20年ほど前、大学生だったとき、一般課程でどうしても物理をとるハメになった・・・自分は、理系だが、数学はまったくダメで、化学・生物の成績だけで、なんとか入試に受かった人なんで、物理は単位を落とす気で授業を受ける予定だった・・・
ところが吹奏楽部の先輩の情報によれば、その物理の教授はドラえもんの大ファンなんで、試験のときはドラえもんについて、教授をうならせるウンチクを書いたら、別に本当の解答をまったく書かなくても、必ず通してくれるとのことだったので、安心して授業を受けることにした。
しかし、肝心の講義内容は、アインシュタインの相対性理論だった・・・もちろん、自分を含めてこんなもの講義を受けてる学生誰一人として理解するものはいない・・・
もちろん、教授も学生に相対性理論なんて理解できるワケはないと思ってるから、講義の最初に学生の出席を確認したあとは、教授一人がテキストを読んで、ホワイトボードになんかわけわかんない公式を書いてるだけで、学生は黙って席にじっと座っていれば、他の教科の勉強をしたり、マンガを読んだり、昼寝したりするのもOKだった(もちろん、立ち歩いたり、しゃべったりしたら、即時講義室から退室させられて、欠席扱いにされる!)
さて、こんな感じで、半年間の授業を受けての試験・・・問題は、たったの2問!1問でも正解なら単位取得で、そうでなければ、単位はなし!さて、試験問題は、以下の2問。
問題1 銀河系の中心から、地球に向かって、光速でドラえもんとドラミちゃんが向かって来ている。地球上にいるノビ太からは、どういう風に見えるでしょうか?
問題2 サービス問題です!いま宇宙で、数万年に1度あるか、ないかの事象が発生しようとしている。これを記録するにはどうしたらいいでしょうか?
皆さんも少し考えてみてくださいね!
ちなみに、自分の答えは、
解答1 ノビ太は目が悪いので、光速で向かってくるものは、見えない!
解答2 紙とエンピツを用意して、書きとめる。
で、無事、満点で物理の単位が取れました!
・・・一応、問題1の真の正解は、光のドップラー効果の青方偏移について答えることらしい・・・