今日の予言者育成学園Fortune Tellers Academyはどうかな?
召喚で、マルクハルト B、ドルチェ C、アルフライラ C、キルステン Cをゲット。
バトルで、ヒースクリフ C、ユーグ C、ジャンヌ C、ブリギッテ C、ニコリー C、ランプレヒト C、マリト Bを捕獲。
マーレイ、エリーゼ、マイが、C→Bに進化!
ヒースクリフが、C→Aに進化!
特別プリントおかわりで、特別報酬の、とらんすTシャツをゲット!
称号:FTAの討伐担当、20アルカナ兵長、有望ハンター、ヤマカンの達人、フレッシュ予言者、予知サークル部員、FTAバトル委員、指示待ちタイプをゲット!
ミスリサ部に仮入部中のチカは、原因不明の難解事件を解決するために仮入部してきたのが、入部してからこの1週間何の事件もなかったので、退部するつもりだった。
チカは、脱出成功率100%、脱出ゲームの女王の異名を持っており、ナゾトキが大好きだった。
そんなチカを見て、レンヤは、部室の置くの古いロッカーの中に眠っていたという未解決事件ファイルを手渡す。どうやら廃部前のミスリサ部の先輩たちが残した未解決事件をまとめたものらしい。
チカは礼拝堂の少女と書かれたページを開く。
ある決まった日に、レスティア礼拝堂に一人の少女の霊が現れる。原因は不明。
ミスリサ部は、少女の霊を無念から解き放ち、昇天させようと3度試みたが、部員から2名の死者を出してしまった。
よって、この事件は以降着手禁止案件として封印するものとする。
【判明していること】
①少女の名はリオネット、16歳。
②現れるには年に一度5月1日の深夜0時から数時間。
③少女の死因は、服毒によるもの。
【注意すべきこと】
亡くなったミスリサ部員2名は、いずれも少女の霊に深く関わりすぎてしまったために、憑り殺されたものと考えられる。
よって少女の霊に出会った場合には、必ず1時間以内に離れること。
そして、5月1日は今夜だった。
23時30分、少女の霊が現れるまであと30分。
深夜の礼拝堂へ来たのは、チカ、リンリ、主人公の3人だった。
レンヤは読書、テオはそんな時間まで起きていられない、と辞退。
ココは、この時間になっても来ないということは、直前になって怖気づいたのだろう。
深夜0時の鐘が鳴り響くと、頭上から少女のすすり泣く声が聞こえてきた。
声の出所を視線で探ると、礼拝堂の天上近くのステンドグラスの前に、赤い髪の少女の霊が静かに浮かび上がっていた。
少女がそこから降りてくる気配がなかったので、チカが、「リオネットちゃん?」と声をかけると、少女の霊はこくりとうなずいた。
「何かこの世に未練があって現れたの?」うなずく。
「毒を飲んで死んだんでしょ?」うなずく。
「誰かに無理やり飲まされたの?」首を左右に振った。
「自分で飲んだの?」うなずく。
自分で毒を飲んだのに、この世に未練があるのはどういうことだろう。
「毒を飲んだ理由を教えて?」沈黙。
「あなたの未練を晴らすのを協力するためにきたの」と言うと、リオネットは、何も答えず3人を見下ろしている。
リンリは、リオネットは口がきけないことに気付き、そう尋ねると、リオネットはうなずく。
つまり、リオネットには、イエスかノーで答えられることしか聞けないのだ。
「誰かに殺されたの?」左右に首を振る。
「自殺なの?」リオネットは一瞬躊躇したような様子を見えた後、首を傾けた。
リンリは、「自然死ですね?」と問うと、リオネットは首を左右に振った。
主人公が、「事故死ですね?」と問うと、リオネットは首を左右に振った。
埒が明かないので、チカは他の質問をすることにした。
「何か悩み事があった?」うなずく。
「成績のこと?」「イジメ?」「友達関係?」いずれの質問にも、リオネットは首を左右に振る。
「恋愛?」リオネットは、静かにうなずいた。
リンリが「その悩みは、毒を飲んだことと関係があるのかしら?」と尋ねると、リオネットはうなずく。
チカが「心中?」と尋ねると、リオネットはうなずいた。
「愛する人と一緒に死んだんでしょ?」リオネットは答えない。
「愛する人と一緒に毒を飲んだの?」うなずく。
「その人が毒を飲むところを見た?」うなずく。
「あなたのいる死後の世界で、お相手に会えた?」左右に首を振る。
「つまり心中した相手の男は、死に切れず二人の魂は離れ離れになっているのだ。リオネットは、相手の男が来るのを待って、毎年この日に礼拝堂に姿を現している?」リオネットはうなずいた。
相手の男はどうなったのだろう?もちろんリオネットには、わからないことだ。
そのとき、時を告げる鐘が鳴り響く。もう30分経ったのだ。
「毒は誰にもらったの?」うなずく。
「友達から?」首を左右に振る。
「生徒の誰かから?」首を左右に振る。
「先生から?」うなずく。
リンリがやりとりを見て何か気が付いたようで、リオネットに「のんだ毒は、青酸カリ?」と尋ねると、リオネットはうなずく。
リンリは、シアン化カリウム=青酸カリなら、実験用の薬品として科学室においてあっても不思議じゃないと話す。
それと、リオネットがしゃべれないのは、青酸カリは強いアルカリ性で皮膚を焼いてしまうから、リオネットのノドはそのせいで、と続ける。
