チラシの裏~弐位のゲーム日記
社会人ゲーマーの弐位のゲームと仕事とブログペットのことをつづった日記

 今日の星影の館殺人事件はどうかな?


 アナタ「回収してきたよ。星影のペンダントとやらはこれだね?」
 灯「はい、ありがとうございます。
 あれ?紐が切れてる・・・」
 アナタ「ペンダントは机の上に置かれていたよ。近いうちに修理するつもりだったのだろう。
 どうやら君のお兄さんは亡くなった瞬間、これをつけていなかったらしい。
 加えて、彼の喉には3センチほどの穴があった。ひょっとしてコワバミドリに声を喰われていたかもしれない」
 灯「そんな・・・あの手紙には事故ではないって・・・」
 アナタ「誰かがコワバミドリをけしかけたということもありうる。殺人の線が完全に消えたわけではないよ。
 情報を集めるために、他の部屋も見て回りたい。事情聴取もぼちぼち始めさせてもらわねば」
 灯「お願いします。
 あの、ペンダントの紐を取り換えてきますので、お預かりしてもいいですか?」
 アナタ「もちろんだ」


 星影のペンダントを灯に渡した。


 灯「では一度失礼しますね。
 私の部屋はここの隣です。用があればいらしてください」
 アナタ「わかった、それでは館内を散策がてら他のご家族にご挨拶するとしよう」


 灯が退場する。


 アナタ「家の主人が不在となると、あと顔を合わせていないのは彼のご子息と使用人の・・・
 何やらどこかから視線を感じる」


 視線の方へ頭を向けると、階段へ続く廊下の角から子供ほどの黒く小さな頭が覗いていた。
 こちらを気にしてちらりと顔を出してはもじもじしながら引っ込める。


 アナタ「おおい、君。良ければこの館を案内してくれないかい?」
 ****「・・・た す け て お く れ」
 アナタ「へ?」
 ****「助けておくれよぉ~、このままじゃ死んじゃうよ~!痛い、苦しい、誰か助けてよ~」
 アナタ「!」
 ****「キヒヒ、びっくりした?
 ヒトの声を喰ったコワバミドリのモノマネ。そっくりだったでしょ?」
 アナタ「そういう遊びは好きじゃないな」
 ****「おじさん、冗談通じないの。つまんない人~」
 アナタ「君の名前は?」
 ****「キヒヒヒ、つまんない、つまんない、アヒャヒャヒャ」
 アナタ「楽しそうで良かったね。ところで、君のお名前は?」
 ****「学くんって呼んでもいいよ、おじさん」
 アナタ「ありがとう、学くん。よろしくね」
 学「やーなこった」
 アナタ「気難しい子だ。お母さんとよく似ている」
 学「おじさんのこまだま汚そう。わぁ、ばっちい!コワバミドリだって願い下げだよ!」
 アナタ「そのコワバミドリについて詳しく知りたいんだけど、誰か手が空いている人はいないかな」
 学「アヒャヒャヒャ、ばっちぃ、ばっちぃ、おじさんのこわだまはゲロの味!」
 アナタ「だめだ、こりゃ」


 1発の銃声が響く!


 学「あ、パパが帰って来た。
 パパ、お帰りなさい!」
 アナタ「昨今のパパとやらは銃声で帰宅を知らせるのか。心臓に悪いな」
 (とにかくこれでやっと主に挨拶できるな)


 File:人物
 山守学:山守長男の第一子。いたずら好きで、変わった性格をしている。

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