今日のかまいたちの夜 輪廻彩声はどうかな?
まずは皆殺しエンドを目指します。
ミステリー編 わき上がる疑惑
透は、ふと疑問が浮かんだ。
A:犯人はもっと前からペンションの中に入り込んでいたんじゃないだろうか?
B:ぼく達の中に、アリバイのない人がここにいることに気がついた。
窓が割れたとき談話室にいなかったただ一人の人物は、俊夫さんだった。
しかし、この人の良さそうな男が犯人だろうか?やはり、犯人は外へ逃げたのだ。殺された田中さんもヤクザか何かで、別のヤクザに殺された、と透は無理やりに思い込もうとした。
ミステリー編 決死隊
突然小林さんが立ち上がり、外を調べてくる、と言った。
小林さんが、足跡とかタイヤの跡とかの痕跡があるかもしれない、と言うと、俊夫さんは、この雪じゃとっくに消えている、と答える。
ミステリー編 選択:外を調べに行く小林
小林さんは、何もしないわけにはいかない、と言い張る。
A:「ぼくもいっしょに行きます」
B:真理のそばにいてやろうと思って、黙っていた。
透は、「ぼくもいっしょに行きます」と言った。
香山さんを誘ったが、なんやからと断られてしまい、結局、透、小林さん、俊夫さん、美樹本さんの4人で外を見回ることになった。
全員部屋に戻って着替えて、10時ジャストに玄関に落ち合った。
ドアを開けた途端、カミソリのような風が、雪とともに襲ってくる。
小林さんが、右と左からぐるっと一回りしよう、と提案し、透と小林さんは時計周りに、俊夫さんと美樹本さんが半時計周りに見回ることになった。
ミステリー編 選択:雪、雪、雪。右か左か?
二手に分かれて、小林さんと見回りを始めた透だが、吹雪で何も見えず、小林さんの姿を見失ってしまう。
A:とにかく右側に進んでみた
B:なんとなく左側に進んでみた
透はとにかく右側に進んで見たが、手掛かりになるようなものが何もない。
ミステリー編 渦巻く雪。進むか戻るか?
透は、「小林さん、どこですか?」と叫ぶが返事はない。
A:さらに進むことにした
B:元に戻ったほうがいいと思った
透は、さらに進むことにしたが、どこまで行っても雪しかない。
その時、誰かの叫び声が聞こえてきた。
小林さんの声だった。
「透君、こっちだ!早く来てくれ!」
透が目を上げると、シュプールの壁がそこにあった。
透は、ここにいます、と叫び返して、壁伝いに歩き出した。
やっとの思いで、建物の裏側の角にたどり着き、回り込んだところで、小林さんの背中が目に入った。
小林さんの足元には、美樹本さんが倒れていて、俊夫さんが抱き起そうとしていた。
ミステリー編 襲われた美樹本
倒れている美樹本さんを見ると、こめかみから赤い筋が垂れている。血だ。
俊夫さんが、誰かに殴られたらしい、早く中へ運んで手当てしないと、と言った。
俊夫さんとはぐれている間に、美樹本さんは殴られたとのこと。
透は、犯人はこの吹雪の中へ逃げようとするか?と疑問がわくと同時に、ここには自分たち以外誰もいなかったはず、ということは、俊夫さんが殴ったのでは?という考えた浮かぶ。
透と俊夫さんで、美樹本さんを抱え、小林さんが裏口へと案内する。
やがて、裏口へついた小林さんは、ベルを鳴らすと、しばらくして裏口のドアが開いた。
中では、今日子さんが透たちの様子を見て、立ち尽くしていた。
美樹本さんが出血していることに気付いた今日子さんは、ちょっと来て、みどりさん、と大声を出す。
やがてきたみどりさんと、小林さん夫妻で、美樹本さんを中へ運んでいった。
俊夫さんは、裏口のドアを閉めるが、透はその場から立ち上がる気力もなかった。
俊夫さんは、美樹本さんが襲われた場所は、田中さんの部屋の外だったが、犯人は田中さんを殺してから、あんな寒いところでずっと待っていたのか?と言い出す。
