チラシの裏~弐位のゲーム日記
社会人ゲーマーの弐位のゲームと仕事とブログペットのことをつづった日記

 今日のアパシー学校であった怖い話1995特別編はどうかな?


 1人目は荒井昭二を選択→シナリオ:誕生日プレゼント→荒井エンディング03~05
 2人目は風間望を選択→シナリオ:五百円硬貨→風間エンディング10
 3人目は細田友晴を選択→シナリオ:夜泣き石→細田エンディング13・14


 4人目は岩下を選択。
 岩下明美は3年A組の生徒。


 いきなり人の裏切られたことがある?と聞いてきた。
  1. あります
  2. ありません
 岩下は「それは普通のことよ。だから、落ち込むことはないわ」と話す。


 今度は、人を裏切ったことはある?と聞いてきた。
  1. あります
  2. ありません
 それを聞いた岩下は、「あなたは人に裏切られたことがあるのに、自分は人を裏切ったことはない。そう言うのね。ずいぶんと自分勝手な人ね。人は裏切るくせに、自分は裏切ったことはないと思い込んでいる。あなたはきっとみんなから憎まれ罵られ嫌われているんでしょうね。うふふ」と言い出す。
 岩下は、「人間は結構知らずに他人を裏切っているものよ。人が人を裏切るって簡単なことなのよ。そして良心は痛まないわ。うふふ。あなただって人の10人や20人平気で裏切っているんだから。例えば、両親の期待。あなたは裏切り続けたのじゃないかしら。でも、あなたの心は痛まないでしょ。それから友人。友人との約束を破ったあるんじゃなくて。」と続けた。
 そして、岩下は、「私の話を聞いて、本当に人を裏切ったことはないの?」と聞いてきた。
  1. ある
  2. ない
 「私の話を聞いても、自分は嘘をついてことはない、と言い切るのね。うふふ。そんなあなたにぴったりの話をしてあげる」→シナリオ:命の値段開始!


 岩下に、「あなたの命の値段は、いくらなのかしら?」と聞かれる。
  1. 命の値段はつけられない→岩下エンディング05:知らぬが仏
  2. 自分の値段は人より高い
  3. 自分の値段は人より安い
 「嘘を吐かないときっぱり言い切るほどなのだから、あなたの命の値段は随分と高いのでしょうね。命の値段ってね、ちゃんと決まっているのよ」


 去年、鳴神学園に塚田明という生物の先生がやってきた。
 いつも口癖のように「命は尊いものです。価値は計り知れません。皆さん、命は大切にしてください」と教えを説いていた。
 自分では、授業で動物を殺しているくせにそんな恥知らずなことを言っていた。 
 命の値段が計り知れないというのであれば、どうして動物を殺せるのだろう。どうして他の命を犠牲にしてまで人間は生きて行けるのだろう? まさか、人間の命だけは尊いと考えているのかしら。だとしたら、それは先生のエゴだ。


 そんな塚田の教え子に中間正平という生徒がいた。
 彼は塚田の教えを素晴らしいと感じて、命を大事にしようと思った。
 でもそう思えば思うほど疑問が生じた。それは、本当に命は尊いのか。価値は計り知れないのか。そもそも命とはなんなのか。
 価値が計り知れないといっても、命の価値がわからなければ、どれほど大切なものかわからない。価値がわからないものは、大切に思えない。
 そうして中間は命の価値を知りたい、と強く思うようになっていった。
 そして、中間は先生に「先生の命の値段はいくらですか」と聞いてみた。
 先生は、「馬鹿なことを聞くんじゃありません」と言って、中間を追い返した。
 中間は何度も聞きに行ったが、その度に先生に追い返された。


 ある日の放課後、中間はこっそりと先生のコーヒーに睡眠薬を入れて飲ませた。効果は覿面で先生はあっという間に眠ってしまった。
 先生が目を覚ました時、声が出せないよう猿轡を噛まされて、理科室の椅子に後ろ手に縛られて座らされていた。
 目の前にはとても申し訳なさそうな顔をした中間がおり、手にはカッターが握られていた。
 「すみません、先生。命を大切にするために命というものを知りたいのです。先生の命の値段を知りたかったのですが、教えてもらえませんでした。この状況で教えてもらっても、先生は助かりたいから嘘を言うと思います、だから、僕は自分で調べることにします。
 この前お母さんのお使いでスーパーに行った時、スーパーでは命に値段がついていることに気づきました。キャベツが103円、豚肉が100g157円、豆腐一丁で103円。みんな元は生きていたのに、死んだら値段が付くそうです。生きているうちは値段が付かない命も、死んだら値段が付くんですよ!」
 中間は楽しそうに笑いながらそう言ったが、先生は中間が次に何をするかがわかってしまい、血の気が引いて行った。
 「それでは実験を始めます」と中間は言って、カッターを先生の目玉に突き刺した。
 先生の声にならない悲鳴が理科室に響いた。
 「103円のカッターじゃ死なないから、先生は103円ではありません。じゃあ、次です」
 そう言って中間は、コンパスを手にし、「いきまーす!」と言って、先生の額に突き刺した。
 猿轡から声ではない声があふれたが、中間はおかまいなしだった。
 「死なないな~、103円のコンパスじゃ死なないから、先生の命はもっと高いんですね、じゃあ、次です」
 中間は彫刻刀、ノミ、錐、包丁を次々取り出して、先生に突き刺していった。
 先生の顔はダーツの的みたいになっていて、血で真っ赤に染まった顔のあちこちから獲物が突起物のように生えていた。
 それでも先生はかなり弱っていたが生きていた。
 「先生、やっぱり先生の言う通り命って尊いですね。僕、感動しました。でも、このままじゃ命の値段がわかりません。これでわからなければ諦めます。これで最後です」と言って、中間は、先生の耳の穴に何かを突き刺した。
 「ひぃーーーー!」と空気が抜けるような声を発して、先生はそのままこと切れてしまった。
 「参ったな、まさかあれで先生が死んでしまうなんて。850本で103円だから、0.1円程度ですよ、先生の値段。先生、命が尊いなんて、嘘言っちゃ駄目ですよ。
 でも、先生の命の値段がわかったし、オマケに先生が嘘つきだってことも、わかりましたら、実験は大成功です。ご協力、ありがとうございました」
 動かなくなった先生に一礼して、中間はスキップしながら地下室を後にした。
 先生の耳の中からポトリに何が落ちた。それは、中間が最後に刺した1本の爪楊枝だった。


 この後、中間はこのことをレポートにまとめてみんなに配ったが、当然、あっという間に警察に没収された。
 「いいこと、坂上君、嘘は吐いたことなないと言ったのだから、あなたはこれからも一生、正直者で居続けなさいね。そうでないと思わニところで、落とし穴に落ちるわよ、うふふふ」


 岩下エンディング03:命の値段

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 大人になりきれない社会人ゲーマー。
 現在の夢:ゲームする時間の確保、サービス残業時間減少、年棒アップ
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