今回の月舘の殺人はどうかな?
十蔵が倒れている鉄道ジオラマが、突然ガタガタと音を鳴らしながら揺れ出し、ジオラマの下から、メイドの小本が這い出てくる。
一行は、唯一の生存者の小本から、月舘で何が起こったかを聞き出す。
昨晩、小本が調理室から2階にいる十蔵の部屋にミルクを届けた帰り、さっき入れ違いで十蔵の部屋から出て行った執事の室木が血まみれで、犯人に廊下を引きずられていく場面に遭遇する。
当時足を捻挫して走ることができない小本は、そのまま十蔵の部屋に引き返す。
犯人も十蔵の部屋に入って来たので、小本は思わずジオラマの下に隠れる。
その時、隣の部屋にいた十蔵が出てきて、犯人に遭遇する。
十蔵は「なんで今ここにいる!お前はまだ幻夜の乗っているはずだろうが!」と犯人に声を掛けた瞬間、犯人に刺殺されてしまう。
犯人は、床に倒れている十蔵をわざわざジオラマの上に乗せ、Nゲージを動かしながら、「轢死体だ!」と言って笑いだす。
それから、犯人は、何かに気づいて「なんだ、お前だったのか」と言いながら、部屋を出て行き、その瞬間、小本は意識を失った。
月舘到着時間になったため、幻夜の乗員たちが、月舘に戻ってくる。
十蔵の発言から、犯人は幻夜に乗っている人物であることが判明。
一行は、小本にさらに昨夜の状況を聞き出す。
犯人は目出し帽をかぶっており顔は見えなかった。
時刻は、ちょうど時計が鳴ったところで、午前3時だったとのこと。
十蔵の設定では、日置が殺された1時40分は、1時34分の留津の通過直後で、十蔵が殺された3時は、2時40分に上下越を通過し、3時24分にヤヲイ信号機に着くまで間とのこと。
空海は、中在家から、この屋敷は十蔵の鉄道趣味に埋め尽くされており、鉄道館と呼ばれていることと、24歳だったみずほがパイロットとの結婚を反対されたことで家出したことを、教えてもらう。
空海は、サービスマンから、寝台車の洗面所に忘れていたと言われて、腕時計を渡されたことで、昨夜見た夢は現実であったことに気づく。
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