今回の月舘の殺人はどうかな?
日置が花婿候補じゃないと知った空海は、気落ちして次の駅で降りる、と言い出すが、車掌から、幻夜はノンストップの特別急行なので途中下車は許されない、と言われてしまう。
その時、日置がケータイを見ながら、23時20分だ、と告げる。
日置のケータイについている新幹線のストラップを見た乗客たちは、2003年10月1日の東海道新幹線の品川駅開業のイベントの記念品であることに気づき、指摘する。
日置は、鉄道考古学テツだった。
鉄道談議に花が咲いているうち、数年前に山口線の旧客で事故があった話と、有狩トンネルの話と、ヤヲイ信号機の話になる。
ヤヲイ信号機の話は怪談話だった。ヤヲイ信号機は見通しの悪い無人踏切のため汽笛吹鳴標識があり、汽笛がボエーッとなる場所なのだが、そこで死んだおばあさんが、列車にずっと付いてきて窓から中を覗き込んで、青白い手を窓にかけて、というところで、怪談嫌いの空海が泣き出してしまう。
空海は自室に戻ってしまい、場が白けてしまったので、乗客たちも自室に戻る。
12月26日 日曜日
1:17になったが、母親が死んでから不眠気味の空海は眠れず、常用している睡眠薬を飲む。
風邪薬と睡眠薬の併用のせいか、空海は、トイレに行く途中に、子供の時に名前でいじられた思い出(空海なので、クウカイお経を読めと言われた)や、ヤヲイ信号機の窓から覗き込むおばあさんの幻覚や、父親が死んだときの思い出が見えだす。
汽笛がなった時、乗車口の扉が開き、手が車内に入ってきたため、パニックになった空海は扉に体当たりすると、相手は悲鳴を上げる。
空海が正気に戻ると、自室のベッドの上だった。
この記事にコメントする
- HOME -