今日の予言者育成学園Fortune Tellers Academyはどうかな?
クラス替えで、超特待生に復帰!
レッドブレザー、称号:第3期学級首席をゲット!
学級ランキング363位で、月のかけらX4、個人ランキング933位で、月のかけらX11をゲット。
アルテミス召喚で、リコリス SSをゲット!
バトルで、ジークレフオン Bをゲット!
キルステンが、C→Bに進化!
マリトが、B→Aに進化!
小アルカナのコンプリートまで、あとプリムリリーだけになった。
放課後の学園長室で、チカとココとテオは、今日やった魔法科学の授業で魔法使いっぽい実践に興奮していた。
小さいころからは魔法少女にあこがれていたココは、集中力によって指先に炎を生み出す課題はできたし、チカも基礎さえわかれば簡単だったと話している。
クラスのほぼ全員ができていた課題だが、テオはできなかったようで、うつむいて掃除し始める。
チカがコツを教えると言って、「指先の一点を見つめながら意識を集中してみて。日頃の何もできない自分への劣等感とかをぶつけるてみる感じで?」とテオに話しかける。
チカはさらにテオをあおるように、「もしかしたら学園の歴史でも一番ダメなんじゃないか」と声をかけると、テオを顔を真っ赤にしながら意識を集中する。
次の瞬間、テオの指先に巨大な火の玉が生まれた!
チカが、どっかに投げろと言ったもんだから、テオは巨大な火球を学園長室の壁にぶつけ、炎の粒があたりに飛び散る。
ココが慌ててテーブルの上にあった花瓶を掴むが、重すぎて、ふらつきながら隣のチカの頭に水をぶっかてけしまう。
炎を消え去ったが、ココが焼け焦げた壁を指さしながら、前は何かがあったような気がすると言い出す。
壁に飾ってあったのは、学園長の肖像画だったが、きれいさっぱりと燃え尽きてしまっていた・・・
ヤバイ、何とかしなくては。
ミスリサ部の部室で、チカが、楽しそうにクラブ対抗クイズ大会のチラシを見せていると、テオが、今はそれどころじゃないとつぶやく。
テオに同意したリンリが、燃やしてしまった学園長の肖像画の弁償をしようにも、ミスリサ部の部費だけじゃ全然足りないし、学園外への外出禁止の全寮制じゃバイトもできない、と答える。
チカは、出場チーム募集をところを指して出場する気満々だが、レンヤは、クラブ対抗戦ということは、知識だけでなく、クラブとしてのチームワークが求められているが、お前たちにそんなチームワークがあるとは思えないとい言われてしまう。
チカは、やってみなきゃわかないと言いながら、チラシに書かれた「優勝クラブには100万ゴールドの追加部費を贈呈」という文字を指さす。
100万ゴールドあれば、肖像画を弁償できる!
1時間後、チカが、ココとテオに向かって、バカだと思ってたけど、まさかここまでだなんて、とつぶやいている。
そして、チカは、「二人ともクビ、1問だって答えられっこない」と声を荒げる。
ココが、今から勉強すればいい、と答えるが、大会は明後日で時間はない。
レンヤは、断らせてもらう、とチカに話すが、チカは、テオとココじゃクイズ大会には勝てないから嫌だ、と答える。
レンヤは、クイズ大会に興味はないと切り捨てるが、チカは、自分たち3人が退学になったら、ミスリサ部は、主人公とリンリとレンヤだけになって息がつまるよ、と指摘すると、レンヤはうなずく。
そして、レンヤは、部員が3人になったら廃部になりかねないから、それは避けたいと話し、クイズ大会に出ることになった。
チラシには、1チーム4名と書かれていたので、出場メンバーは、チカ、主人公、レンヤ、リンリに決定。
レンヤとリンリは、当然優勝を目指すと、宣言し、さっそくココを出題役にして過去問を使って練習を始める。
白熱した練習の結果、必修科目の問題はレンヤとリンリでほとんどカバーできるが、やっかいなのはみんなが苦手の予言問題であることがわかった。
話に加わりたいテオは、チカに問題集の中から適当に問題を出してと頼むが、当然答えられない・・・
もう消灯の時間のため、今日はここで切り上げて、明日は授業の前に朝練をすることになった。
翌朝、みんなが部室に集まると、深刻な顔をしたレンヤが一人で予言問題集を読んでいた。
レンヤは、昨夜解散した後、部室に戻ってきたやつはいるか?と問いかけてきたが、誰も心当たりがないようだった。
それを聞いたレンヤは、昨日ほとんど白紙だった問題集に答えがびっしりと書き込まれている、と言い出す。
その夜、灯りの消えた部室では、部員たちがそれぞれに隠れて息を殺していた。
予言問題集は、前半20%ほどの問題に答えが書かれており、答えはことごとく正解で、答えにまつわる周辺の知識までも克明に書き記されていた。
それを見たチカは、犯人はよほどの予言問題マニアだと断定する。
