今日の星影の館殺人事件はどうかな?
何度も言うようが、僕は警察でもなければ探偵ですらない。職業から考察はできても、探偵としての経験、知識、推理力はほぼゼロだと断言していい。
僕が必要とするのは情報だ。情報を隈なく集め、記録に残していけば、それらはいずれ一つの答えと形を変えてくれるだろう。
アナタ「見たところ部屋は綺麗だ。荒らされている様子もない。
どこかに情報になりそうなものはないだろうか」
調べる→部屋の中→本棚
部屋の一角が本棚で埋め尽くされている。本の分野は古今東西様々だ。
ざっと見た限り、医学と生物学の専門書が多い印象を受ける。
被害者は熱心な勉強家か、あるいはその手の専門家だったのだろうか。
調べる→机
机の上には、卓上用の電灯と数冊の本、筆記用具が置かれている。
開かれた本は鳥類の図鑑のようだ。人の腰丈ほどある大きさな鳥が描かれている。
アナタ「なんだろう?これは珍しいペンダントだな」
机の隅には、麻を捩じって作られた紐に淡い黄色の石が付いたペンダントが無造作に置かれていた。
どこかに引っ掛けてしまったようで、紐が千切れている。修理するつもりだったのだろうか。
アナタ「これと同じような物を灯君も付けていたな。お守りか何かだろうか」
調べる→窓
本棚とベッドの間にある大きな窓は、締め金具でがっちり閉じられている。どこにも目立った傷や跡はない。
開ける
窓の向こうに露台はない。
障害になるものがなく、2階のこの部屋からまっすぐ地面を見下ろすことができる。
調べる→扉
部屋には扉が2つあり、1つは僕が廊下から入って来た扉だ。
もう一つは、隣の部屋への扉のようだ。
調べる→廊下
廊下の扉は蹴破られたために、内鍵が壊れている。扉を開閉する分には問題なさそうだ。
アナタ「おや?」
内鍵に小さく引っかいたようなキズがある。扉に対して垂直に細い筋が1本刻まれていた。
キズは真新しく、最近つけられたと思われる。
QUESTION №02
内鍵のキズ:廊下の扉の内側に、小さく引っかいたようなキズがあった。扉に対して垂直に細い筋が1本刻まれている。キズは真新しく、最近つけられたと推測。
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