今日の極限脱出ADV 善人シボウデスはどうかな?
投票が終わり、ABルームの扉が開き、結果は外のモニターに表示されると、アナウンスが流れる。
ABルームから出ると、ファイが、シグマに「なぜ協力を選んだのか?」と抗議してくる。
「1秒やそこらで冷静な判断はできなかった。」と、シグマが答えると、ファイは、「人間は危機に瀕した時、脳の情報処理速度が限界を超えて加速されることがある。つまり頭の回転が良くなり、わずか1秒のあいだに永遠とも思えるような時間の流れを経験するということだ。あの時のおまえはそういう状態にあった。」と言い出す。
それを聞いたシグマは、ファイのことをますます怪しみ、「なぜわからないはずことをわかっている?俺の名前を言い当てた件についてもそうだし、今回のBPが0以下になれば死ぬって話についてもそうだ。なんで知っているんだよ。」と言う。
その時、ゼロ兎が、結果発表を始めると言うので、それは置いといて結果を聞きに行くことになった。
ファイは、「もしかしたら歴史が変わっているかもしれない」と呟く。
PAIR | SOLO | PAIR | SOLO | PAIR | SOLO | ||||
K | 四葉 | アリス | ディオ | クォーク | 天明寺 | シグマ | ファイ | ルナ | |
現BP | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
選択 | 裏切り | 協力 | 裏切り | 協力 | 協力 | 協力 | |||
増減値 | +3 | -2 | +3 | -2 | +2 | +2 | |||
結果 | 6 | 6 | 1 | 6 | 6 | 1 | 5 | 5 | 5 |
シグマがルナに礼をいると、ルナは、シグマもファイのことを信じてるから、と答える。
向こうでは、天明寺とクォークがもめている。
クォークは、ディオに騙されたと言っているが、ディオは、「投票したのはクォークで、天明寺が協力を選ぶはずだから、こっちは裏切りを選ぼう、正直言って耄碌ジジイにうんざりしているから、厄介払いできると言っていた。」と言い張るが、天明寺は、ディオの言うことを信じないで、クォークの言う方を信じる。
四葉とKも、アリスに謝っていて、こっちは解決したようだ。で、さっそく第2ラウンドはいつ行われるか?と、ゼロ兎に質問している。
ゼロ兎は、投票の受け付けはABルームの扉=ABゲートが開いたときに行われると答え、さっきみんなが開けて開きっぱなしのABゲートをすべて閉じてしまう。
すると、ABゲートが閉鎖されたことと、ABゲーム第2ラウンド【月の回】が行われることが、アナウンスされる。
アナウンスによると、ABゲードは、月のマークが記されたカードキーで開錠されるとのこと。
いつまでゲームをやるのかと尋ねると、ゼロ兎は、BPが9以上になった人が9の扉を開けるまでと答える。
シグマが、9の扉の人数制限を尋ねると、ゼロ兎は、ないと答える。ルール上は9人全員で脱出することもできる、と。
そして、ゼロ兎は、CDの第2扉は、正しい組み合わせのバングルさえあれば何人であろうと開く、そしてバングルをはずす方法が2つあるとも言い出す。
それは、①9の扉を開いてこの建物が出る、②持ち主が死亡(心電位が途切れる)する、と自動的にバングルのロックがはずれるとのこと。
これら以外の方法でバングルをはずそうとすれば、即時にルール違反とみなされてるとのこと。
さらに、ゼロ兎は、次のABゲームで、天明寺かアリスが死んでバングルがはずれるとこが見れるかもしれないと言い出す。
BPが0以下になった人は、ペナルティが科せられて、バングルに仕込まれた注射装置が作動して死ぬとのこと。
それを聞いたシグマは、今知ったルールを、あらかじめファイが知っていたことを怪しむ。
アリスは、正確なルールを教えられずにゲームをやらされるなんてフェアじゃないと抗議するが、ゼロ兎は、誰も知らなかったのだから不公平にならない、と言い返す。
ルールのまとめ
・ABゲームは誰かが9の扉を開くまで続けられる。
・9の扉には人数制限はない。9人全員で脱出することも可能。
・CDの第2扉は、正しい組み合わせのバングルさえあれば開く。
・バングルのロックは、建物を出るか、心臓が停止することによって解除される。
・BPが0以下になると、バングルに仕込まれた注射装置が作動して死ぬ。
CDの第2扉は下の階にあった赤・青・緑の扉だと、ゼロ兎が言うと、みんなは各自のバングルの色とペアとソロの表示も変わっていることに気づく。
ゼロ兎は、ABゲートを閉鎖すると同時に、バングルの表示色とソロとペアの区別も、自動的にシャッフルされる、と告げる。