透は、犯人は何か理由があって戻ってきたところだったのは?と答えると、俊夫さんは、何か証拠を残していそいで戻ってきたのかも、と言い出すが、透の疑念は晴れない。
そして、小林さんも、透とはぐれている間に、美樹本さんを襲う機会があったと透は思いつくが、透たちと一緒に談話室にいたため田中さんを殺すことはできなかったことに気付く。
俊夫さんが自分の部屋に戻ったのを見届けてから、透は談話室の方へ向かった。
透が談話室を通ったとき、春子さんと真理しかいなかった。
ほかの人は?と透が尋ねると、真理は、香山さんはもう一度携帯を試すため自分の部屋に戻り、3人組は3人一緒にトイレに行き、みどりさんは小林夫妻といっしょに美樹本さんを部屋に連れて行った、と答える。
透が自室で着替えを済ませ、廊下へ出たところ、同じように部屋から出てきた香山さんに出くわした。
香山さんは、携帯は使えなかった、と話す。
ミステリー編 皆殺しへの恐怖
透と香山さんが談話室へ行くと、相変わらず真理と今日子さんだけだった。
部屋にずっといて何も知らない香山さんに、透が、美樹本さんが誰かに襲われたが、犯人は美樹本さんしか見ていない、と告げる。
ケガの具合を香山さんが聞いてきたので、透は、今手当をしているところで、わらかない、と答える。
ミステリー編 選択:一人ずつ順番に殺される
香山さんが、「まさか、一人ずつ順番に殺していこうっちゅう訳やないやろうな」と物騒なことと言い出す。
A:「そうかもしれませんね」
B:「冗談じゃないですよ」
「そうかもしれませんね」と、透が答ると、真理が大きな声で、滅多なことを言わないで、と言う。
香山さんは、みんなを殺せば、通報されることもないし、ここで吹雪がやむまで待てるし、逃げる方法もゆっくりと考えられる、と言い出す。
透は怯えている真理に向かって、外に出ない限り大丈夫、なるべく一緒にいて一人にならないようにしていれば、と話しかける。
真理は、電話が通じないのに、どうやって助けを呼ぶの?と言い出したので、透は、あの寒さの中朝まで生きていられるわけがないから、朝まで持ちこたえれば大丈夫、と答える。
説得に失敗したらしく真理は、だったら死に物狂いで襲ってくる、と話す。
そうこうしているうちに小林さん夫妻が2階から降りてきた。
小林さんは、美樹本さんの意識は戻ったが、いきなり襲われたため何も見てない、と言っている、と話す。
真理は、頭のどこを殴られていたの?と聞いてきたので、小林さんは、右のこめかみのあたりだ、と答える。
真理は、犯人を見てないから後ろから右のこめかみを殴られたっとことになると、犯人は右利きだ、と言うが、透は、あの吹雪じゃ前にいても何も見えなかったし、もしかしたら横からや上からかもしれない、と反論する。
そこへ俊夫さんがやってきて、美樹本さんの怪我の具合や、犯人の顔について聞いてきたので、小林さんがさっきと同じよう答えた。
俊夫さんが、みどりさんと3人組の姿がないことに気付いて、小林さんに尋ねると、みどりさんは先に降りたはず、と答える。
それを聞いた真理が、みどりさんはまだ降りてきていない、と言うと、小林さんは、みどりさんが「気になることがある」と言ってたから、死体のある部屋へいったんじゃ?と言い出す。
俊夫さんが、呼んできます、と言って立ち上がると、真理が、3人組の様子も見てくる、と言ってさっさと2階へ上がっていった。
透が、様子を見に行こうかどうしようか考えているうちに、真理が降りてきた。
ミステリー編 疑心暗鬼
真理は、自分たち以外の誰かが犯人かもしれないので3人だけでいる、と3人組が言っている、と伝える。
これを聞いて、驚いた様子を見せたのは小林夫妻だけだった。