チカはリオネットに、「あなたの恋愛相手は先生?」と尋ねると、うなずいた。
「科学の先生?」と続けて尋ねる。
リオネットは、首を左右に振る。
チカは、実験室の薬品棚には鍵がかかっているから、毒を持ち出せるのは、鍵を管理している科学の先生だと推理したのだが、違ったようだ。
チカは続けて、「借金苦の先生の無理心中?」と尋ねると、リオネットは首を左右に振る。
「赤ちゃんができた?」首を左右に振る。
「死んであの世で一緒になろう的な?」うなずく。
「誰かに別れさせられそうになった?」うなずく。
リンリが、「先生と生徒の禁断の恋、秘密の関係が、誰かにバレてしまった?」と尋ねると、リオネットはうなずく。
「親にバレた?」首を左右に振る。
「友達?」首を左右に振る。
「先生?」うなずく。
「えらい先生?」うなずく。
「学園長とか?」うなずく。
主人公は時計を確認すると、50分経っている。
これまでの出来事をまとめると、二人の許されざる恋が学園長に発覚して、別れるようにきつく言い渡された。けれど別れることができず、それを苦にした二人は心中を図ったが、男の先生のほうは死に切れず、リオネットだけが死んでしまった。
それを聞いていたリオネットは、うなずく。
自分達にできるのはここまでだと思った3人は、リオネットに、また来年も会いに来るからと声をかけて礼拝堂を出ようとする。
その瞬間、礼拝堂の中から、「イヒヒヒヒ」と甲高い笑い声が響き渡った。
リオネットのほうを振り向くと扉が閉まった。
3人で扉を開けようとするが、強力な力で押さえつけられているように、ビクとも動かない。
リンリは、「過去にミスリサ部から死者が出たっては、こういうことなの?私達も、あなたの世界へ連れて行くつもり?」と尋ねると、リオネットはうなずく。
チカが、「リオネットが愛した先生はここで待っても来ないから、リオネットは静かに眠るしかない」と叫ぶが、リオネットは首を左右に振る。
主人公が、時間を確認すると、タイムリミットまで、あと5分くらいしかない。
リンリが、「今日リオネットから聞いた話を持ち帰って、どうすればリオネットの無念を晴らせるからをちゃんと考えて来年また来る。愛した男性がどうなったのかも調べてくるから、私たちを帰らせて。」と訴えるが、リオネットは首を左右に振る。
深夜1時まであと2分。
チカは、何を見落としているとつぶやいている。
リンリは、「あなたと先生の関係を学園長に知られたのは、学園長に見られたから?」と尋ねると、リオネットは首を左右に振る。
「他の誰かに見られたの?」うなずく。
それを聞いたチカは、全部わかったと叫ぶ。
チカは、「最初に、リオネットと恋人先生との関係を気付いたのは、科学の先生?」と尋ねると、リオネットはうなずく。
「女の先生だよね?」うなずく。
チカは、科学の先生ではない恋人先生が青酸カリを手に入れるには、協力者が必要だったと話し出す。
チカはリオネットに向って、「恋人先生から、女の科学の先生が二人の関係に気付いて、学園長に密告したので、別れるように言われた、って聞かされてるよね?」リオネットは、うなずく。
それはウソだと、チカは伝える。
続けて、学園長は、二人の関係なんて知らなかった。それは、リオネットに心中を持ちかけるために、恋人先生と女のが科学の先生が考えた作り話だった、と。
リオネットは、首を左右に振る。
チカは、これはリオネット自身が青酸カリを飲むように、二人の先生が結託して計画した説人事件だと言い切る。
続けて、二人の先生は恋人同士だったのに、恋人先生は二股をかけて、リオネットに手を出した。それを女の先生に知られて別れるように言われたが、別れ話をされたリオネットが誰かに打ち明けるかも?と考えた恋人先生は、リオネットを殺さなければいけなくなった。しかも、リオネットの自殺に見せかけて、と告げる。
リオネットは、激しく首を左右に振っている。
チカは、恋人先生は、別れるくらいなら一緒に死のうと言って、女の先生からもらった青酸カリをリオネットに渡して、自分は最初から死ぬつもりはないので別なものを飲んだ、と続ける。
チカは、「青酸カリを飲んで生き延びるはずなんてないことは、リオネットもわかってるから、何かヘンだと思いながら死んだ後も毎年ここに現れるんでしょ?だけど、恋人先生は、絶対には現れない、あなたが一番愛する人に殺されたんだから」と話すと、リオネットは、空中から落ちてきた。
そのとき、大きな音を立てて、礼拝堂の扉が開き、レンヤとテオが、派手にクラッカーを鳴らしながら現れた。
テオが、本当に脱出をキメるとは、脱出ゲームの女王の異名はダテじゃねえと話し、続けて、レンヤが、ミスリサ部100年の歴史で、この歓迎会を脱出までたどり着いたのはたったの1組で、お前たちが2組目だというから、たいしたものだ、と話す。
ココが、リオネット人形の操り役は、ココでした、と話す。
テオは、これは、ミスリサ部に代々伝わる新入生歓迎の脱出ゲームだ、と言う。
退屈なミスリサ部を辞めたいとぼやくチカを、喜ばせるために仕組んだとのこと。
チカは、数え切れないくらい脱出ゲームをやってきたけど、これが一番ドキドキした、と話し、ミスリサ部、サイコー!と叫んで、正式にミズリサ部に入部した。
この記事にコメントする
- HOME -