チラシの裏~弐位のゲーム日記
社会人ゲーマーの弐位のゲームと仕事とブログペットのことをつづった日記

 サマーセールで、9時間9人9の扉 HD Smart Sound Novel を買っちゃった!
 本編の脱出パートをカットして、ノベルパートだけになったヤツね。


 淳平が目を覚ますと見知らぬ部屋の中にいた。
 扉には5という数字が書かれており、取っ手を揺さぶるが扉は開かない。
 よく見ると扉を脇にカードリーダーらしきものが設置されており、これが扉のロックを制御しているらしい。
 扉を叩き、大声を上げる淳平だが、扉の外からの返事はない。
 ふと気づくと、淳平の左手首には5という数字が書かれた腕輪がはめられていた。
 淳平は腕輪をはずそうとするが、ぜんぜんはずれそうにない。
 淳平が部屋の中を見渡すと、船によくある丸い窓があった。
 淳平は窓を覗き込もうとすると、窓ガラスが割れて、大量の水が部屋の中に流れ込んできて、淳平の膝辺りまで水に漬かってしまう。
 部屋の壁についていた鏡を覗き込んだ淳平は、ここへ来る前の記憶を思い出す。


 大学生の淳平は夜の12時に自宅アパートに帰ってきて、窓が開いていることに気づく。
 窓を閉めた淳平は、窓に映る自分の背後に、フードをかぶりガスマスクをつけた男がいることに気づく。
 男が白い手榴弾のようなものを投げると麻酔ガスが噴出し、淳平は意識を失う。
 男(ボイスチェンジャーで声を変えているので、男とは断定できないが)は、「お前は選ばれたのだ。これからおまえにはゲームをしてもらう。ノナリーゲーム、生死をかけた運命のゲームだ。」と言い放つ。


 淳平は、部屋の中を調べると、ベッドに置かれたトランクに中から、1~9までの数字が書かれた9枚のカードと、1枚のメモを見つける。
 メモには、「扉の解錠装置に3枚のカードを通せ。カードに記された数の合計数-そう数字根が扉に書かれた数と一致すれば扉は開く。」と書かれている。


 数字根=ある数字を構成する各桁の数を足し、それが2桁以上である場合にはふたたびそれらを足していき、この工程を繰り返すことによて最終的に導き出される1桁の数字
 例えば、678なら、6+7+8=21さらに2+1=3で、数字根は3になる。


 淳平は、数字根が5になるように、3、5、6(3+5+6=14、1+4=5)のカードを選び、カードリーダーに差込むと、扉が開いた!
 淳平が部屋の外に出ると、幅の狭い通路になっていた。
 通路の先に5段ほどの階段があり、突き当たりに扉があった。
 淳平が扉を開けると、広いフロアと大階段があった。
 大量の水がせまってきているので、淳平は大階段を駆け上がる。
 すると、大階段の上から7人もの人間が駆け下りてくる。
 踊り子のような身なりをした女、銀色の髪をした男、年老いた獅子のごとき逞しい男、桃色の髪をした少女、目を閉じたままの眠れる森の王子、鳥の巣頭のメガネ男、岩のような体格をした巨漢だ。
 どうやら上のAデッキとBデッキの扉が開かなかったので、このCデッキの扉をしらべに来たらしい。
 Cデッキには2つの扉があり、片方は「5」、もう片方には「4」と書かれている。
 どうやら、ここにいる者たち全員、同じような仕掛けの施された部屋から脱出し、この大階段のある広間へたどり着いたらしい。
 5と4の扉を開けようとするがビクともしない。
 淳平は他に扉はないかと大階段に向かったところ、見知った少女を発見する。
 そのとき、衝撃音が響き、船が大きく揺れたため、少女が淳平に向かって落ちてきた。
 少女が、「淳平くん?」と声をかけたので、淳平は、少女が、小学校を一緒に過ごした幼馴染の倉式茜(アカネ)だと気づいた。
 突然、艦内放送が始まった。
 声の主は、ガスマスクの男と同じ声で、ノナリーゲームの主催者で、この船の船長のゼロだと名乗り、ルールを説明し始める。