香山さんは、もしかしたらこの中にアイツをようしったやつをいるかもしれん、と言い出す。
それを聞いた小林さんは、みんなこの中に犯人がいるって考えていたのか?と言うので、透はうなずいた。
ミステリー編 選択:死体の処理時間
小林さんは、誰が田中さんを殺してバラバラにする時間があった?と聞いてきた。
A:「30分もあれば、なんとかなるんじゃないですか」
B:「10分くらいかな」
C:「うーむ」
透は「30分もあれば、なんとかなるんじゃないですか」と答えた。
小林さんは、夕食後にそんな時間があった人間はいるのか?と聞いてきた。
そういえば、スタッフは夕食の片づけをしてたし、ほかの人間は談話室にいたので、バラバラにする時間はなさそうだ。
たしか夕食が終わったのは8時ごろで、食堂を出たら3人組が脅迫状件で騒いでいた。そのあと、香山夫妻と降りてきて、小林夫妻と3人組がいっしょになって、それから美樹本さんが8時半ごろに到着し、それ以降、俊夫さん以外の全員が談話室にいた。
一応、みんなには死体をバラバラにする時間はなさそうだ。
透は、犯人の侵入経路はどこから?とみんなに尋ねると、今日子さんは、2階の窓を割って入ったんじゃないの、と答えた。
ガラスの割れる音が聞こえて、死体を発見するまでは、せいぜい15分くらいしかかってないので、死体をバラバラにする時間はなかった、と透は話した。
それを聞いた今日子さんは、田中さんが窓を開けて、犯人をいれたかも、と言い出す。
俊夫さんは、それなら、夕食を終えて部屋に戻ってきた田中さんを、殺してバラバラにする時間は十分にある、と言ったところで、そういえばみどりさんはどこだ、と言い出す。
それを聞いた真理は、田中さんの部屋に入る気がしなくて、部屋の外からみどりさんを呼んでみたが、返事がなかった、と答える。
犯人がまた2階の窓から侵入する可能性があるので、みんなで2階を捜索することになった。
ミステリー編 第二の殺人
全員で田中さんの部屋の前に立って、ドアを開け部屋の中に入った。
小林さんは、バスルームを覗き、それから死体のあるあたりを見て、すぐに戻ってきて、ここにはいないようだ、と言う。
「オーナー、ジェニーが!」と俊夫さんが、廊下の突き当りを指さしながら叫ぶ。
さっき調べた物置の前で、ジェニーが鳴いている。
小林さんが物置のドアを開けると、人形かなにかをしまっておくみたいに体を折りたたまれたみどりさんが、無造作に押し込められていた!目は大きく見開き、おどろいているみたいに見えたが、その瞳はぴくりとも動かなかった。
小林さんが、いそいでみどりさんの脈をみたが、何も言わず首を振った。
俊夫さんは、「畜生!なんてことを」と気が狂ったみたいにわめき出し、みどりさんの亡骸にすがりついて泣きじゃくった。
みどりさんは、殴り殺されていた。頭が割れ、長い髪に大量の血がからまっていた。
俊夫さんは、床に置いてあったモップの柄をつかんで立ち上がり、「出てこい!この人殺し野郎!」と大声を張り上げ、壁や客室のドアをたたきながら廊下を歩き出す。
俊夫さんは、止めようとする小林さんを振り払い暴れる。
騒ぎを聞きつけ可奈子ちゃんかドアから顔を出したが、狂ったように暴れる俊夫さんを見て、慌ててドアを閉めた。
突然、俊夫さんは廊下の真ん中でしゃがみこんで号泣を始めた。
俊夫さんの様子からすると、みどりさんは彼にとってはもっともっと親しい間柄だったのかもしれない。
透は、真理に、3人組を説得して呼んでくるように頼み、自分は、美樹本さんの部屋に向かった。
透が、美樹本さんの部屋に入ると、美樹本さんは頭に包帯を巻かれて、ベッドに横たわっていた。
