今日の星影の館殺人事件はどうかな?
移動→外に出る
移動→駅前
アナタ「あの女め、切符を買っておけと言っておいたのに、どこにもいないじゃないか」
移動→温泉街
アナタ「あいつめ、やっぱりここにいたか!」
助手「あら先生、私の居場所がよくわかりましたね」
アナタ「温泉はもういいだろう!僕が入院中、ずっとここに泊っていたくせに未練がましい奴だな」
助手「仕方がないじゃないですか。この町には温泉街にしか宿がなかったのですから。それに、この宿ではなんと天ぷらが食べ放題!」
アナタ「これ以上僕の財布の風通しをよくするつもりなら、こちらのも考えがあるぞ!」
助手「まあ怖い」
アナタ「僕を怒らせたくなければ先に駅に行って切符を買っておくのだ。あと駅弁もな」
助手「わかりました。今度は状態の良さそうなお弁当を選びますね。それではひとっ走り行ってきますわ」
アナタ「どういう生き方をしたら、あんな気儘な性格になれるのだろうか」
****「危ない!」
助手「きゃっ!」
アナタ「おい、大丈夫か?」
助手「ええ」
****「痛たた」
アナタ「危ないな、君。急に飛び出してくるなんて」
****「すみません。あの、お怪我はありませんか?」
助手「ええ、大丈夫ですよ。先生が受け止めてくださったので」
****「すみません、本当に。急いでいたもので」
アナタ「おや?君は確か、診療所の・・・」
****「え!」
アナタ「倉吉君だったかな。先生が探していたよ」
倉吉「ああ、すみません。今日は、その、休むと伝えてください。では、急ぐので!」
助手「行ってしまいましたね」
アナタ「おかしいな。今日、僕が退院して町を去ることは彼も知っているはず」
助手「・・・」
アナタ「どうした?」
助手「きっとのっぴきならない事情があったんですよ。ずいぶんと急いでいらしたので」
アナタ「大方腐りかけの駅弁でも食べて、腹を下したのだろう。気持ちは痛いほどわかるさ」
助手「お腹を下したのなら、それこそ医者にでも行くべきですわ」
ANSWER №01:研修医の行方は?→倉吉君は温泉街を駆け抜けていった
二十実町の温泉街で倉吉君を発見。なにやらかなり急いでいる様子だった。一応声は掛けたので、頼み事は完遂したといっていいだろう。
人物
倉吉:二十実町で医療を学ぶ研修医。入院中彼には世話になったが、よそよそしい態度をとられてしまった。無断欠勤した理由は結局わかっていない。
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1935年秋
仕事先で食あたりになり3日間入院していた主人公(38才 男性)は、退院し診療所を出たところで、助手の女性に迎えられる。
助手は若い女性のため、主人公には妻がいるが、いつも主人公の妻に間違われてしまうのだ。
助手は、退院のお祝いに近くの温泉街へ行こう、と誘ってくるが、主人公は、入院したため中断していた仕事に向かおうとするが、診療所に忘れ物したことを思い出す。
移動→診療所
医者から、忘れ物の空の綴じ込み帖を渡される→Fileをゲット。
医者は、主人公のことを探偵だと誤解しているため、仕事を頼んでくる。
用語1
二十実町(はたみまち):T県中部に位置する町。日本有数の温泉街がある。自慢のラジウム温泉は痛風・神経痛・動脈硬化に効くらしい。
人物
助手:僕の助手を自称する女性。ところ構わず付いてきて正直うっとうしいが、頼りになるところもあり困ったものだ。温泉が好きらしい。
医者:T県二十実町で診療所を営むお医者さん。腕は確かだが忘れっぽいのが玉に瑕。どういうわけか彼にはずっと探偵に間違われている。
話す
医者「朝から来てないんだ、ウチの子が。ほら彼だよ、あんたともよく話していた、研修医の。」
アナタ「ああ、確か倉吉君でしたっけ」
医者「そうそう倉吉君!彼がね、朝から来てないんだよ。彼を見かけたら、出勤するよう言ってくれない?」
アナタ「それが頼み事ですか?」
医者「ただでさえ、うちは例の奇病の研究に手を焼いているんだから、休まれちゃ困るんだよ」
アナタ「そういえば、この町周辺には稀に罹患するという原因不明の病があるそうですね」
医者「佐比病(さびやまい)と言うんだよ。知能が著しく低下して、奇行を繰り返す・・・恐ろしい不治の病さ」
アナタ「ええ、看護婦の方々が聞かせてくださいました。町民は皆、呪いだと言っているようですが、まさかね」
医者「今でこそ入院患者はいないが、昔はひどかったんだ。我々医者が一刻も早く根絶しないと。だから、研修医一人の無断欠勤の世話をしている暇はないんだ。悪いけど頼まれてくれない?」
アナタ「見掛けたら声を掛けるだけでいいんですね?お安い御用ですよ」
QUESTION №01
研修医の行方は?→倉吉君は出勤もせずどこへ行ったのか
研修医の倉吉くんが、朝から出勤していないらしい。彼には入院中世話になっていたから、顔見知りの関係だ。見掛けたら声を掛けてやるとしよう。
用語1
佐比病(さびやまい):二十実町の周辺でまれに罹患するという原因不明の病。知能が著しく低下し、奇行を繰り返す。町民の間では呪いとささやかれ、町の医者たちは根絶を目指している。
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