今日の予言者育成学園Fortune Tellers Academyはどうかな?
召喚で、オーランド C、リューン Bをゲット。
バトルで、ミルシュカ A、メルティ A、アメリィ B、アンテザード B、ヴィルヘルミナ B、エルメスタ Cをゲット。
ホーミィ、ニコリー、ランプレヒト、ブリギッテ、ユーグが、C→Bに進化!
サリムが、B→Aに進化!
称号:見習い予言者、ゴシップライター、一人前ハンター、準模範生、写真を撮る係をゲット!
ある日のミスリサ部。
依頼も無くヒマをもてあましたみんなの前で、リンリが、そろそろ部長を決めようと言い出す。
テオが、リンリがやればいい、と答えると、ココ、チカ、主人公も同意する。
それを聞いたリンリは、レンヤに、自分が部長をすることになったから、レンヤに副部長をやってほしいと頼むが、レンヤは即答で断り、ミスリサ部には、部長も副部長も必要ないと答える。
レンヤは、数人のクラブにそんな役割は必要ないと説明し、リンリは部長にむいていないと告げる。
レンヤ曰く、リンリは人の上に立ってうまく立ち回れるタイプじゃない、とのこと。
それを聞いたリンリは怒り出し、根拠を見せろと言うので、レンヤは、試しにやってみろと答える。
翌日、リンリがミスリサ部10か条を作ってきたので、部員に復唱させようとする。
めんどくさがるテオに、リンリは、組織を維持継続しているためには規律は何よりも重いと話す。
そのとき、部室の扉が開いて、女子生徒が一枚の心霊写真を見せる。
写真をよく見ると、演劇部の舞台の上で、西洋甲冑を着た兵士の奥に、FTAの制服を着た男子生徒が立っている。
女子生徒は、この前の演劇部の新作公演の写真で、本番中にそんなところに制服の男子がいるわけがない、と説明する。
さらに、女子生徒は、演劇部にこの生徒はいないし、体がうっすら透けていると言い出す。
そして思い出したように、女子生徒は、自分は新聞部のカノンだと自己紹介する。
カノンは、この写真をエクソシスト部に持ち込んだところ、本物の霊を持ち込まれても困ると断られたので、ミスリサ部に持ってきた、と話し、この霊の正体を調べて、演劇部のみんなを安心させてほしい、と頼んでくる。
部員は依頼を受ける満々だが、リンリが、予定がいっぱいなので依頼は断る、と言い出し、カノンは部室から出て行ってしまう。
リンリは、ミスリサ10か条の第1条「部長の許可無く依頼を受けてはならない」を持ち出し、自己判断で依頼を受けていたら、いずれ収拾がつかなくなって、十分な成果が出せなくなり、ミスリサ部の評価を落とす、と言い出し、依頼を受ける気だった部員に向って、部の規律を破った罰として1週間の部室掃除を命じる。
主人公は、リンリに、依頼を断ってどうしたいのかを尋ねると、リンリは、20年前にミスリサ部が廃部になった原因を調査する、と答えて、古い新聞の切抜きを差し出す。
20年前のミスリサ部の事件については、学園が歴史から消そうとしようとして、ほとんどの記録が抹消されていた、とのこと。
そして、新聞の見出しには、FTAミステリーリサーチ部、部員同士で凄惨な殺し合い、と書かれている。
演劇部の部室で、テオは、心霊写真を写したインスタントカメラの説明を、カノンから受けている。
演劇部の部室は、旧校舎の大教室にあり、部室内には簡単な舞台も設置されており、ミスリサ部の部室に比べるとかなり広い。
FTAの演劇部といえば、数々の銀幕のスターを輩出した伝統と格式の演劇部で、今も部員が80名を越えている。
テオが気付くと、ココ、チカ、主人公が来ている。どうやら、新部長がめんどくさいので、落ち着くまでみんな部活をサボったようだ。
さっそく現場検証をすることになり、舞台の上のテオを被写体にして、カノンに、もう一度同じ場所から、同じアングルで写真を撮ってもらう。
インスタンとカメラから写真が出てきて、カノンがしばらく写真を振ると、絵が出てきた。
それを見たカノンは、写真をミスリサ部に押し付けて、部室から飛び出していく。
写真を見ると、テオの前にその場にいないはずの男子生徒が写っていた。
そのころ、リンリはみんなが部室にこないことにイライラしていた。