透が美樹本さんに、みんなと一緒にいるほうが安全だ、と声をかけると、美樹本さんはふらつきながら立ち上がった。
部屋を出ると、3人組もいた。
透が、談話室へ行こう、とみんなに声をかけると、小林さんは、みどりさんのそばにひざまずく俊夫さんを見ながら、俊夫さんをしばらく放っておいてやってくれ、と言った。
俊夫さん以外が談話して降りて5分ほどたってから、俊夫さんがみどりさんを背負って降りてきた。
俊夫さんは、みんなの前を通り過ぎると、廊下の奥へ消えていった。みどりさんを部屋に返しにいったのだろう。
俊夫さんは思ったより早く、談話室へ戻ってきた。
透は、これ以降絶対に一人だけ離れたりすることがないようにしてください、とみんなに話しかけた。
何も知らない啓子ちゃんは、何があったのかを尋ねてきたので、透は、みどりさんが誰かに殴られて・・・とだけ答えると、3人組は察したようだった。
可奈子ちゃんが、やっぱり部屋に戻る!とヒステリックに叫んだので、透は、みどりさんが殺された思われる時間に、2階にいたのは美樹本さんと3人組だけで、みどりさんを殺した可能性があるからここにいてもらわないと困る、と言い切る。
透は、「自分たちの中に犯人がいるかもしれないし、ペンションの中のどこかに隠れているかもしれないし、吹雪の中こちらの様子をうかがっているかもしれない。いずれにしろ全員一緒にいれば、犯人は手を出しにくいはずだ。」とみんなに伝えたが、逆にみんなを疑心暗鬼に陥らせてしまったようだ。
ガラスが割れる音がしたとき、美樹本さんと3人組は談話室にいたし、人をバラバラにする時間はなかったはずなので、田中さんを殺せなかったが、みどりさんを殺さなかったことにはならない。
透は、見ず知らずのみどりさんを殺す理由が見当たらない、と思っていると、あることを思い出し、小林さんに尋ねた。
「みどりさんは、田中さんの部屋を見たいと言った時、正確にはなんと言っていたのですか?」
小林さんは、みどりさんが「ちょっと思いつくことがあるから、田中さんの部屋を調べたいの」と言っていた、と答える。
みどりさんは、田中さんの部屋を調べたとき、犯人の正体を知ったんじゃないだろうか?そして、犯人に殺されてしまった、と考えるのが一番自然のような気がする、と透は思った。
もちろん、ほかの考え方もあり、みどりさんをよく知る小林夫妻や俊夫さんが、実はみどりさんを憎んでいて、ということがあるかもしれないが、とりあえず今は、田中さん殺しの犯人が口封じのために、みどりさんを殺したと考えるべきだろう。
田中さんを殺せたのは俊夫さんだけだが、俊夫さんには、みどりさんを殺す機会はなかった。みどりさんを殺せたのは、美樹本さんと3人組だけだが、田中さんを殺せない。
そう透が考えていると、真理が、「犯人は自分たち以外の誰かで、そいつがこの近くろウロウロしている。自分たちが考えるべきことは、どうやって自分たちの身を守るかよ。」と言い出し、それを聞いたみんなは、大きくうなづいた。
春子さんが、「今はみんなを信じ合わなくっちゃ」と言うと、香山さんは、「きれいごとだけじゃあかん。透くんの言う通り、どんな可能性でも考えといたほうがええ。そやなかったら朝まで生き残れへん」と言い返し、春子さんは黙ってしまう。
ミステリー編 醜いあらそい
透が、「神出鬼没の殺人鬼がペンションのどこかにいるのか、一見虫も殺さないように見える人が実は人殺しなのか、どちらを信じたらいいかわからない。」と話すと、俊夫さんが、「まるで自分だけは関係ないという口ぶりだな。君だって容疑者の一人さ。」と、吐き捨てるように言った。
透は、自分は夕食後は2階へ上がってないので、田中さんは殺せないし、みどりさんもだ、と反論すると、俊夫さんは、君がそう言っているだけで、自分はこの目で見たわけじゃない、と言い出す。
