今日のかまいたちの夜 輪廻彩声はどうかな?
ミステリー編 選択:窓が自動的に割れる仕掛け
A:猫のジェニーを使ったに違いない
B:雪を使って何かできないだろうか?
透は、話し出した。
犯人は、外開きの窓の片側から外に出て、もう片側を風であおられても動かない程度に固定しておき、そこへ1、2mほどのロープを取っ手に引っ掛けておく。
そのロープに反対側に板状のもの、バックの底板のようなものをつないでおき、その板を屋根に積もった雪の中に突っ込んでおく。
時間がたって、雪が屋根から滑り落ちるときに、板もいっしょに落ち、窓が勢いよく引っ張られて、外壁に叩きつけられてガラスが割れ、板とロープは雪の下に埋もれてしまう。
犯人は、いつ窓が割れても確固たるアリバイを作れるよう、服も髪型も変えて、このペンションに戻ってきて、自分たちと一緒に死体を発見したのだ。
「ねえ、その方がいいと思いませんか、美樹本さん」と透は言った。
そして、続けて、「田中さんは、ずっとサングラスをして誰とも口を利かなかったので、サングラスをはずし服装を変え、つけひげをつければ、自分たちにはそれが田中さんであるとは気づかない。」と。
美樹本さんは反論したが、透は、「美樹本さんが来る前は、田中さんを含めて全員がペンションにしたが、美樹本さんが来てから田中さんは目撃されてない。」と答えて、美樹本さんを顎髭を引っ張った。
べりっという音がして、つけひげがはずれた。
その瞬間、美樹本さんは、透の腕をつかみ、後ろ手にねじりあげ、透は悲鳴を上げた。
俊夫さんが、挑戦するように、「全員を相手にして勝てる思っているわけじゃないだろうな?」と言った。
ミステリー編 選択:ぼくの腕が折られる!
A:「ぼくのことは気にしないで、早く取り押さえてください」
B:「俊夫さん、今はこいつの言う通りにしておいて下さい」
美樹本さんは、あっさりと透の右腕を折り、透は叫んで、美樹本さんの手を逃れてくずれ折れた。
透の手首がぶらんぶらんしていた。
美樹本さんが、「そっちも折られたいか?」と言ったとたん、真理が「そんなことはさせない」と叫んで、美樹本さんにぶつかっていった。
ミステリー編 選択:腕が折れて・・・
A:ぼくは無我夢中で叫びながら、美樹本の背中に体当たりした
B:折れた腕のせいで何もできない自分に歯がゆさを感じていた
真理は美樹本さんを一本背負いで、テーブルにたたきつけ、美樹本さんは白目をむいて失神した。
真理は、護身用に合気道を習っている、と話した。
みんなはロープを持ってきて、美樹本さんを縛り上げた。
真理と今日子さんは、透の腕に副木を当て、応急処置してくれた。
真理は、心配そうに、「腕、痛くない?」と声をかけてくれた。
「痛みが軽くなるおなじないしてあげる」と真理は言って、誰も見ていないことを確かめると、透の唇にキスした。
透は、腕の痛みが少しも気にならなくなったが、「また痛くなってきたので、もう一回おまじないしてくれない?」と言った。
ミステリー編 完:おまじない
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