リンリは、部員たちに「20年前のミスリサ部の事件について情報を集めてくること」と伝えていたのが、誰も戻ってこないので、「成果がないから報告にも来ない」と嘆いている。
それを聞いたレンヤは、リンリにやり方では、みんなはついてこないと指摘し、「あいつらはお前が思っているほど素直な生き物じゃない」と話す。
リンリは、そうだから規律を役割が必要だ、と答える。
レンヤは、「組織は船のようなもので、船が沈まないように安全な航路を提示するのもやり方かもしれないが、ああいう連中にはそれだけじゃ伝わらない」と話す。
それを聞いたリンリはキレて、レンヤに向かって、「自分では何もしないくせに、いつも評論家気取りの上から目線で、イライラする。自ら行動しない人間の講釈なんて、私の心には一つも響きません」と言ってしまう。
レンヤは、一応謝ったが、帰ってしまう。
一人になり孤独感に襲われたリンリは、規律と役割だけじゃ人とついてきてくれない?と思ったが、すぐに首を振り、己を信じて精進せよ、と呟いて一人で調査することにする。
それから3時間後、部室の本棚の本を1冊ずつ調べていたリンリは、廃部直前のミスリサ部の活動日誌を見つけ、読み始める。
一方、演劇部の部室では、4人はあわてて舞台のほうを見たが、そこには人の気配はない。
とりあえず、カノンに借りたカメラで、どんどん写真を撮ることにする。
まずは、霊とコミュニケーションがとれるかを確認するため、霊にこっちへきてと頼んでから、写真を撮り、霊が写っているかどうかで、判断することにする。
テオが自分のほうに来てと霊に話しかけてから、テオに向かってシャッターを切る。そして、出てきた写真を見ると、テオと、そのテオに覆いかぶさるように両腕をからめカメラをにらみつける男子生徒の霊の姿が写っていた!
これで、霊は、こっちの話は聞いていることがわかった。
自分の背後に霊がいるらしいテオは、ビビりまくって、リンリのほうを手伝おうかな、と言い出す始末。
テオの顔を見ると、テオの左の頬にうっすらと紋章のようなアサが浮かび上がっている。
夕暮れのミスリサ部の部室では、リンリが一人で、活動日誌を読んでいる。
廃部前のミスリサ部の活動日誌は、すべて一人の生徒によって書き記されていた。
書き記した生徒は、ミスリサ部第79代部長のハドルで、廃部前のミスリサ部の最後の部長だった。
当時のミスリサ部は、ミステリーリサーチ全国大会において何度も全国制覇を果たし、FTAのミスリサ部と言えば、知らぬ者はないほどの超有名クラブだった。
各クラブの上限は100人までと定められているが、入部希望者が後を絶たなかったことから、受け皿となる準ミスリサ部が特例措置によって作られるほどだった。
ミスリサ部がこれほどの巨大組織へと成長したのは、部を率いるハドルの功績と誰もが認めていた。
このころのミスリサ部は、ハドルによる完璧な統率の元、厳格な規律に従って運営されており、ハドルは、部員たちに時間厳守と役割厳守を徹底させた。そのために部員全員が常に時間を意識できるよう、時計台がよく見える広い部屋を部室とした。そして、所属する部員には貢献度に応じた役割を与え、細かく分けられた役割をそれぞれに厳密に果たさせることにより、組織体制を盤石なものとして確立した。
当時のミスリサ部の部訓には、「我々ミスリサ部は。何よりも規律を重んじねばらならい」と書かれており、それを読んだリンリは、ここまで規律を徹底したため、ミスリサ部はこんなに栄えたのだから、自分が間違っていないことを確信する。
当時、ミスリサ部の部員は正規部員、準ミスリサ部の部員は準部員を呼ばれていた。
準ミスリサ部からミスリサ部への異動は昇格、その反対は降格と呼ばれていた。
どちらの部もハドルが部長を兼任しており、やがてハドルは自らを統括部長を名乗るようになった。
その後、毎年に秋に行われるミステリーリサーチ全国大会にてFTAは2年ぶりに全国制覇を果たし、優勝旗を奪還した。
しかし、そのころから活動日誌の様子に少しずつ変化が生じ始める。
どんな些細な出来事ももらさずに書かれていた活動日誌が、日によってずいぶん短かったり、乱暴な文字で書かれるようになった。
その時、部室の扉が開き、テオが現れる。