腹が立った透は、美樹本さんは襲ったのは、美樹本さんの後ろにいた俊夫さんじゃないのか?と言い出すと、俊夫さんは、そんなことあるもんか、小林さんのほうが美樹本さんのところへ早くたどり着いた、と答え、小林さんもうなずく。
突然、今日子さんが、もうやめて!これ以上傷つけあうのはやめて、と叫び、泣きだす。
鳩時計が鳴り、11時半になっていた。
ミステリー編 テレビニュース
突然、香山さんが、ニュースや!ニュースを見るのを忘れとった、と言い出し、誰の意見も聞かずにリモコンを取り上げ、テレビのスイッチを入れた。
チャンネルを次々に変えていくと、ちょうどニュースのヘッドラインをやっていた。
「最初にお届けするのは、逃走中の銀行強盗のニュースです。昨日白昼堂々、三友銀行新宿支店を襲い、現金2億円」余りを強奪した犯人の行方は依然つかめておりません。目撃者の証言によれば、犯人は身長165cm前後、瘦せ型の男だということです。逃走用に使ったと思われる黒のクーペを、警察は各所に検問を設けて、捜索を続けています。」
透は、車でこちらへ向かう途中、ラジオで聞いたことを思い出し、まだ犯人は逃げているんだ、と思った。
香山さんは、犯人は今頃は東南アジアかどっかに高飛びしとるわ、と言った。
透は、香山さんがみんなの気持ちをほぐそうとして、わざとそんな話をしているのだと思い、話に乗ることにした。
透「現金2億円持って、飛行機には乗らないでしょ?」
香山「2億円なんか、たいしてかさばるもんやない。新札やったらスーツケースに十分入るやろ。」
二人の会話に真理も乗ってきた。
真理「持って行けたとしても、海外じゃすぐに使えないでしょ?銀行に行ったりしたら、番号ですぐにばれるだろうし。」
香山「闇で交換してくれる連中がどこにでにおるもんなんや。」
話した方が気がまぎれるようで、俊夫さんも加わってきた。
俊夫「俺だったら日本にいたいね。しばらく田舎町でほとぼりがさめるのを待つね。」
香山「あかんあかん、田舎町やったら人の出入りがする分かる。外国へ行けへんのやったら都会の方がええ。」
透「でも、犯行現場の近くにはいたくないでしょ。」
香山「そこをぐっとこらえんから、みんなつかまりよるんや。」
真理「観光地だったら、よそものもたくさん出入りするわよね。」
香山「シーズン中のスキー場とか。」
それを聞いて、みんなの顔色が変わったことに透は、気付く。
自分と同じ考えの人間が何人かいると思った透は、「殺された田中さんは、逃走中の銀行強盗だったりして」と言った。
透は、小林さんに、田中さんの身長を訪ねると、小林さんは、175cm以上あった、と答えた。
ニュースで言っていた犯人像と違う。
俊夫さんは、田中さんはでかいスキー用のバッグは持ってきてたが、とてもスキーをしに来た感じには見えなかった、と話す。
真理が、銀行強盗には最低運転役の共犯者が必要で、田中さんは運転役のほうで、仲間割れで豹販社に殺されたのでは?と言い出す。
それならあり得ると思った透が、犯人は165cmの痩せ型の男だとしたら、小林さんが一番近い、と小林さんを見つめると、視線に気づいた小林さんは、冗談はよしてくれ、と言う。
香山さんが、小林さんは、毎日ここで働いているから、東京で銀行強盗するのは無理やで、と言った。
真理は、田中さんはスキーしに来たように見えなかったし、人目を避けていたから、こんなところに来たのは何か後ろ暗い理由があったに違いない、と話す。
透は、犯人は田中さんの死体をバラバラにしなければいけない理由が何かあったのだろうか?と疑問がわいた。
ミステリー編 選択:死体をバラバラにする理由
A:身元を隠すため?