 ルール
 ナンバリングドア(数字の書かれた扉)を開くには、各自に振られたバングルナンバーの合計数の数字根と、ナンバリングドアの数字が一致した場合で、扉を開いた者だけが先に進めるが、3~5人と人数制限あり。
 ゲームの目的は、生きてこの船から脱出すること。
 出口は、9と書かれた扉だが、制限時間は9時間。


 このとき、大広間の時計の鐘が響き、夜の9時になったことがわかる。
 明朝6時までに脱出しないといけないのだ。


 とりあえず他の場所を探しわかったことは、動ける範囲はAデッキからCデッキまで。
 Cデッキよりも下は、完全に水没しているが、それ以上水の流入はないようだ。
 Cデッキには、認証装置は付いていないが、施錠されている3枚の扉があり、1つの扉には太陽のマークが付いている。エレベータには、土星のマークがついている。
 Aデッキの2枚の扉の片方に地球のマークがついている。


 みんなで話し合いをするが、30分たっても前に進まない・・・
 淳平が、情報交換をしようと言い出し、茜も後押ししてくれ、「淳平の幼馴染」だと言い出す。
 しかし、ゼロに素性がバレるのは危険だと判断して、バングルナンバーにちなんだコードネームでお互いを呼び合うことになった。


 1→獅子翁は一宮(イチミヤ)
 2→王子はニルス。目をつぶっているのは、盲目であることがわかる。
 3→銀髪はサンタ
 4→桃色髪は四葉(ヨツバ)
 5→淳平
 6→茜は紫(ムラサキ)
 7→岩男はセブン
 8→踊り子は八代(ヤシロ)


 鳥の巣頭は、数字を聞かれて、9の数字のバングルを見せるが、四葉に抱きつき、ナイフを突きつけ、四葉にスキャナーパネルに手をかざすよう命令する。
 四葉をスキャンさせると、鳥の巣頭は、一宮にもスキャンするよう命じ、スキャンさせる。
 鳥の巣頭は自分もスキャンさせると、4+1+9=14、1+4=5で、5の扉のロックが解除され、鳥の巣頭は自分ひとりだけ扉の中に駆け込んでいく。
 そして、5の扉が閉まり、中から電子音と、鳥の巣頭の「話が違う」という叫び声が聞こえてきた。
 鳥の巣頭は、扉を叩いて、開けてくれと絶叫している。
 淳平が、スキャナーに手をかざすが、使用中と表示が出て、何の反応も示さない。
 鳥の巣頭が、「あいつに騙された」と言った瞬間、爆音が響いて、声が止んだ・・・
 そして、スキャナーが使用中から、空室の表示に変わった。
 淳平、サンタ、紫の3人が、スキャナーに手をかざす。
 5+3+6=14、1+4=5で、5の扉の解錠する。
 扉の向こうには、血だまりの中に肉の塊が転がっている・・・
 扉の中を見た紫が、悲鳴を上げて倒れた瞬間、扉が閉まった。
 倒れた紫の体を抱き寄せた淳平は、紫の体が焼け付くほどの高熱を放っていることに気づき、近くにあったイスに紫を座らせる。


 大広間の時計の鐘が10時を告げた。
 サンタは、前へ進もうと言うが、八代が、あの男のようになるのはイヤだと反対する。
 サンタは、あの男は何かヘマをやったらしいが、自分はそんなことはしないと自身たっぷり言い切る。
 それを聞いたニルスは、あの男が死んだのは、ゼロの定めたルールを破ったからだと話す。
 そう、ゼロは、先に進めるには3~5人と言っていたのに、あの男は一人で扉の先へ行ってしまったので、処刑されてしまったのだ。
 そして、ニルスはポケットの中から、点字で書かれたカードを取り出して、みんなに見せる。
 気が付いたらニルスのポケットに入っていたとのことで、ゼロからのメッセージらしい。
 ニルスがカードを読み上げる。