テオを見たリンリは、さぼりを指摘するが、テオは、風邪気味で・・・とせき込む。
リンリも、テオの頬のアザに気づいて、声をかけるが、テオは、消毒薬を探しに来たと言って、本棚を漁って何かを見つけて、そそくさと部室から出ていく。
ミスリサ部から戻ってきたテオから小瓶を受け取ったチカは、中身をテオを頬に振りかける。
小瓶は、ミスリサ部に置いてあった古い聖水とのこと。
一方リンリは、ハドルが日に日に混乱していく様子が描かれている活動日誌を読み続けている。
ハドルに変化のきっかけは、2人の準部員が正規部員に昇格できない不満を募らせて、ハドルに抗議したが、当時のミスリサ部にあった役割という隔たりのせいで、その声がハドル本人に届くことがなく、ハドルに取るに足らないこととして報告されたことからだった。
ハドルは対応を誤り、当事者と話すことなく、部内に混乱をもたらしたという一方的な理由で、2人の準部員に退部処分を下した。
それで、強制退部に憤りを覚えた数名の生徒たちが、ハドルに対する抗議活動を拡大させた。
これにより、ハドルの徹底した規律主義をよく思っていなかった部員が集結し、反ハドル派勢力が誕生し、ハドルは独裁者だと言い出した
日誌に反ハドル派への脅威におびえる心境を克明に書き記していたハドルは、恐怖に耐えられなくなって、側近に命じて、反ハドル派幹部数名を見せしめのリンチをしてしまう。
それが引き金となり、ハドル派と反ハドル派の対立は激化して、部員同士による殺し合いにまで発展してしまった・・・
日誌の最後のページには、ハドルの遺書が書かれていた。
自分はミスリサ部を誰よりも大切の思い、その発展のために骨身を削ってきた。自分の統制のやり方が誤っていたのではなく、人の心は常に揺れ惑い、一つの調子を維持することはできぬものと知らねばならなかった。自分は、ミスリサ部の統括部長の責任として、禁じ手の呪術によりミスリサ部と準ミスリサ部の部員全員を殺すことにした。そして、すべてが終わったあとに、自分自身の人生にも幕を引こう。自分は、未来永劫、このミスリサ部が復活することを許さない。自分は、この場所でミスリサ部を復活させることがないよう、永遠に見張り続けるのだ、と。
日誌の最後のページの裏から写真が零れ落ちた。その写真を見たリンリは、あわてて部室から駆け出す。
その写真は、ハドルの呪いによって殺された生徒の顔を写したもので、生徒の顔にはテオの頬にあったアザと同じ模様が浮かんでいた・・・
リンリが演劇部の部室の扉を開くと、床に倒れたテオと、弱り切った表情で立つ尽くす主人公がいた。
主人公は、リンリに、カノンの心霊写真を調べていたら、テオの顔に変なアザができて倒れてしまい、チカとココは部室へ聖水を取りに行った、と説明する。
リンリが部屋を見回すと、窓の外に時計台が立っているのが見え、ここがかつてのミスリサ部の部室であることに気づく。
リンリは、心霊写真の調査について主人公に尋ねたので、この部屋で写真を撮ると必ず心霊が写る、と答える主人公。
リンリが主人公から心霊写真を見せてもらうと、ハドルが写っていた。
リンリは主人公に、霊がこの部屋にいるかを確かめるために写真を撮って、と頼む。
主人公が写真を3枚撮るが、どれにも霊は写っていなかった。
主人公が、さっきまでは必ず写真に霊が写っていた、とリンリに話すと、リンリは演劇部から飛び出してしまうので、後を追いかける主人公。
リンリと主人公がミスリサ部につくと、レンヤが立っていたが、床にはチカとココが倒れており、二人の頬にはテオと同じアザが浮かんでいる。
リンリが、主人公に写真を撮るように頼み、主人公が写真を撮ると、リンリの後ろに霊がはっきりと写っていた。
事情がさっぱいわからないレンヤが、二人に説明を求めると、リンリは、知恵を貸してほしいと、レンヤと主人公に頼む。
リンリは、かつてのミスリサ部は部内の権力抗争が行き過ぎて部員同士の殺し合いまで発展し、当時の部長のハドルは、追い詰められて、混乱を終わらせるために、禁じ手の呪いで部員を皆殺しにした、とミスリサ部廃部の真相を伝える。
リンリは、さっき撮った心霊写真を見せて、これがそのハドルで、部員を皆殺しにしたあと、ミスリサ部が未来永劫に復活しないよう見張るために自殺した、と告げる。