犯人は、貴重な予言問題集があることをかぎつけ、解かずにいられなくなって深夜に部室に忍び込んだが、一夜ではこの分厚い問題集を最後まで解くことができなかった。つまり、犯人は、今夜も必ず部室に現れるはずだ、とチカは推理したのだった。
しかし、推理をしたチカは、顔を真っ赤にしてフラフラだったので、リンリが大丈夫かと声をかけると、水をかけられたことと、練習し通しで疲れ気味だと、チカが答える。
すると、部室のドアが開き、誰かが入ってきた。
侵入者は、大テーブルに置かれた予言問題集の前に座り、月明かりを頼りに問題に取り組み始める。
侵入者は時折ぐふふと不気味な声を漏らしながら、ペンを恐ろしい勢いで躍動させる。
部室に明かりが灯り、レンヤが、誰だお前、と声をかける。
予言問題集に向かっていたのは、おとなしそうなメガネに飾り気のない黒髪の女子生徒で、ごめんさない、と叫んだ。
レンヤが、説明しろ、というと、涙目の女子生徒は観念したように椅子に腰を下ろした。
女子生徒の名前はオルフィで、ミスリサ部の部員と同じ新入生だったが、目立たないタイプのためか、誰もオルフィのことを知っている部員はいなかった。
オルフィは、昔から予言問題集が大好きで図書館の予言書を読みつくしてしまい、読むものがなくなったから、と答えると、図書館の蔵書を全部読んだことに驚くレンヤと、スゴイと感動するチカ。
チカは、好きって才能なんだよ、とオルフィに声をかけて、どこのクラブに所属しているかを尋ねると、オルフィは一度も出たことはないが筆算研究部だと答える。
それを聞いたチカは、筆算研究部なんてやめて、ミスリサ部に入って、クイズ大会に出て優勝を目指そう、と言い出す。
それを聞いたリンリは、出場メンバーの4名は決まっている、と言い出す。
チカが主人公のほうを見ると、主人公は、テオとココと一緒に応援する役でもいいよ、と答える。
それを聞いたリンリは、初めて見たコを入れて勝てるはずはない、と言い切る。
チカは、自分たちだって大したチームワークじゃないと反論すると、リンリが、自分が辞めると答える。
やりとりを聞いていたオルフィは、涙を浮かべながら、「何をやっても全然ダメだから、クイズ大会なんて自信がないし・・・予言問題集はいつか弁償します、本当にごめんさない」と言って部室を出ていく。
クイズ大会の開催を告げる号砲が響き、進行役のジャン先生によって、出場チームのメンバー紹介が始まる。
前年度優勝チームのクイズ研究部が紹介されると、応援席のざわめきが大きくなる。
クイズ研究部は、クラブ対抗クイズ大会の常勝チームで、今年優勝すれば10年連続優勝を史上初めて実現するとのことで、応援も例年以上に熱が入っている。
クイズ研究部の出場メンバーは、部長のマガット、クイーン・ミキ、マスター・オリオン、キング・ハイディの4名だ。
ハイディは、頭脳明晰、しかも絵に描いたような美男子で、生徒会長の名前は知らなくても、ハイディの名を知らぬ者はいないだろうとささやかれる学園の超有名人だ。
出場チームの一番最後にミスリサ部が紹介された。
出場メンバーは、部長のリンリ、秀才レンヤ、主人公、期待の新加入メンバーのオルフィーの4名だった。
肝心のチカは、熱を出して寝込んでいた。
クイズバトルは3つのステージによって争われるとのことで、第1ステージのチームワークバトルが始まった。
チームワークバトルとは、早押し役が解答権を得た後、その問題を答えられそうなメンバーを指名する。つまり、メンバーの得意分野を把握していなかれば正解できない、その名のとおりチームワークを問われる形式のクイズだ。
早押し役はリンリが志願し了承されたが、チームワークバトルの出題が続く中、ミスリサ部は1問も正答できなかった。
リンリは、ボタンを押すかどうかを自分の知識では判断できず、躊躇すれば他のチームに解答され、勇気を出してボタンを押せば、指名された者が答えられなかった。
チームワークバトルの最終問題で、オルフィが早押し役になったが、緊張のあまり、出題の途中でボタンを押してしまう。
オルフィは主人公を指名するが、当然答えられない。
早押し席から戻ってきたオルフィに、リンリが、何やってるの?ココを入れたほうがマシだった、と感情的に当たる。
第1ステージが終わった時点でのトップは、大方の予想通りクイズ研究部で、ミスリサ部は最下位だった。
第2ステージは、予言問題バトルだった。
予言問題バトルも早押しだが、難易度が非常に高いため、チーム全体で相談して答えを出すことが許されている。
リンリが、オルフィに向かって、今度バカなことをしたら許さない、と言い放つと、オルフィは、ガチガチになって、自分は無理だと言い出す。
主人公が、オルフィの頭をポンと叩いて、「オルフィが頼りだね、リラックスしていこう」と声をかけると、オルフィは落ち着きを取り戻し、小さくうなずいた。
ジャン先生が第1問を読み上げるが、難しすぎて誰も答えようとしない。