 バングルナンバー2番の君は、目が見えないというハンティを負っているので、特別にこの情報を伝えよう。
 RED(レッド)は認証装置で、ナンバリングドアに必ず取り付けてある。
 DEAD(デッド)は解除装置で、ナンバリングドアの向こう側に設置されており、バングルに仕込まれた時限起爆装置の停止させるときに使う。
 ノナリーゲームの参加者全員には、カプセル型の小型爆弾を飲ませており、現在小腸あたりにあり、吐き出すことはできない。
 左手首のバングルには、時限起爆送信機が仕込まれており、体内の小型爆弾を炸裂させるためのタイマーのようなもので、ナンバリングドアを通過すると、無条件にタイマーは作動を始める。
 起爆装置のタイムリミットは81秒。何もしなければ、81秒後に体内の小型爆弾に起爆命令を発信する。
 停止させるには、REDで認証を受けた者全員が、DEADでも同じように認証を行わなければならない。DEADでの真正午に、装置のわきのレバーを下げればタイマーは停止し、カウントも初期状態へとリセットされる。
 REDで心象を受けていない者が、DEADで認証を行うことはできず、ゲートをくぐれば81秒後の確実に爆死する。
 ナンバリングドアは、開かれたから9秒経過すると自動的に閉まる。この扉が閉まらない限り、DEADは機能しない。
 バングルをはずす方法は、この船から脱出することか、心拍数が0になることのどちらか。外に出るか、はめている人間の心臓が停止すれば、バングルは自動的に外れる。これ以外のいかなる方法によっても、バングルをはずすことはできない。無理やりはずそうとしたり、送信機を破壊したりした場合は、体内の小型爆弾がすみやかに炸裂する。


 要するにREDで認証を受けたチームだけが、ナンバリングドアの先に進めるということだ。チームメンバーは欠けても増えてもいけない。


 淳平は、ゼロの心当たりはないかとみんなに聞いてみる。
 サンタが、ガスマスクの男というと、みんなもそうだと言い出す。
 みんなの話から、全員、自室で深夜にガスマスクの男に麻酔ガスを使われて、拉致られ、Dデッキの船室で目が覚めた、ということらしい。
 ニルスと四葉は、兄妹なので、二人同じところで拉致られ、同じ部屋で目が覚めたとのこと。
 セブンだけは、自分が拉致られた時のことは、はっきりと答えなかった。


 結局、先に進むしかなさそうだ。
 八代とサンタは、血だまりの中を歩くのはイヤだといって、5の扉に入らないと言い張る。
 セブン、ニルス、四葉、一宮が5の扉へ入るといってくれたので(7+2+4+1=14、1+4=5)、残りは、八代、サンタ、紫、淳平。
 8+3+6+5=22、2+2=4で、こちらのチームは、4の扉に入れる。


 淳平は5を選択!
 なので、一宮と四葉が、4の扉のチームに移ることになった。
 ニルスと離れることに抵抗する四葉だったが、ニルスが耳元で何か囁くと、四葉は納得する。


 5の扉へは、セブン、ニルス、淳平(7+2+5=14、1+4=5)。
 4の扉へは、八代、サンタ、紫、一宮、四葉(8+3+6+1+4=22.2+2=4)。


 セブン、ニルス、淳平の3人は、認証して、5の扉を解除して、扉の先に進むと、バングルから電子音が鳴り始め、扉が閉まる。
 あたりを見渡すとすぐにDEADが見つかり、3人が認証すると、電子音が止んだ。
 通路を進むと、1等船室と書かれた木製のドアを見つける。
 淳平が、死体を観察すると、死体の横に9と書かれたバングルと、ひしゃげたメガネが落ちていた。
 淳平は、セブンとニルスを追って、1等船室へ入っていく。

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 大人になりきれない社会人ゲーマー。
 現在の夢:ゲームする時間の確保、サービス残業時間減少、年棒アップ
 将来の夢:がんばってお金を稼いで、ニートでゲーム三昧の日々を送ること
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