今日のアパシー鳴神学園七不思議はどうかな?
倉田のシナリオ:カエルですか?ネズミですか?→エンディング№363~368を見る
1人目の福沢のシナリオ:恋愛教→エンディング№127~139を見る
2人目の岩下のシナリオ:窓枠の中で→エンディング№310~313を見る
3人目は風間望を選択!
風間は3年生で、通称は鳴神学園の貴公子、ノゾムンとのこと。
キムは男子だけれど特別にノゾムンと呼ばせてやっていいぜ
- 呼びたいです
- 別にどっちでも
- お断りします
- なんでノゾムンなんですか?
そして、風間は、ライスカレーとカレーライスの違いを熱く語りだす。
さあ、ボクの話はこれで終わりだ。勉強になったね
- あのう、怖い話をしていませんが?
- これって、七不思議の集会ですよね?
- ありがとうございました
- 本当にこれで終わりなんですか?
風間は、ラーメンライスはあるけど、ライスラーメンはないことを説明しだす。
「今日はずいぶんと賢くなったんじゃないか、坂上君」
- だから、怖い話をしていませんが?
- これって、七不思議の集会ですよね?
- ありがとうございました
- あのう、ちょっといいですか?
知ってるか~い
- だから、怖い話をしていませんが?
- これって、七不思議の集会ですよね?
- ありがとうございました
- あのう、ちょっといいですか?
あのねえ、これ以上ボクの話を聞きたいのであればそれ相応の報酬というものを頂かないとね、あはぁ~ん?
- 報酬はグーパンでいいっすか?
- 報酬はタイキックでいいっすか?
風間が学校から帰る途中、正面を誰かが歩いているのに気付いた。
目の前を歩いているのは、たぶん老婆だろうが、妙なことに下半身しかない。
ゆっくりと進む老婆だが、恐ろしいことに腰から下しか存在しなかった。
風間は思い切って、下半身ババア(風間がネーミングした)の正体を確かめようと歩くスピード上げた。
いよいよ風間が下半身ババアを追い越したとき、眼前の老婆は90度に腰を曲げて歩いていた!
「は?それってただ単純に腰の曲がったおばあさんが、歩いていただけなんじゃないでしょうか・・・」
「ん、そうだよ?ボクの身長と婆さんの腰の角度が丁度良い具合に重ならなければ、発生しない出来事だった」
「はぁ・・・」
「そこはもっと感謝と感激を込めて、驚くべきところだろう?」
「あの、風間さん。もっとマシな、じゃなくて、他のお話はないんでしょうか?」
「キミは一体何を言っているだ。これよりも重要な話なんて、そうそうあるわけないだろう?」
(どうしよう。こんな話、とてもじゃないけど新聞に載せられないよ。こうなったら他の語り部たちに助けを求めるしかない)
- 岩下さんに助けを求める
- 福沢さんに助けを求める
「ねえ風間君、そんなくだらない話をしてないで、彼にもっとマシな怪談を提供してあげたらどうかしら」
「おや、岩下さんはボクの素晴らしい話が不満だったのかい?」
「ええ、もちろん。それに彼は学校の七不思議を記事にするためにここにいるのよ。それが腰の曲がったおばあさんの話を記事にして、七不思議になると思っているのかしら?」
「はぁ、わかったよ。仕切り直して、別の話をしようじゃないか。せっかくだからキミに次の話を選んでもらおう。そうだね。さっきの話の続きと、まったく違う別の話、どっちが聞きたいかい?」
- さっきの話の続きを聞く
- まったく違う話を聞く
90度より腰の曲がったおばあさんが、蛇のように風間を睨みつけていた。
「ワシを抜く奴は、誰であっても、許さないよぉ!」
そしておばあさんが叫ぶと、枯れ木みたいだった足腰がまるでボディビルダーのように大きくなった。やせ細った上半身に比べて、酷いアンバランスだった。
「あひゃひゃひゃ、ワシを抜けるもんなら抜いてみなぁ!」
おばあさんは風のように走り出した。
「あひゃひゃひゃ」
奇声を上げながら、レーシングカーのように爆走していた。
隣の道路を走る乗用車も抜き去って、おばあさんは数秒で消え去ってしまった。あれは時速60キロぐらいは出てたんじゃないかな。
「凄いだろ。あのおばあさんはきっと元オリンピック代表選手か何かだったんだろうな」
「いきなり足が太くなって、車より速く走りだすなんて、どう見ても人間じゃないですよ!」
「きっとアレはボクに追い越されて、少し昔の血がだぎってしまったんだよ。なかなかハッスルなおばあさんじゃないか」
坂上は、時間のムダなのでこれ以上追及することは止めた。
エンディング№168:下半身ババア
エンディング数 24/656 達成度3%
イラスト数 13/272 達成度4%
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