狙って呪詛を仕掛けてくる可能性がある。
 逆に言えば、呪主を呪い殺せば大量の魂が得られるらしいが。


 男を調べる。
 背の高い真面目そうな男だが、見覚えがない。
 おれのことを知っているようだが、会ったことのある人物なのだろうか。


 男に話しかける。
 「やっぱりあんたには見覚えがない。なぜおれを知っている?」
 「わたくしの認知度もその程度でしたか。では名前だけお伝えしましょう。わたくしは弓岡巧己(ゆみおかたくみ)といいます。」
 「聞き覚えがあるような、ないような」
 「そうですか、名前すら知られていないとは残念です。残念ですが、好都合とも言えます」


 人物リスト:弓岡巧己


 「では続いてわたくしからあなたにお訊ねします。あなとの持っている呪詛珠をおとなしく渡してもらえませんか」→なぜ?


 「なぜ呪詛珠を知っている?」
 「見させていただいてましたから。」
 「今見ていただけで呪詛珠のことがわかるわけないだろう。あんた知っているんだな?本所七不思議の呪いのことを」
 「ええ、もちろん。その呪詛珠は、条件さえ満たせば証拠を残さずに人を呪い殺すことができる危険な道具ですから」
 「そうは考えていなかったな」
 「もし悪意のある人間に渡ったら大変なことになる。その前におとなしくこちらに渡していただきたい。もっともあなたはすでにひとり殺してしまったようですが」
 「違う、おれは何もしていない!!」
 「今ならそちらの女性の件を目を瞑ります。呪詛珠をこちらに渡してください。」
 「ダメだ、断る!それを言ったら、あんただって悪用しないとも限らない!」
 「そうですか、手荒な真似はしたくありませんでしたが」→呪詛珠をもっているだろう


 呪詛珠を持っていると思っていたほうがいい。
 こいつも条件次第で相手を呪い殺せる力を持っているとしたら、その条件がわかるまではうかつな行動は命取りだ。
 ここは話を引き延ばし、情報を探りつつ、先にこちらの条件を満たせば!
 あいるとおれの前から立ち去らせるにはどうする?


 彰吾は考えた。
 おれの呪詛珠の条件を満たすには、こいつがおれを置いてここから立ち去ってくれないといけない。
 では、何があれば何もせず立ち去るか?
 ひとつ、自分の要件を済ますこと。
 ふたつ、ほかに急用ができること。
 こいつの要件をおれの呪詛珠を手に入れることだから、ひとつめはできない。
 ふたつめは、急用の発生を期待するしかないが、そんなものはアテにできない。
 ならば、みっつめ。ここに居られない状態いなる。
 一時的なものでいい。撤退を余儀なくさせるには何があればいいだろうか。


 弓岡を調べる。
 いったい何者なんだ?思い出せれば有利に運べるかもしれない。


 弓岡について思い出す。
 何者なんだ?
 そもそも最近のおれの人間関係なんて仕事関係くらいしかないはずだが。


 弓岡に話しかける→弓岡のこと
 「まずはあんたの身元を明かしてもらいたい。それで信頼に足る人物だと証明できるなら呪詛珠を渡すよ」
 「確かにそうですね。実はわたくしは、霊術師 我妙堂垂弦先生の付き人をやっております」
 「我妙堂?」
 「はい、最近は雑誌にも連載をしているのでもちろん知っているでしょう?先日そちらの彼女が先生のところに相談に来たことがありましてね。あなたのこともそこで彼女から聞いておりました。てっきりわたくしどものことも彼女から聞いているものだと思っていました。」
 「それはいつの話だ?」
 「つい2,3日前のことです」


 ウソだろうな。
 こちらが忘れているのをいいことにして、適当な話で煙に巻くつもりか。
 そもそも彼女と知り合って1か月程度なのに霊術師の先生とやらに相談に行ったとも思えないが。
 葉子さんの場合、本当に行ってたとしてもおかしくないのでウソの根拠にはならないか。


 弓岡について思い出す。
 そうか、仕事関係。
 思い出したぞ!
 直接会ったことはないから忘れていた。


 人物リスト:弓岡巧己 彰吾が務めるヒハク石鹸の会長の山森ナツヱの個人秘書


 弓岡を調べる。
 この男は、おれの勤務する会社 ヒハク石鹸の会長 山森ナツヱの秘書だ。
 おれを知ってたってことは、従業員の顔と名前をすべて把握しているのか?


 弓岡に話しかける→弓岡の正体
 「思い出したぞ。あんたはおれの勤務する会社 ヒハク石鹸の会長秘書じゃないか」
 「ようやく思い出しましたか。では立場を弁えてこちらのいうことに従っていただきましょうか」
 「断る。これは業務とは無関係だ。あんたにそんな権限はない。そもそもどうしてうちの会長秘書が呪詛珠なんてもんを探しているんだ?」
 「そのように疑問を持つでしょうから、あえて明かす必要もないと思っていたのですが。わが社は昭和初期よりこの土地で共に発展し、地域に根差してきた企業です。この地で不穏な呪いなどが広まらぬよう排除するのになんの不思議がありましょう。会長は愛すべき会社のあるこの土地で厄介ごとを起こしたくないのです。さあ、わかったらおとなしく呪詛珠を渡してください」


 弓岡と話す→葉子のこと
 「むしろ葉子さんをあんな目に遭わせたのは、あんたの呪いじゃないのか?」
 「その質問で、わたくしが呪詛珠を持っているかどうか探ろうというのですか。あれはあなたの呪いですよ。」
 「ありえない、おれが呪詛珠を手に入れたのは葉子さんが死んでからだ、やっぱりあんたの仕業なんだな?」
 「残念ながら違います。信じるかどうかはお任せしますが。そもそも本日0時ごろ、なぜか一斉に本所七不思議の呪いが発現しました。七不思議の呪いはまだいくつもある。呪いの力を持つ呪主が何人もいます。わたくしだと断言するのはまだまだ時期尚早ではないですか?」
 「そうか、今日の0時に、何人かの呪主が生まれているってことか」


 弓岡と話す→葉子のこと
 「彼女の死がおれの呪いによるものだと断言したのは何か根拠があるのか?」
 「それはですね、おや?あなたの連れの女性、今、少し動いていたようですが」


 葉子の様子を見ようと振り返ると、呪いが発動して、彰吾は死亡する・・・


 案内人に「絶対に振り返らないでくださいね」と言われて、時間が巻き戻る彰吾。

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 大人になりきれない社会人ゲーマー。
 現在の夢:ゲームする時間の確保、サービス残業時間減少、年棒アップ
 将来の夢:がんばってお金を稼いで、ニートでゲーム三昧の日々を送ること
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