CD扉が開くまであと42分。それまでにほかに脱出できるルートはないか探すことになった。
シグマは、ただの大学生の自分がなぜこんな目にあっているのかを考え始める。
2028年12月25日未明、カリフォルニア州郊外。
シグマの持っていたPCが突然立ち上がらなくなり、12月25日午前10時が提出期限のレポートを書き上げるため、大学へ行き、倉庫の奥からセキュキティロックのかかってないPCを引っ張り出してこなければならなくなった。
なんとかレポートの提出は済み、シグマは、大学の研究棟から駐車場に向かって歩いていた。
時刻は午前2時すぎ。
車に乗り込んだシグマは、エンジンをかけようとするが、かからず、車内に煙が充満する。
あわててドアを開けようとするが開かない。
バックミラーに、リアウィンドウの向こう側にガスマスクをつけた人物が立っているのが写っているのを見たところでシグマは意識を失った。
そして、気が付くとABルームの中に、ファイといた。
シグマがラウンジへ行ってみると、アリスとディオが先に来ていた。
天文誌を見て、6日後に月食が起こるとシグマと呟くと、アリスとディオが驚く。
シグマは、自分はクリスマスの日にさらわれたと話すと、アリスは12月22日、ディオはあいまいながら12月20日にさらわれたと答える。
長く眠らされていたせいか、麻酔薬の副作用のせいか、どうも体に違和感がある。
で、実際に今日は何日なのか、誰も知らなかった。
ディオは、キャビンには猫の本があって、箱の中の猫は生きてるか、死んでるかとか、そんな内容だったと言い出す。
アリスが、医務室の金庫に入っていた新聞の切り抜きを見せてくれる。
見出しには、ラジカル6感染拡大 いまだに収束のきざし見えず、と書かれている。
ラジカル6って何?と思いながら記事を読む。
現在世界中で猛威をふるっているラジカル6ウィルス その感染拡大が止まらない。
先頃WHO(世界保健機構)は、このウィルスによるものと見られる死亡者の数が、推定で十万人を超えたと発表した。
WHOは、各国の政府に対し、感染者の隔離を早急に行うよう対応を求めている。
まさか自分たちがラジカル6の感染者で、隔離されているのだろうか?
しかし、自分たちはいたって健康そのものだし、猛威をふるっているウィルスのわりにここには9人しかいないし、ってことで、ウィルスは関係なさそうだ。
3人ともラジカル6のことを知らないので、どれくらい眠らされていたのだろう?
まだここを調べると言う2人を残して、シグマは医務室へ向かう。
医務室には、クォークとファイとKがいた。
Kはさっき徹底的に医務室を調べたのだが、老婆を気になってしかたがないので、ここへ来たと話す。
ここにいる全員は、老婆のことは見覚えがないと話す。
Kは、まだ記憶が戻らないが、このスーツとマスクを身に着けていても違和感を感じない、と言い出す。そして、どうやってもこのスーツは脱げなかったと話して、みんなに体を見せる。
Kのうなじのところに穴があり、OPENを書かれている。どうやらここにプラグかなにかを突っ込んでひねればスーツをはずすことができそうだ。
ファイとクォークはまだここを調べると言うので、シグマはキャビンに行くことにした。
それを聞いたKは、自分はラウンジへ行くと言う。
キャビンに行くと、天明寺がいたので、さっそくクォークとの関係を聞いてみるシグマだが、天明寺は答えない。
そこへ四葉とルナがやってくるが、収穫は0だったと話す。
四葉は、自分とアリスは知り合いで、二人ともゼロじゃないと言い出す。
四葉いわく、機密事項で詳しいことはいえないが、二人はとある組織の仲間とのこと。そして、その組織が今回の一件になにか関係があるかもしれないと話す。
CD扉が開く時間が近づいてきたので、待ち合わせ場所のCD扉前へ移動する。
CD扉が解放され、閉鎖まであと5分のアナウンスが流れる。
ファイが今回の組み合わせは、3つしかないと説明する。
天明寺とKがお互いに組みたくないと言い出す。
Kは、天明寺とアリスを殺してしまうかもしれないから、アリスと組むのもイヤだと話す。
アリスと四葉はいっしょに組んで、シグマといっしょに赤の扉に入ると言い出す。
ルナは、さっき協力してくれたシグマかファイと組みたいと言い出す。
突然クォークが、朦朧としながから、みんなここで死ななきゃいけないと言い出したので、クォークのペアの天明寺が自分がクォークを連れてCDドアを通ると告げる。
またシグマに選んでもらおうと言われたので、誰と組んで、どの扉を開けよう?
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