昨日の午後、本部からワザワザ統括部長が、うちの店にやってきた。
今回の用件は個人面談だ!
普通の会社って、個人面談といったら、会社側から自分についての考課を教えてもらったりすると思うんだけど、自分とこの会社は逆だ!
なんと、スタッフの方が会社に対しての、考課っていうか不平不満をぶつけてもいいって内容なんだ!
一人ずつスタッフが呼ばれて、自分の番がやってきた。
統括部長から開口一番に「何かあるよな」って聞かれた。「ハイ、もちろん、いっぱいです」と答える自分。
「じゃあ、ひとつづついこうか」と統括部長。
「給料、安すぎです。前年度までは出来高払いだったのに、今年度から年棒制になって、収入がかなり減ってます。モチベーションがあがりません。」
「お店が赤字なんだから、仕方ない。本来はボーナスカットでもおかしくない状況だ。」
「じゃあ、どうやったら給料上がります?」
「もちろん赤字を減らしたらだ。黒字にしろとは言わないが、赤字が少なくなったらいい。」
「いつまでに達成したら、いいんですか?」
「4月の昇給に間に合わせようと思ったら、1~3月だけで改善しないといけないけど、この数字じゃムリ。早くても来年の給料からだ。」
「わかりました。改善するよう努力しますから、改善できた暁には、昇給をお願いします。」
「その次は?」
「有給の買取制度は作らないんですか?スタッフが少ないから、なかなか全部消化できません。有給使えずに働いた日は、タダ働きってことになるんですよね?」
「買取制度は作る気はないが、有給を使わなかった人に対しては、会社に対する貢献度が高いってことで、昇給時にはプラス査定してる。」
「わかりました。ムリカラ有給消化しなくても、いいんですね。店に穴があかない程度に消化します」
「で、次は?」
「ヘマモト店長は、いりません。」
「え!君もか・・・他の子はあれじゃあ、ただの社員だって言ってたけど・・・」
「自分の前にも、同じ話が出ましたか?というか、多分スタッフ全員から言ってくると思いますけど、そういうことです。」
「で、何をしたんだ?」
「何にもしないから、いないのと同じです。」
「そんなに、しないのか?」
「だって、店長にお伺いをたてたら、どうしたらいいと思うって、逆に質問されることが多いです・・・うちら下のものだけでの判断で、ことを進めていいなら、別にうちらの上にワザワザ店長なんて置かなくても良いと思いますけど・・・いろんな状況踏まえていろいろと的確な判断をするのが店長本来のお仕事じゃないんですか?質問に答えられないってことは、何にも考えてないってスタッフに思われても仕方ないですよね?」
「店長について他にもあるか?」
「勤務表は、正社員は勤務時間が決まってるから店長自身が組んでますけど、準社員とかは店長にとって時間管理がややこしいらしくって、準社員に丸投げしてますよ。おかげで、準社員は業務に穴があこうが自分の都合がいいように勤務表組んでますよ。うちの会社ってフレックス制度じゃないですよね?」
「他には?」
「ようするに、依存心がありすぎで、何でも人任せなんです。何かやるときも、自分はするのがイヤやけど、会社がやれっていうから、せなしゃーないな・・・とか言いながらやるから、こっちのヤル気までなくなるんですけど・・・会社が店長として契約を結んでいるんなら、店長としてそれなりに働いてくれんと、こっちも店長であることを、受け入れられないんです。張りぼての店長はいりません!」
「ぶっちゃけ、店長はおらんでも、いいのか?」
「ヘマモト店長なら、いりません!!!」
「わかった。こちらも店長とじっくり時間をとって、話をしてみる。」
「宜しくお願いします。」
ってことで終了。
自分か店長のどっちかが、この店から飛ばされるのは、ほぼ確実になった・・・