そして、ハドルの呪いを受けた生徒は、ココやチカと同じような紋章のようなアザが顔に浮かぶと、続ける。
部員を守るのが部長なのに何の考えも浮かばない、とパニックになっているリンリに、レンヤは、部員の命を助けるためにミスリサ部の解散をハドルに告げろ、と話す。
リンリは、ハドルに聞こえるよう、「活動日誌を読んでハドルがどれだけミスリサ部のことを大切に思っていたことは理解している。そして未来永劫ミスリサ部を復活させまいとする、ハドルの気持ちもなんとなくわかる。ただ自分たちはハドルから大切なものを奪いたかったわけではない。ミスリサ部は解散するから、呪いを解いて、仲間を殺さないで。」と話す。
しかし、ココとチカの様子は、ますます苦しそうになっている。
リンリは、主人公に写真を撮るように頼み、主人公が写真を撮ると、リンリに覆いかぶさり背後から頬を撫でるハドルが写っていた。
リンリの頬にも呪いの紋章が浮かび上がっていた。
リンリは、ハドルに向かって、「ハドルのリーダーシップに導かれて部員たちが瞳を輝かせて、組織が成長していく様を、活動日誌で読み、興奮した。自分もそんなリーダーにあこがれ、いつかそういう人になれることを夢見ていた。ハドルは、規律は何よりも 重いと日誌に書いていたが、自分と同じ考えて、嬉しかった。けれど、今はその考えは間違いだと気づいた。ハドルがミスリサ部が崩れていく様子を克明に書いてくれたから、自分は気づけた。だから今度は自分がハドルに教える番です。」ときっぱりと言い切った。
「規律も役割も、ただ組織を自動的に動かすだけの無味乾燥なシステムで、組織に対して心を砕くことが限界に達したときに補うためにあり、そこには人の心や感情が介入しない。源泉にあるのは、心と心の通じ合い、思いやりだ!しかし、ハドルは、規律と役割が、組織を自動的に活かしてくれるものだと思い込み、その勘違いが、旧ミスリサ部の破滅の始まりを招いた!」と、リンリが言い放つと、苦痛の悲鳴を上げてしゃがみ込む。
リンリの頬のアザがさらに濃くなっているのに気づいたレンヤは、それ以上挑発するなと、リンリに忠告するが、リンリは首を左右に振り、ハドルに向かって、みんなにかけられた死の呪いを解き、ハドル自身も自分にかけた呪縛から解かれる、と伝える。
続けてリンリは、その代償に自分の命をハドルにあげるから、自分の大切な仲間を殺さないで、と叫んで床に倒れてしまう。
リンリが景色のない暗闇で目覚めると、ハドルが目の前にいた。
リンリは、自分の命をあげたんだから、呪いはちゃんと解いて、と話しかける。
ハドルは、リンリに向かって、どうして部長になりたかったのか?と尋ねる。
リンリは、部長になりたかったわけじゃなく、人に必要とされているという実感が持ちたかった、と答える。
ハドルは、続けて、なぜそう思ったのかを聞いてくるが、リンリは、色々あった、とだけ答える。
ハドルは、リンリの言う通り、導き方を誤り、意図せずに巨大化した組織の自分の力で支えきれず、何かに縋りつこうとしたが、それが規律だった、と話し出す。
ハドルは、リンリは勇敢で、自分が持っていなかった機転とやさしさも持ち合わせているから、リンリのようなものが導き手となるのがふさわしい、と続ける。
そして、ミスリサ部を頼む、とハドルが言った瞬間、リンリは再び落ちていった。
リンリが目を覚ますと、ミスリサ部の部室にいて、みんなが、大丈夫?と声をかけてくる。
テオが、レンヤが、リンリが心霊と戦ってやっつけたおかげで、みんなの呪いが解けたと教えてくれたと、告げる。
スクープが取れたカノンが、新聞の一面を飾る写真を撮りながら、学園に憑いていた怨念を、ミスリサ部の少女の愛が昇天させる!とはしゃいでいる。
チカとココは、リンリに感謝の言葉を贈る。
みんなの頬からアザが消えたことを確認したリンリは、遊び半分で危険な謎に手を出すんじゃない、と叱り、部員は謝る。
そのリンリの顔を見ると、リンリが涙を流している。
レンヤは、リンリの肩に手を乗せて、これからも俺たちのことを守ってくれ、頼りにしているぞ、部長!と声をかける。
それを聞いたリンリは、当然だ、と答えながら、涙をぬぐう。
この記事にコメントする
- HOME -