B:どこかへ運ぶため?
C:恨み?
身元を隠すためなら、首を切って隠すだろう。あそこまでバラバラにする必要はないし、首だけどこか別の場所に隠さなければおかしい。
3人組が、帰りたい、と泣き出した。
今日子さんが立ち上がり、何か落ち着くようなものでも、と話すが、3人組は、人殺しかもしれない人のいれたものなんて、飲めるわけない、と拒否する。
透は、今日子さんは犯人のわけないし、今までさんざん飲み食いしてきたから大丈夫、と声をかけると、香山夫妻も同意してくれて、3人組は納得してくれた。
真理が、いっしょに行く、と言って立ち上がり、今日子さんとキッチンへ向かった。
俊夫さんが、「犯人が全員殺すつもりだったら、こんなまどろっこしい方法をとると思うか?俺だったら、みんなが警戒してないうちに、もっとたくさん殺しておく。」と言い出すと、美樹本さんが、「残った人間に恐怖を味合わせるのが目的かも。つまり犯人は、この中の誰かに強い恨みを抱いていて、ただ殺すだけじゃ飽き足らず、おびえさせた後で最後に殺すつもりじゃないか。」と答える。
啓子ちゃんが、恨まれている人以外は無関係?と言うと、美樹本さんは、自分は殴られたが殺意は感じなかったから、無関係な人間を殺すつもりはないのかもしれない、と答える。
俊夫さんは、みどりはどうなるんだ!犯人はすでに無関係な人間を殺している、と怒りで大声になりながら言った。
美樹本さんは、犯人はどうしても殺さざるえないときだけ、殺しているような気がする、と言うと、俊夫さんは、みどりに殺されなきゃいけないどんな理由があったんだ、と泣きながら答える。
ミステリー編 みどりさんはなぜ・・・?
透は、みどりさんが田中さんの部屋に行くと言って殺されたことを思い出し、田中さんの部屋に手掛かりがあることに気付く。
真理と今日子さんが、カップを運んできて、熱々のココアが全員に配られた。
みんなが飲み始め、落ち着いたのを見届けてから、透は、真理に向かって、田中さんの部屋を調べるからいっしょについてきて、と頼んだ。
「みどりさんは殺される前に田中さんの部屋に行こうとしていた。みどりさんは、あの部屋で何か事件の真相について調べようとして、あまりに真相に近づきすぎて殺された。だから、あの部屋を徹底的に調べないと。」と、透は話した。
俊夫さんが、君が犯人で証拠を隠滅しないという保証がどこにある?と聞いてきた。
透は、真理も一緒に、と答えると、俊夫さんは、彼女と共犯でないという証拠もない、と言い出す。
透は、俊夫さんに、3人で行く、と答え、俊夫さんに、もう一人いっしょに行く人間を選んで下さい、と言ったら、俊夫さんが、自分が行く、と言い出した。
ミステリー編 選択:田中の部屋の調査・・・俊夫と?
A:俊夫さん、いっしょに行きましょう
B:すいませんけど、ほかの人にしてください
透が、俊夫さんの同行を拒否したので、俊夫さんは、美樹本さんを指名し、美樹本さんは了承した。
透、真理、美樹本さんの3人で、田中さんの部屋に入る。
割れた窓から吹き込む雪で凍えそうになった透は、思わずバスルームへ飛び込むと、後ろの方で何かが倒れた音が聞こえてきた。
透が振り向くと、誰もいない。
透が廊下を見ようとドアから顔を出した途端、強い衝撃が頭蓋骨から突き抜け、床に倒れる。
やけに暖かい汗がこめかみから床に落ちる。
それを汗ではなく、透の血だった。
目の前に誰かの足があり、透は頭を上げようとするが、目が霞んでいるせいで、真黒な人影がだれなのかわかならい。
その人影がゆっくりと何かを振り上げるのが最後にちらりと見えた。
人影が何かを振り下ろし風を切る音が、透の耳に・・・
ミステリー編 終:廊下で人影に・・・
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