リンリが、オルフィを睨みつけながら、わかるの?と声をかけると、オルフィは小さくうなずく。
それを見たリンリは、ボタンを押して、オルフィを指名する。
オルフィが解答すると正解だった。
オルフィは嬉しそうにみんなに解説をし始める。
ジャン先生が第2問を読み始めると同時にオルフィがボタンを押し、自信ある表情で解答すると、正解だった。
結局、オルフィは一人で8問中7問を正解し、第2ステージ終了時点で、ミスリサ部は総合順位は2位にまで浮上していた。
応援席に熱で朦朧としているチカが現れた。退学がどうかの瀬戸際なので居ても立っても居られなかったのだ。
ファイナルステージは、シンパシーバトルだった。
シンパシーバトルとは、各チームが2人1組のペアとなり、合計3セット戦う。それぞれが問題に対する答えをパネルに書き、書かれた答えが2人が同じならば正解と見なされポイントを獲得する。つまり知識を競うクイズではなく、ペアとなった相手といかに知識レベルを合わせられるかが肝心となる。
ペアはジャン先生がくじで決めることになっていて、最初のペアはリンリとレンヤに決まった。
第1問が出題されたが、リンリとレンヤの答えは違っており、険悪な空気が立ち込め始める。
結局ミスリサ部は、5問中1問正解という結果で終わってしまう。
クイズ研究部のほうは、3問正解だった。
次のペアは、主人公とレンヤで、合計4問正解し、クイズ研究部は3問正解し、差が2ポイントに縮まった。
最後のペアが選ばれ、クイズ研究部はキング・ハイディとクイーン・ミキとなり、ミスリサ部はリンリとオルフィの組み合わせとなった。
難問が続き、正解できるチームがほとんどない中、ミスリサ部のペアは4問目まで同じ答えを書き続け、最終問題を前に、クイズ研究部と同ポイントで並んだ。
オルフィは嬉しそうにリンリに、一緒に参加させてくれてありがとう、と声をかけるが、リンリは、チカの代わりにクイズ大会に出てもらっただけで、ミスリサ部への入部は絶対に認めないと、言い切る。
そして涙目のオルフィに向かって、何が何でも優勝するから、全力で戦ってちょうだい、と声をかける。
最終問題は、座右の銘だった。
リンリの座右の銘は、「己を信じて精進せよ!」で、年中言っているから部員なら全員知っていることだった。
しかしオルフィは知っているはずない・・・
クイズ研究部のペアは、答えが異なっており不正解だった。
ここで、ミスリサ部が正解すれば優勝だ。
オルフィとリンリの答えは、「親はなくても、子は育つ」で正解だった。
優勝は、ミスリサ部に決まった!
部室に戻って、説明を求められるリンリとオルフィ。
リンリは、オルフィは自分の双子の姉だ、と答える。
あまりの似てなさに驚く部員に向かって、意識が違えば見た目もこれくらい変わるという好例だと答えるリンリ。
オルフィは、双子だとバレないように言われていたのに、バレてしまってごめんなさい、とリンリに謝っている。
リンリは、オルフィのせいでバレた訳ではない、と言いながら、姉とは断じて認めない、強く言うと、オルフィは涙目になって謝る。
それを聞いたリンリは、あなたの何に対しても自信がなくて自分の考えなんて何もないってところが嫌い、と言い放つ。
テオが二人の間に割って入って、オルフィのおかげで優勝できたし、自分たちも退学にならずに済んだから、そんなに怒るな、とリンリをなだめる。
リンリが部室から出ようとすると、オルフィが、ミスリサ部に入りたい、と言い出す。
オルフィは、チカが好きって才能だと教えてくれたし、今日一日でリンリが部長をしているこの部のことが好きになったし、リンリのことが大好きで、そのことだけは誰にも負けない才能があると思う、と話す。
ブチ切れてるリンリに向かって、チカが、オルフィが入部してくれたら、今後のリサーチ活動に貢献してくれると思う、とフォローし、ココ、テオ、主人公、レンヤも、オルフィの入部に賛成する。
リンリは、部長からの連絡事項だと言って、「明日の朝、肖像画の件についてミスリサ部全員で学園長のお詫びに行きます。100万ゴールドの返還で許してもらえるかはわからないけど、全員で心から謝罪します」と伝え、最後にオルフィに向かって、「謝るのは一人でも多いほうがいいから、一緒に来るのよ、ミスリサ部の部員として」と声をかける。
オルフィが礼を言うと、リンリは、部長として入部を認めただけで、姉と認めたわけじゃない、と答える。
そして、自分のしたいことをはっきり言ったところを見たのは子供の頃以来だ、と言って、リンリは部室から出ていく。
オルフィは部室に残っているメンバーに頭を下げると、みんなは拍手で迎えてくれる。
こうしてミスリサ部にまた一人新しい部員が増えた。
称号:スタメン落ち寸前をゲット!
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